アイルランド留学をする人がまず考えなければいけないものがビザ。具体的にどのようなビザがあって、自分はどのビザを取得すべきかわかってない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、アイルランド留学に必要なビザの種類から、申請方法までをまとめました。留学を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
尚、費用はすべて1EUR(ユーロ)=130円で計算しています。
アイルランドへ留学する場合には、ビザが必要なケースとそうでないケースがあります。90日以内の短期留学ならビザを取得する必要はありませんが、90日以上滞在する場合、ビザが必要になります。
以下では、短期留学生向けのビザなしの無査証入国と、長期留学生向けの学生ビザとワーキングホリデービザ2種類の特徴や取得方法について説明したいと思います。
日本人がアイルランドへ観光や短期留学するために入国する場合、ビザなしで渡航可能です。また、入国の際は帰りの航空券の提示を求められますが、残高証明書や現金などで、帰りの航空券が買えるほどの十分な資金があることを説明できれば、入国時に必ずしも帰りの航空券を持っている必要はありません。
無査証入国をする場合、有効期限が6ヶ月以上有効なパスポートさえあれば入国することができます。しかし就労は認められないので注意が必要です。
無査証入国で滞在できる日数は、入国日から90日以内です。もし滞在を延長したい場合、滞在期間内にイミグレーションオフィスか警察署に行き、GNIB(外国人登録)を行えば、更に90日(最大で180日)まで滞在を延長することができます。しかし旅行保険がないと延長できない場合があるので注意してください。
無査証入国の場合、用意するものはパスポートのみなので、特に準備するものはありません。もしパスポートを持っていない場合は、申請から取得までに1週間〜2週間ほどかかるので、余裕を持って1ヶ月前から準備を始めましょう。
90日以上の留学に必要となるのが学生ビザです。
語学学校の場合は、アイルランド政府が認定している学校でフルタイム(週15時間以上)の授業を受けることが、大学または専門学校の場合は、アイルランド政府が認定している学校で1年以上フルタイム(週15時間以上)の授業を受けることが取得の条件です。
学生ビザの特徴は、渡航前に学生ビザの申請や手続きをする必要がないということです。学生ビザが取得できる多くの国では事前に申請が必要なのですが、アイルランドの場合は渡航後に申請ができます。
そのため事前に日本で学校を決めなくても、現地で留学先を探すことも可能です。
滞在できる期間は学校の種類によって違うので以下を参照してみてください。
種類 | 期間 |
---|---|
語学留学 | 8ヶ月の滞在が可能。2回までビザの延長が出来るのため、最長24ヶ月の滞在が可能。 |
大学・大学院 | 1年ごとの更新で、最長7年の滞在が可能。 |
学生ビザの場合、必ずしも事前に学校を決める必要はないので、まずは無査証入国し、その後アイルランド国内で申請を行うことが可能です。
しかし、入国する際に入学許可証などがあったほうが入国を楽に行えるので、入国に手間取りたくないという人は、事前に日本で学校を決め、準備していくことをオススメします。
学生ビザを申請するには以下の条件を満たす必要があります。
種類 | 条件 |
---|---|
語学留学 | 政府が認めている学校でフルタイム(15時間以上)の授業を受けること。 |
大学・大学院 | 政府が認定している学校で1年以上フルタイム(週15時間以上)の授業を受けること。 |
入国審査時に必要資料を持っていれば、始めの1ヶ月のみ学生ビザが捺印されます。3ヶ月以上留学する場合は、現地のイミグレーションオフィスか警察署に行き、GNIB(外国人登録)をする必要があります。
各種申請には以下の書類が必要です。
申請 | 必要書類 |
---|---|
入国時の学生ビザの捺印 | ・パスポート ・入学許可証 ・学費の支払証明書 ・滞在費証明(現金や英文預金残高証明書など) ・出国の航空券 |
GNIB(外国人登録) | ・パスポート ・入学許可証 ・住所証明 ・銀行口座開設、残高証明(3,000EUR(390,000円)) ・保険加入証明 ・申請料 300EUR(39,000円) |
アイルランドでの就労できる時間は、フルタイムで学校へ通っている期間とホリデー期間とで異なり、更に学生ビザでの就労は、語学学生であるか大学生であるかで条件が違います。
時期 | 就労可能時間 |
---|---|
学校フルタイム時 | 最大週20時間まで |
ホリデー中 | 最大週40時間まで |
学生ビザの申請はアイルランド国内でも可能ですが、その際事前に日本から必要書類を持っていくことを忘れないようにしましょう。
ワーキングホリデービザはアイルランド国内で観光や就学、就労などができるビザです。ワーキングホリデーは長期滞在しながら異文化に触れることで、国際理解を高めることが可能です。
アイルランドが1年間に発行しているワーキングホリデービザは400人まで、ビザの申請ができる時期は年に2回と決まっているのが特徴的です。
ワーキングホリデーの有効期間は最長1年で、ビザの延長はできません。
アイルランドのワーキングホリデービザは申請期間が決まっており、渡航予定時期によって申請期間が違います。申請時期は年によって異なるので、詳しくはアイルランド大使館のウェブサイトから確認してください。
アイルランド大使館
ワーキングホリデービザの申請は、抽選があるため人によって準備期間が異なります。抽選は年に2回なので、少なくとも渡航予定の半年前には準備を始めましょう。
ワーキングホリデービザ申請者は、以下の条件を満たしている必要があります。
・現在日本に居住していること
・一定期間アイルランドで休暇を過ごす事を本来の目的とすること
・申請受理時点で、年齢が18歳以上30歳以下であること
・扶養家族を同伴しないこと
・有効なパスポートと帰国用航空券、または、それが購入できる十分な資金を保持していること
・アイルランド滞在中、生活に必要な資金として50万円以上の預金があること
・以前にワーキングホリデープログラムでアイルランドに渡航した経験がないこと
・健康かつ、犯罪歴がないこと
・滞在期間をカバーする医療保険に加入すること
アイルランド大使館のウェブページから申請書をダウンロードし、英語で必要事項を記入します。その後、添付ファイルに記載されているメールアドレスへ送ります。
大使館から連絡があったら必要書類をアイルランド大使館へ書留で郵送しましょう。パスポート、医療保険、航空券以外の書類は返却されません。もし必要なら事前にコピーしておきましょう。
アイルランド大使館
必要書類は以下の通りです。英文で提示しなければいけないものもあるため、早めの準備を心がけましょう。
・申請許可のE-mailのコピー
・申請書
・写真2枚(6ヶ月以内に撮影されたもの)
・パスポート(原本とコピー)
・英文履歴書
・英文残高証明書
・英文卒業証明書または英文在学証明書
・医療保険証券または付保証明(英文原本トA4コピー1枚)
・航空券(原本とコピー)
・返信用レターパック510(自身の氏名と住所を記載)
申請費用は60EUR(7,800円)です。アイルランド大使館へ必要書類を送った後、申請許可が下りれば大使館から案内があるので従いましょう。
入国後、1ヶ月以内にGNIB(外国人登録)を行う必要があります。必要書類は以下の通りです。
アイルランドは短期間であればビザなしで入国することができ、学生ビザの申請も入国後でも可能ということで、留学するにはとても便利な国です。しっかりと準備して留学生活を楽しんでください。
アイルランドが留学生に注目なワケ
アイルランドはイギリスと比べると物価が安く、ヨーロッパ生活を体験しながら近隣の国にも旅行したいという留学生におすすめ。日本人も少ないので、勉強にも集中できます。
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