2021年
12月30日
2022年元旦。新年おめでとうございます。
今年はコロナ騒動も終わり希望に満ちた年であってほしい。それには何を持って終わりとするのか?誰かが明確に示してほしい。しかし(自称)専門家である私の予言は「世界の多くは今年夏までに終息。ただし日本はコロナ脳が解消されず、また感染による免疫が行き渡らないために年末まで終わらない」。本当の問題は感染者数ではなく我々の恐怖心だろう。テドロスは「2022年で終息可能」と言っているがその方策が「ワクチンの公平な分配」というのは噴飯物。ワクチンだけでは終わらないのは先進国で証明済。残念ながら抗体値やメモリーB細胞で見る限りワクチンによる獲得免疫は半年くらいしか持たない。重症化しやすい高齢者のみ追加接種を行いあとは自然感染に任せればよい、というのが(自称)免疫専門家の主張。どうも2年くらい前と同じことを言っているような気がする。
こちらのデンマークの研究者は2ヶ月で日常が戻ると言っている。多くのまっとうな研究者はそう考える。南アフリカの論文から推測するとワクチン接種者が感染すれば軽症でも強い免疫が得られる。問題は一旦オミクロンが蔓延してくれないと、そのような収束状態が得られないことだ。なので重症者の数を見極めながらゆるく感染を広げる必要がある。だからこそ感染者数で騒ぐな、ということだろう。
新規感染者1日4万人のニューヨークではカウントダウンに1万5千人が集結。かたや一日500人の日本は首相が年末年始の帰省に慎重をと呼びかけ。これでは終わるものも終わらない。若い人たちはそうでもないのかもしれん。沖縄県知事は米軍に感謝する日が来るだろう。何度も言っているように無症状、軽症の感染が行き渡らないと終わらない。重症化リスクの高い人を重点的にワクチンと抗体カクテルと飲み薬で守れば良い。預言者は言う、「オミクロンは福音なり」。
コロナはもういい。残された時間を活用してもっと前を向いて集大成となる仕事をして、若い研究者を支援するような仕事をしたい。
ではそれは何か?日本人の3大死因はがん、心脳血管障害、老衰(認知症も含む)である。これらの全てに関係するのが『免疫』である。「がんと免疫」は本庶先生のノーベル賞でかなり認知されるようになった。しかし脳疾患や老化と免疫は未だ十分認知されているとは言い難い。私は残された時間で少しでも「免疫とがん」「免疫と脳疾患」「老化と免疫」との関係を明らかにしたい。そこは免疫学に残された最後のフロンティアのように思える。
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さて(自称)専門家=預言者なので来年の予言をしておこう。もちろん外したら削除。責任は取らない。どうしてもコロナである。もう2年になろうとしているのに、ワクチンも打ったのに一向に止む気配がない。しかし、実際にはあと半年以内にアメリカやヨーロッパは終息する。1日44万人とか20万人とか報道されているが、重症者が出なければ大いに結構
なことだ。ほぼ自然まかせでいい。感染者数が増えるのは無症状者まで無料のPCRを行うからで、当然数は増える。ほぼ全員が感染する日も近い(イギリスは現在25%)。しかし彼らは多くがワクチンを接種しており、ブレークスルー感染は「デルタにもオミクロンにも強い免疫」を獲得させる。結果的にますますウイルスは弱毒化していき、南アフリカで見らたように、いずれそう遠くない時期にごく一部の人にしか症状を起こさなくなり収束する。欧米はこのようなシナリオを意図してるのかしていないかよくわからないが、日本だと発狂しそうなくらいの感染者数でも動じていない。免疫学的には終息を早める正しい選択をしている。実際にインドではほぼ感染が行き渡って終息しつつあると言われているし、全世界でもイギリスでも感染者数は爆発的に増えているが死者数は急速に減少し続けている。すなわち最終局面に入ったことは間違いない。世界的には明るいニュースである。このことはマスコミに出てくる(自称)専門家は決して口にしない。
時折、海外の楽観論を報道することもあるが稀。こちらのデンマークの研究者は私より早く2ヶ月でオミクロン株の波は乗り切れると言っている。普通の研究者(専門家)はそう考える。煽る人たちはコロナが終わっては困るので決して触れない。
