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イギリスからの報告ではオミクロン株の入院リスクがデルタ株の約3分の1であったことが報告されており、他の国からの報告も同様の傾向がみられます。一方、欧米で見られているオミクロンの特徴として、感染者数のトレンドが「波」ではなく「垂直に上昇」するほど爆発的に感染力が高いことがわかっています。3分の1の重症化率でも、3倍の感染者数が出れば同様の医療資源が必要となるためこの感染力の高さは脅威的です。個人レベルでは重症化率が低いのは良いニュースですが、医療逼迫が起これば交通事故や予期せぬ病気になった時に医療が受けられないということを意味し、インフラとしての医療は崩壊してしまうため、このオミクロン株の波に警戒が必要なのは間違いありません。

私は現在勤務している病院があるニューヨーク州では1日に4万人の感染者が出ており、過半数がオミクロン株と報告されています。実際に診療をしている印象としては、これまでのコロナ患者は肺全体に激しい肺炎をきたし呼吸不全で入院するというパターンが多かったものの、最近は他の理由で入院が必要な患者がたまたまコロナ陽性となった、というパターンも多くあります。またワクチン未接種の患者ではやはり激しい肺炎を起こすケースも多く、ワクチンの重要性を実感します。手洗いやマスク、ブースター接種など、これまでと同様な基本的な対策が重要です。
ニューヨークの医療機関内は、厳しかった昨冬より状況は悪くなりつつあります。重症化リスクが低下したという見解から、過度の不安がある方ならそれを取り除いていただくことは大切だと思います。一方、重症化リスクが低いことばかりが報道され続けることで、人々の理解を間違った方向へ導かないかも懸念しています。

医師としてすでに約15年仕事をしてきましたが、インフルエンザがどんなに流行した年でも、病院が一つの感染症の患者で溢れるような、こんな経験は未だかつてしたことがありません。オミクロンになり、その状況は改善どころか悪化しています。重症化リスクが低下しても、感染者数が多すぎるからです。

今後日本でもショッキングな数字が並ぶ可能性もあると思います。それを過度に恐れる必要は決してないと思います。ただ、過小評価はできないとも思います。
特定の病原体の脅威の程度は、「感染性X病原性」で認識します。
感染症危機管理では医療提供キャパシティを保持し続けることが重要ですが、ヒト一個体に対する脅威として病原性(重症化する度合いなど)が相対的に低くても、その低下の度合いと比較して、感染性の増加の度合いが相対的に高ければ、結果として社会全体では重症者が増加し、医療提供キャパシティが逼迫するので、常にこの掛け算を念頭に置きながらマクロ的に見ることが求められます。

このニュースの大元の情報は、国連欧州本部が主催している隔週のプレス・ブリーフィング。
話している方は、WHO本部のCOVID-19に対する危機対応を統括している指揮官(「Incident Manager」と言います)。
あいかわらずの感染者数を最重要指標としてでみれば、激増して緊急事態宣言なども視野に、となるのでしょうが、医療機関の逼迫具合、重症者数、そして純粋な死者数を最重要指標としてみれば、どうなんですか?単純に状態だけでみればインフルエンザと同等程度となるのでは?
なら、経済的影響も勘案して、経済回しつつ、今まで通りの感染症対策をきちんと呼びかける。きちんと俯瞰的な視野の対策をお願いしたいです。
WHOが言い出すまでもなく、先進諸国がそれを前提に経済社会活動を極力阻害しない方向で緩めの水際対策と隔離政策を模索して来たことは明らかです。オミクロン株の特性は分からぬとのと前提で未だに鎖国状態の水際対策と隔離政策を続けているG7国は日本くらいのものでしょう。「危機の時は拙速、やり過ぎの方が良い」との総理の方針で過度な鎖国と隔離を始めたようですが、真に危機的状況にあるのは先進諸国に回復力で立ち遅れ、遠からず経済規模でドイツに抜かれ一人当たり所得で韓国・台湾に抜かれる程に落ち込んだ日本経済の現状です。
感染力が強い以上、この先陽性者が増えることはたぶん必定です。ここまで分かって来た以上、感染力は強いが重症化リスクは低いというオミクロン株の特性をしっかり認め、相応の対応に切り替える努力をして欲しい。そうでないと軽症者と無症状者がコロナ病床を占有し、重症者が収容できないといった事態を招きます。そしてまた、危機を煽るほど得するメディアと政治勢力に押されて過度な対応を続けると、本当に怖い変異が起きた時、政府がオオカミ少年と見做されて、国民が政府を信じなくなってしまいます。
それなのに沖縄ではマンボウやるそうですけど苦笑。
南アフリカの感染者は、急増したあと急減したのですが、その後、エチオピアやケニアといった他のアフリカでも急増しすでに急減する、まさに「垂直の上昇(&垂直の下降)」がみられています。死亡者はやはり少なく、アフリカ全体でみた致死率は、オミクロン以降0.3ポイントも落ちました。

【毎週更新(1月3日更新)】アフリカにおけるコロナワクチン・感染者最新の状況
https://abp.co.jp/perspectives/business/Corona_data.html
問題は数の暴力ですね

欧米のように〜万人も検査してその上で重症者の増加度合いをみて、「これ、そもそも検査する意味無くない?」って結論にならない限り終わらないですね。
重症化リスクは少ないようですが、何分の1(3分の1と言われているようです)というオーダーだと、感染が指数関数的に増える感染症だと気休めにしかならない程度な気がします
一週間で倍に増えたりすると二週間分猶予ができます、というだけなので
これに加えてワクチンも含めれば100分の1とか1000分の1とかなるなら話は別なんですが
「医療体制の充実を」と言うのも尤もですし頑張って欲しいですが、こちらの増え方は「何ヶ月も地道に頑張って○割アップ」というオーダーなので、こちらも指数関数に追いつくわけもない
と、するとやはり感染が広がったら行動制限は避けられないんでしょうね、と感じます
オミクロン感染力は強いけど、重症化リスクはかなり低いというので間違いなさそうですね。ただ、日本はこの平穏だった間に病床の拡充も、ワクチンの調達/ブースター接種の加速も何もやってこなかったので、感染者数の増加だけを指標に再びの緊急事態宣言は不可避でしょうね… 壊さなくて良い経済を自ら壊し続ける… コロナは人災