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平成28年8月10日(水曜日)に、青少年夢のかけはし事業「テレビのアナウンサーになりたい!」を、テレビ埼玉(さいたま市浦和区)にて開催しました。
講師は、早川茉希アナウンサーをはじめとするテレビ埼玉スタッフの皆さんです。教室ではアナウンサーのお仕事についてお話を聞き、それを受けて実際のスタジオでアナウンサー体験、さらにテレビ埼玉の見学を行いました。
開会式では、まずテレビ埼玉スタッフの千原さんからテレビ埼玉の紹介がありました。緊張している参加者に「のびのび声を出してね」とアドバイスしていただきました。参加者たちは、テレビ埼玉の新鮮な雰囲気にそわそわしつつも、一生懸命に話に耳を傾けている様子でした。
まず本日お世話になる、講師の早川アナウンサーから自己紹介がありました。早川アナウンサーは現在、「NEWS930」「イブニングニュース」「こんにちは県議会です」などを担当されており、お忙しい中参加してくださいました。
続いて「アナウンサーのお仕事」についてのお話が始まります。参加者一人ひとりに向けて語りかけるような早川アナウンサーの口調に、参加者の緊張がほどけていくのがわかりました。アナウンサーの仕事というと、原稿読みやインタビューなど、いつもテレビで見ている華やかな仕事が目に浮かびます。しかしそういった仕事は全体の仕事の10分の1程度で、わたしたちの見ていないところでは原稿の読み込みや取材、カメラ回しなど多くのことを準備しているそうです。
さらに、今後アナウンサーを目指す小学生たちに3つアドバイスをしていただきました。1つ目、様々なものの魅力を伝えるために、またどのようなインタビューにも対応するため、「いろんなことに興味を持つこと」。2つ目、夢を叶えるためには諦めないことが大切なので、「分野を問わず1つのことを最後まで頑張ること」。3つ目、アナウンサーは周りの方との協力が必要なので、「普段から友達と仲良くすること」。この素晴らしいアドバイスに、参加者は一生懸命メモをとっていました。
続いてアナウンサーの体験をしてみます。まずは参加者全員起立し、発声練習を行います。「あいうえお、いうえおあ、うえあいお…」と母音はっきり読む練習です。参加者は早川アナウンサーの後に続いて大きな声で頑張りました。次に「あーーー…」とどのくらい長く発声できるか時間を計るアクティビティや、列ごとに発声練習を読む速さを競うアクティビティも行い、参加者の意識は次第に高まっていくようでした。
そして原稿読みの練習です。ここでは早川アナウンサーだけでなく、約2時間後に「マチコミ」の生出演を控えた鈴木崇広アナウンサーも駆けつけてくれました。参加者はそれぞれ自分の好きなニュース原稿を選び、自主練習をします。そこへ、早川アナウンサーと鈴木アナウンサーが参加者一人ひとりに対し、指導してくださるという形です。実際に活躍されているアナウンサーが隣で指導してくださる、という夢のような体験に、参加者たちは照れながらも一生懸命に練習に励みました。
さて、いよいよ個別指導が終わった参加者から実際のスタジオに移動し、原稿読みの撮影を行います。早川アナウンサーのアドバイス「間違えてもいいから伝える」という指導のとおり、参加者は皆カメラをしっかりと見つめ、つっかえても伝えようと頑張っていました。その真剣な様子は小さなアナウンサーのようでした。また、撮影しているスタジオの様子の映像は教室でも見ることができ、モニター越しにわが子の姿を見つめる保護者の姿もまた印象的でした。参加者は撮影を終え、ほっとしたような、誇らしいような表情を浮かべていました。
原稿読みの後は、スタジオ見学です。テレビ埼玉のスタッフの方に誘導していただき、実際のセットの裏側やリハーサル風景、カメラ見学、サブ見学などを見学しました。実際に使用しているカメラや機材のお値段を聞き参加者は大興奮!参加者から終始積極的に質問が飛び交っていました。スタジオセットに実際に座って記念撮影も撮影させていただきました。見学中は参加者だけでなく保護者も含め、最後まで笑顔の絶えない明るい雰囲気でした。
最後の質疑応答では、積極的に早川アナウンサーに質問する参加者がたくさんいました。参加者たちの疑問に早川アナウンサーは丁寧に返答してくださり、参加者はうなずきながらお話を聞いていました。最後にテレビ埼玉入口付近で集合写真をとり、楽しい教室は終了しました。
今回、アナウンサーの仕事の一部に触れ、実体験できる、実り多い教室となりました。この貴重な体験は参加者の素晴らしい思い出となったことと思います。
参加者からは「私は、将来アナウンサーになりたくて、とてもためになりました」「将来のことでとてもためになった」といった感想が寄せられました。
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