高校1年生のときに、何かアルバイトを始めようと探していました。そんなとき目に入ったのが、いつも母親に連れられてきていたKFCのアルバイト募集ポスター。「高校生可」の文字が光って見えたのを覚えています。
KFCで働いている時間は、学生時代の自分と変わらないままでいられます。今でもあの頃と同じ気持ちと笑顔でお客さまをお迎えしています。でもKFCで働くことができるのは子どもが小学校に行ってから、家に帰る時間まで。だから、自分の都合に合わせてシフトを組めるKFCの環境は、ありがたいですね。一瞬学生に戻った自分も15時になるとシンデレラのようにママの顔に戻ります。たまに子どものおやつにチキンを買って帰ると、とても喜んでくれるのも母親として嬉しいです。
今も昔も変わらないものは、『人』とのつながりを大切にしていること。高校生の時に一緒に仕事をしていた仲間も今は結婚して、子どもがいます。「今度上の子が小学校に入ったんだ」なんて会話の内容は変わりましたが、KFCに行くと今でも当時と変わらず、話が弾みます。また当時の店長は、現在本社で働いていますが、私たちにとっては永遠の『店長』。今ではそう呼ばれていないのに、『店長』って呼ばれる姿はどこか照れくさそうですね。
食を取り扱う者として、日々お客さまの目は以前に比べると厳しくなっていると感じます。そして子どもを持つ母親として、お客さまにしっかり安全安心をお届けしようと心がけています。