これからマルタ留学を予定している方にとって、ビザを取るべきなのか、取得するとしたらどのビザが適切なのか、というのはかなり気になるポイントだと思います。
日本国籍の方は、滞在期間が90日以内の場合はビザの申請は不要です。90日を超える場合は、マルタに入国したあとに各自でビザを申請することになります。
注意すべきは、マルタ共和国はEU加盟国であり「シェンゲン協定」の加盟国であるということ。シェンゲン協定には多くのヨーロッパの国々が加盟し、加盟国間であれば観光客でも原則は入国審査なしに移動できるという、とても便利な制度です。
実はこの「90日」という制限は「マルタに90日」滞在したら、ではなく「シェンゲン協定の加盟国に90日」滞在した場合、というのがが重要な点。例えばシェンゲン協定国を旅した後にマルタ留学する場合、90日滞在できると思ったらできない、そんなケースも起こり得ます。
ですので、マルタ留学の前後でヨーロッパ旅行もしたいなと楽しみにしている方は、少し注意が必要です。
今回はマルタ留学に必要なビザの種類とポイントについてお伝えします。
日本国籍の方であれば、特別な手続きをしなくても「180日の期間内で最大90日間」のシェンゲン協定国内の滞在が許可されています。
気をつけたいのは旅行の日数。シェンゲンのいずれかの国に入国した初日からカウントされるためです。たとえば「マルタ留学の前に10日間イタリア旅行をしてから、3ヶ月留学しよう」という場合、イタリアで過ごした10日間もカウントされてしまいます。
つまり、マルタにビザ手続きなしで滞在できる期間は90日間ー10日間=80日間ということになります。
逆も同じく、もし留学後に10日間旅行をしてから帰国したい場合、留学に使える期間は80日までということになります。「帰国のついでにヨーロッパ旅行をしたかったのに、留学で90日使い切ってしまって旅行できなかった!」というお話も聞きます。
そんな悔しいことにならないよう、留学前後で旅行をしたい方は、予め旅行の日数も計算に含めておきましょう。また、前後ではなく留学期間中に旅行する方が多いのもマルタ留学の特長です。
91日以上滞在する場合は、マルタに入国したあとに手続きが必要です。用意するものはたくさんありますが、どれも事前に分かっていれば簡単なものばかり。マルタについてから焦らないように準備しておきましょう。
National Long-stay “D” というビザを取得する方がほとんどです。
ただし、シェンゲンのビザの種類やルールは頻繁に変わるため、取得時の最新情報は学校やビザセンターに確認しましょう。このシェンゲン“D”ビザを取得すれば、マルタ国内に滞在できるだけでなく、シェンゲン内を移動することができます。
申請手続きについては学校がサポートしてくれますが、そのやりとりは基本的には英語で行われます。ビギナーの方は英語でのやりとりに不安を感じるかもしれませんが、曖昧に感じたことは「分かりません」と何度でも理解できるまで学校に確認することが、後々のトラブルを防ぐコツです。
※ 以下は2018年1月時点で必要な書類です。
未使用のページも含めて、パスポートの全ページのコピーを提出します。マルタに入国したスタンプのあるページは入国後でないとコピーできませんが、それ以外のページは日本でも準備できますね。
日本ならコンビニでどこでもいつでもコピーできますが、マルタではそういう訳にはいきません。また、学校によっては学校側でコピーを準備してくれる場合もありますから、事前に確認しておきましょう(※ コピー代行が有料サービスの場合もあります)。
コピーとは別に、パスポート原本も預けます。ビザ発行までは3〜4週間かかります。その間は旅行ができないということになりますので、気をつけましょう。
パスポートと同じサイズの写真も提出する必要があります。1枚と案内される場合もありますが、予備として2枚準備しておきましょう。
英語表記の海外保険証が必要です。コピーを提出し、原本はその場で見せるということになっています。必ずしも全員が原本を確認するわけではないようですが、当日は持参したほうが安心です。
また、保険の金額はユーロで証明します。保険会社がユーロ表記で発行してくれる場合は発行してもらいましょう。ドル表記しかない場合は、全ての金額を、提出時のレートでユーロに計算しなおした別紙が必要です。詳細はマルタについてから学校の指示にしたがいましょう。
また保険期間は留学の全期間をカバーしている必要があります。
英語表記の残高証明書が必要です。なるべく出発日に近いものが良いのですが、銀行によって発行にかかる日数や手続きが異なりますので事前に確認しておきましょう。
こちらもユーロ表記が可能ならユーロ表記で発行を、無理な場合は学校の指示に従い、ユーロに計算し直した別紙を用意しましょう。
宿の費用を既に支払っている場合は滞在日数×25ユーロ(約3,750円)、宿の費用が未払いの場合は滞在日数×48ユーロ(7,200円)以上の残高が口座にあることを証明します。
※上記は2018年1月時点の金額です。
申請日の直前(前日など)に、マルタのATMを利用したレシートの提出を求められる場合があります。その預金がマルタで有効であることを証明するためのものです。
そのため、預金残高証明書と持参するキャッシュカードは同じ銀行のものを用意しましょう。
学校終了後に、速やかにマルタを出国することが分かる日程のフライトチケットのコピーも必要です。
学校の寮やホームステイ、学校指定のレジデンスを利用する場合は留学先の学校側が用意してくれます。
在学予定の期間が記載された「勉強のために滞在します」ということを証明してもらうためのドキュメントです。こちらも学校が用意してくれます。
留学先の学校から発行されるスチューデントカードです。コピーを持参します。
「Application for Schengen Visa」という申請書です。こちらも学校が準備してくれますので、記載方法は学校の指示にしたがってください。
書類を提出してから、ビザの発行まで3〜4週間以上かかります。ですので、入国後できるだけ早く申請する方が安心でしょう。学校が予約手配してくれる場合は、学校の指示に従い提出しましょう。
自分で書類を提出する場合はバレッタにある「Central Visa Unit」へ提出しにいきます。冬は比較的空いていますが、夏は行列になることもあります。
簡単な面談があり、必要書類を提出します。やりとりは英語ですが、「何のために滞在しているのか」「いつからいつまで滞在するのか」など基本的な質問がほとんどです。最後に「◯月◯日の◯時に再度来てください」と案内されますので、その日時に取りに行きましょう。
ビザ申請に必要な費用は66ユーロ(9,900円)です。お釣りがない場合があるので、正確な金額を準備していきましょう。
※2018年1月時点の金額です。
マルタ留学のメリットの1つは、勉強しながら近隣のヨーロッパ諸国の旅行も楽しめることです。シェンゲン内に国内旅行の気軽さで移動できるのは大きな魅力です。
LCCを利用すれば数千円〜1万円前後のフライト代で旅行することも可能です。留学期間が90日未満の方も90日以上の方も、ぜひ旅行を楽しむことも計算に入れながら日程を組んでみてください。留学先で友達になった人のホームタウンを一緒に訪ねるのも楽しいですね。
皆さんの留学が、素敵なヨーロッパ滞在になりますように!
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