只でさえ真っ赤になったお尻へ、手加減なしの定規が打ち据えられた。
悠はくぐもった悲鳴と共に、大きく仰け反る。

金田「しっかり反省なさい。」

バチィ!

悠「んふっ、んんんっ!」

まだ二発目だが、悠のお尻や太ももがプルプルと震えている。

金田「女子の身体測定覗くなんて、ホントいやらしい子ねっ。」

バチィ!

悠「うふっ、ううっふふふぅ~!」
まるで笑っているかのような悲鳴だが、彼の表情は苦悶に満ちていた。

金田「ホラ、あんまり暴れないの。
叩きにくいでしょ?」

バチィ!

悠「んふっ、んんふふっふっふふ~っ!」

厳しいお仕置きが続いていく。
くぐもった呻き声が絶え間なく流れているのは、泣きじゃくっている証拠だろう。

そして小さな身体を捩り、唯一自由な両足で痛みの激しさをアピールしている。


悠のお尻の方へいる女子は、お尻の穴とかおちんちんの裏も見えてるだろう。

私達の前でパンツ一枚になるのも恥ずかしがった悠。
それが全裸でお仕置きされる事になるなんて、本人にとっては悪夢以外何物でもないだろう。


そして妖怪はというと、誰が見てもご満悦のようで、とても躾の為とは思えないほど破顔している。
ひょっとしたら密かに悠をいたぶる機会を狙っていたのでは?と勘繰ってしまうほどだ。

金田「ホラ、まだ半分よ。
しっかりなさい。」

バチィ!

悠「うふんんっ!んふっふっふふっ~」


なんか…身体が熱くなってきた…。
人がお仕置きされるのを見るのって、こんなに興奮するものなんだ…。

悠には悪いけど、私は彼の恥態にこれまでにない快感を味わっている。
甘美な夢の中にいるようだ。


躾に名を借りた妖怪の仕打ちは、尚も続いていく。
悠は全身汗にまみれ、激しく泣きじゃくり、無様に尻を振る。

と、そこへ、
「…先生っ、もう止めてくださいっ!
悠君が可哀想ですっ!」
と一人の女子が叫ぶように言った。
そしてそれが合図と言わないばかりに、他の女子も交々に悠を許すよう、妖怪に懇願する。

私も思わず、
「先生っ、確かに酷すぎますっ!
三島君、こんなに泣いてるじゃないですかっ!」
と、心にも無いことを口にした。

すると、金ごん、
「そ、そう?皆がそう言うなら、許してあげないとねっ。」
と狼狽気味に悠を解放した。

「悠君、大丈夫?」
その言葉と共に、彼女達は悠を取り囲むと、そのお尻をさすったり、肩を撫でたりして、彼を労り慰める。

さてはこいつら、悠を触るのが目的かっ。

そこで私もどさくさ紛れにお尻やお腹を触った。
お尻は熱を持ち、でこぼこしていたが、お腹は赤ちゃんみたいにスベスベの肌だった。
ん~っ、いい感触っ!

皆から触られて慰められるのに対し、悠は涙を拭いながら頷いている。

ううっ、何か仕草も可愛いぞっ、悠っ。


すると金ごんは苛立たしそうに私達を叱りつけ、悠から離れるように喚いた。

ちっ、妖怪め。

そして次に悠を自分の目の前に立たせる。
そしておちんちんを見ながら、
「三島君、君はお仕置きされて興奮してるの?
本当、イヤらしい子。

そんなイヤらしい子には、先生が時折指導してあげるわ。
今日は、皆に免じて許してあげる。」
と、そう告げたその顔は、醜いまでにイヤらしさに溢れている。

どうやら悠は、妖怪のお気に召されたようだ。

にしても指導…!?
おい妖怪っ、私の悠に何するつもりだ。


ところで私は悠の真横にいたのだが、そのおかげでおちんちんをじっくり観察出来た。
が、ついに金ごんの覗きと断定した理由が分からなかった。

ただ一つはっきりしたのは、やはり子供のおちんちんは上を向いているという事だけだ。

ふと金ごんは、思い出したように時計を見た。
そして慌てたように、
「そうそう、君の測定をやらないとね。
時間ないから、そのまま始めましょうか。」
と事も無げに言った。


その言葉に、悠は泣き腫らした目を大きく見開いた。
「せっ、先生っ!
それはあんまりですっ!
パンツ履かせてくだざいっ!」
彼は身を乗り出さんばかりに、金ごんに懇願した。

が、さすが嫌われ者の金ごん、あっさりと悠の要望を却下した。
「君のせいで遅れたのよっ!
反抗するなら放課後お仕置きの続きをやるけど、それでもいいのっ!?」

その横暴な恫喝に、悠はすすり泣きを始める。

金田「どうなのっ!
三島君っ!
どうするのっ!?」

最早悠の選択は一つしかない。
彼はしゃくり上げて泣きながら、
「…分かりまじた…
測定でいいです…。」
と答える。

が、さすが妖怪金ごん、実に陰険である。
「測定でいいです?
ちゃんと先生にお願いなさいっ!
何よその言い方っ!」
と、尚も悠を言葉でいたぶる。