Basic Attention Token

ブロックチェーンを基盤とするデジタル広告を提供します

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Braveを入手

JavaScriptの考案者でありMozillaとFirefoxの創業メンバーでもある開発者が、精鋭チームと共にBraveを生み出しました。Founders Fund、Foundation Capital、Propel Venture Partners、Pantera Capital、DCG、Danhua Capital、Huiyin Blockchain Ventureなどから資金提供を受けています。

オープンソース
高い透明性
分散型
効率的

ベーシックアテンショントークン(BAT)は、パブリッシャー、広告主、ユーザが取引に利用できる新しい種類のトークンです。BATを使うことで、デジタル広告の効率性が劇的に向上します。BATの取引はすべて、Ethereumのブロックチェーン上で行われます。

BATのプラットフォームでは、トークンを使って様々な広告サービスや関心(アテンション)を基にした多様なサービスを受けることができます。トークンの有用性(ユーティリティ)は、ユーザの関心を基に決まります。この場合の関心とは、ユーザの心的関与のことです。

課題

デジタル広告業界は、中間者やトラッカーそしてフラウドで溢れかえっています。

ユーザがこうむる不利益

  • 平均的なユーザのモバイルデータのうち最大50%が広告とトラッカーに費やされており、最大で毎月$23ものコストが発生します。
  • モバイルでの広告読み込みに平均で5秒ほど費やされます。
  • 広告により携帯電話のバッテリーの持ちが21%も悪くなります。
  • 主要なメディアのサイトには最大70のトラッカーがあり、プライバシーが侵害されます。
  • マルバタイジングやランサムウェアといったマルウェアは、1年間に132%増加しています。

パブリッシャーへのダメージ

  • GoogleとFacebookがデジタル広告業界の総収益の73%を得ており、成長分の99%はこの2社によるものです。
  • 近年の収益損失率は66%です。
  • 昨年(2016年)ボットがもたらしたフラウドの損害額は72億ドルにのぼります。
  • アドブロックソフトを搭載するスマートフォンとパソコンの数は6億以上です。
  • パブリッシャーは付加価値サービスをスムーズに収益化できていません。

広告主が受ける損失

  • 広告主が何に対して対価を支払っているか見えにくくなっています。
  • フラウドに関わる偽サイトやボットに騙されるケースが多くあります。
  • 満足できるレベルのターゲティングを行えず、ユーザはますます広告を無視するようになります。
brave + basic attention token

ブロックチェーンに基づくデジタル広告

Ethereumブロックチェーンを基盤とした分散型かつ透明性の高いデジタル広告取引を実現します。

ステージ1:Braveブラウザ

Braveは高速でオープンソースかつプライバシーに配慮したブラウザで、マルバタイジングやトラッカーをブロックします。Braveの台帳システムではユーザの関心を匿名で調べ、関心の度合いに応じて的確な報酬がパブリッシャーに支払われます。

ステージ2:ベーシックアテンショントークン(BAT)

BATのプラットフォームでは、トークンを使って様々な広告サービスや関心(アテンション)を基にした多様なサービスを受けることができます。プラットフォームでは、パブリッシャー、広告主、そしてユーザがトークンの取引を行います。

トークンの有用性(ユーティリティ)は、ユーザの関心を指標として示されます。

この場合の関心とは、ある広告に対する心的関与のことです。

ステージ1 + 2 = 新しい取引の形

Braveブラウザは、ユーザがどの情報をどのくらいの時間閲覧したかを把握できる優れたツールです。ユーザの閲覧時間に応じてBATの額を算出し、パブリッシャーにBATで報酬を支払います。これにより、ブロックチェーンを基盤としたデジタル広告市場の透明性が増し効率的になります。中間者やフラウドが減るため、パブリッシャーにさらに多くの収益がもたらされます。ユーザは包括的かつプライバシーに配慮した価値ある広告をオプトインするようになります。広告主は費用対効果の高いデータを得られます。

仕組み

Braveブラウザでは匿名でユーザの関心をモニタリングし、それに応じてパブリッシャーにBATで報酬を支払います。

関心の測定

関心は、ブラウザのアクティブなタブで広告やコンテンツが閲覧された実時間として測定します。広告への関心度は、広告に対する何らかの直接的なエンゲージメントがある前の段階と比較して、増加した分の時間と表示ピクセル数を基に算出します。今後システムの開発を進める中で、個人情報を特定することなくアクションあたりのコストを算出するためのさらなるモデルを決定していく予定です。

ローカル端末で機械学習アルゴリズムを適用して、匿名性を確保しながらユーザの興味と広告とをマッチングさせることができます。つまり、不適切な広告が表示されにくくなります。

Braveは、パブリッシャーや広告主と協力しながら、ユーザの関心を評価するための最適な手段を確立していきます。適用可能と思われるメトリクスの一つに、一定の秒数における広告コンテンツ閲覧総数があります。また、閲覧時間に応じて点数を割り振る方法もあります。

それぞれが得るもの

広告を閲覧するユーザには、報酬としてBATが支払われます。BATのプラットフォーム上では、BATを使ってプレミアムコンテンツを入手したりプレミアムサービスを享受したりできます。

これによりパブリッシャーは、全広告収入における取り分を増やすことができます。ユーザがパブリッシャーに持ち前のBATのうちいくらかを寄付して戻すケースも出てくるだろうと考えています。寄付を受けることでパブリッシャーの収益向上につながります。

さらなるプライバシーの確保とフラウドの低減

私たちは、暗号化技術の使用、より適切なクライアント側の統合、オープンソースによる透明性の実現により、アドフラウドを低減しようとしています。

準備万端で運用中

バックエンドでBATを使うために必要なインフラストラクチャの大部分は、準備万端で運用中です。つまり、インフラストラクチャの整備は済んでおり、ユーザの関心に基づいてパブリッシャーに寄付を分配するために実際に利用されているのです。皆さんもWindows、macOS、Linux向けのBraveブラウザで早速お試しください。