こんにちは^^

西原 愛香です。




昔、個人セッションの中で

心理学の「白くまの実験」

の話をしたことがありました。




どんな実験かというと、

白くまの1日をモニターで

60分ほど見るという

実験です。




その時に、ABCの

3チームに分かれて

見てもらいます。




Aチームの人たちには

「この60分間の映像を

絶対に覚えておいてくださいね!」

と事前に伝えられます。




Bチームの人たちには反対に、

「この60分間の映像を

忘れてくださいね!」と。




Cチームの人たちには、

「この60分間の映像は

覚えていても忘れても、

どちらでも構いません」

と伝えられました。




さて、これらのチームの中で

一番白くまの動きを明確に

覚えていたチームは

どのチームだったでしょうか?



結果はBの

「忘れてください」

と言われたチームでした。




この話は

有名な心理学のお話で、




人は抑制がかかると

「余計にそうしたくなる」

という性質を説いたものです。




例えば、別れた人のことを

「忘れないでいいよ」

と考える人。




「忘れなきゃいけない」と考える人。

「どちらでもいいよ」と

考える人がいた場合に




一番忘れられなくて苦しいのは、

「忘れなきゃいけない」

と考える人なんです。




他にも、連絡についても同様です。

「彼にいつ連絡をしてもいいよ」

と考えている人と




「彼は忙しいから連絡しちゃダメ!」

と考えている人。

「どちらでもいいよ」

と考えている人がいた場合に




一番連絡したくなるのは

「してはダメだ」と

思っている人なんですね。




この心理を知った時に、

無理に心を動かすよりも

自分の気持ちに素直になって

寄り添うことが何よりも大事だと

考えるようになりました。




【心は安定しているべきだ】

と自分に言い聞かせている人ほど、

感情の不安定さに悩みます。




【努力して自分を変えるべきだ】

と信じている人ほど、

今の自分を否定してしまうんですね。




苦しい感情の

ループに入ったときは

思い出してみてください。




「私は私」と

受け容れることが

全てのスタート地点だと。




持ってはいけない

感情なんてありません。




今の自分の心が

「ザワつくこと」を手放し、

ホッとするほうを選んでいきましょう。




まずは自分の

素直な気持ちに、

感じている感情に、OKをあげること。




このことが

自分らしく前向きに生きる

最初の一歩なんです^^






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西原 愛香