一方で日本はどうか?昨日は日本全体で500人を超えたとかで、マスコミも(自称)専門家もようやく出番だとばかり煽りまくる。日本でも無料の検査が始まった。ワイドショーでPCRやるべし、と言っていた人も満足そうである。なぜなら数が増えるほどに彼らの視聴率も上がり、呼ばれた専門家は煽りがいがあるとばかり「医療崩壊する」と喚く。「無症状も有無を言わさず入院」なんて愚かなことを進めるから医療崩壊する。医療崩壊を誘導しているのは自分たちであることに気づかない。よその国々は戦争が終わったのに自分らだけが戦いをやめられない。何を持って終わりとするのかが全く見えない。いつまでも老人のために若者にばかりに苦難を押し付け続ける。恐怖心を煽られ続けられる限り閉塞感と抑圧感は遷延する。「明るさ」と程遠い世界。それが(自称)専門家(=預言者)が予測する日本の2022年。
そろそろ東京も100人を超えそうで第6波が現実となりつつある。が、日本のメディアは感染者数は速報で出すがそこに重傷者数や死者数はない。(自称)専門家にも煽りに徹している人と私のように楽観論を振りまく人がいる。メディアはもちろん前者しか呼ばず後者の意見は無視する。実際に自分も取材を受けて無視された経験をしているのでその存在は証明されている。
12/31 南アフリカのオミクロン株による入院者に対する死亡率は従来の株の4分の1という結果が報告されている。入院期間も半減している。論文はこちら。たった1/4かと思われるかもしれないが、もっと注目すべきは感染者に対する入院率なのだが、記事には触れられていない。原著でも比較されていないのでよくわからないのだが、こちらの記事ではデルタ19%に対してオミクロン1.7%としているので実際の死亡率はデルタの1/40程度。検査数がはるかに多いイギリスとは直接比較はできないものの、イギリスでのオミクロンの致死率は0.025%なのでワクチン前を約1%とすると1/40で符合する。ワクチン+デルタで致死率はインフルエンザ程度なのだが、ワクチン+オミクロンであればそれより遥かに軽度(インフルエンザのおよそ1/4)であることは事実。もちろん実際の重症者や死者数でみても日本の現状はほぼゼロに近い。オミクロン即入院がいかに的外れなことか解るかと思う。
1/4 国内で感染者が1000人を突破。メディアは嬉しくてたまらないようだ。このままマンボウとかなんとか宣言が出されて一番苦しい思いをするのは誰か?学生や若者や女性など立場の弱い人たちばかり。メディアや(自称)専門家はこぞって「今日は何人、先週の何倍」とはやし立てる。そのあと続いて「こんなに困窮してる人がいる」とレポするニュース番組。彼らには想像力というものがないのだろう。どちらも視聴率を上げるためであることはわかるが、感染者数をはやし立てる根拠は科学的に全くない。せめて重傷者数、死者数を言ってみろ、と言いたい。
ついにWHOもオミクロンは重症化しにくいことを認めた。しかし正確な数字や、ではどうすることが適切なのかの提言はなし。何のための機関なのか。。こちらの英文の方がもう少し詳しいか。欧米首脳はロックダウンはしないと言っている。当然だろう。もうじき欧米はオミクロンの洗礼が終わりほぼ全国民が免疫を持つ。一方で日本も首相は軽症は自宅療養を認めるようなことを言っているが、全てに中途半端な日本の政策は「日本だけ終息しない状況」を作り出すだろう。
1/5の夕方に東京都も蔓延防止措置を申請かと産経が伝えると、すぐに都知事は「現時点で考えていない」と否定した。ネットの否定的な意見に押されたか。まずは軽症、無症状者は自宅療養、宿泊療養にして医療の逼迫を回避することが先決だろう。現在東京都の病床使用率5.4%、重症者3名、死亡0である。これでいきなり蔓延防止措置は全く根拠がない。経団連の会長がNHKのインタビューで「コロナは感染するけれども治せる普通の病気になってきている。「科学的根拠」に基づいて徐々に緩和を、と言っているが全くもってまっとうな考えだと思われる。もっと海外の情報を取り入れながら政府に向かって言って欲しいものだ。