ニュージーランド留学ではビザの申請が必要になります。しかし自分がどんなビザを申請するのか、どうやって申請するのか、よくわからないですよね。
そこで今回は留学またはワーキングホリデーの際に必要となるビザの種類や申請方法をご紹介します。事前に申請方法を知っておき、早めの準備をしておきましょう。
費用はすべて1NZD=80円で計算しています。
3ヶ月以上ニュージーランドに滞在する場合、日本人旅行者はビザを申請する必要があります。
ニュージーランドでの留学やワーキングホリデーに関しては、以下の3種類のうちいずれかのビザを発給してもらうのが一般的です。
3カ月以上観光したい、または短期間留学したい、という場合に必要なビザです。
交換留学など、6カ月以上留学する場合に必要なビザです。
ワーキングホリデーを利用する場合に必要なビザです。
それぞれ目的、有効期間、申請条件などが異なるので、以下で詳しく見ていきましょう。
長期観光ビザは、3カ月以上ニュージーランドに滞在する場合に必要なビザです。観光を目的としたビザであるため、就労はできません。しかし3カ月以内の就学は可能です。
滞在中ビザの有効期限が切れた際には、長期観光ビザ、学生ビザまたは労働ビザを再度現地で申請することも可能です。
観光ビザの有効期間は入国後最大9カ月までです。
ビザの準備は最低でも1カ月以上前から取りかかりましょう。パスポートを申請する必要もある場合は、加えて2週間以上前から準備をはじめてください。
6カ月以上滞在する場合は、ニュージーランド政府指定の病院で胸部X線検査を受ける必要があります。
観光ビザを申請するためには以下の書類、または該当するデータが必要です。
・顔写真2枚(6カ月以内に撮影されたもの)
・有効期限が滞在期間に加え3ヶ月以上あるパスポートまたは身分証明書
・eMedical(X検査結果の証明書、ニュージーランド指定の病院より、移民局に送られます。)
・資金の証明書(1カ月につき1,000NZD(80,000円)、すでに宿泊費を払っている場合は月400NZD(32,000円)用意できていると示すもの)
学生ビザは、週20時間以上、3カ月以上就学を希望する場合に必要なビザです。厳密には学生ビザの中にも以下の種類があります。
ビザの名称 | 概要 |
---|---|
Fee Paying Student Visa | 授業料などを払った上で、フルタイムで就学する場合のビザ |
Exchange Student Visa | 認可された交換留学スキームに基づいて留学する場合に申請するビザ |
Dependent Child Student Visa | ニュージーランドで親が働く間、19歳以下の子供を小学校もしくは中学校に行かせたい場合に必要なビザ |
Foreign Government Supported Student Visa | 日本政府のローンあるいは奨学金によって授業料などが払われる場合のビザ |
Pathway Student Visa | 2、3つのコースを受けたい場合に必要なビザ |
また、ビザ終了後は有効期間3カ月の観光ビザ、新たな学生ビザ、または労働ビザを申請できる場合もあります。
学生ビザの有効期間は、ビザの種類によります。
ビザ名 | 有効期間 |
---|---|
Fee Paying Student Visa Exchange Student Visa Foreign Government Supported Student Visa |
最大4年間(就学期間による) |
Dependent Child Student Visa | 親のビザ有効期間に同じ |
Pathway Student Visa | 最大5年間 |
学生ビザ申請の準備は通常2カ月前には始めましょう。早ければ早いに越したことはありません。しかしExchange Student Visaの場合、交換留学が開始される60日以上前はビザを申請できないので注意が必要です。
フルタイムで就学している場合、週20時間以内、休暇の時はフルタイムでの労働が可能です。しかし16、17歳で就労したい場合は、親と留学先の教育機関からの許可が必要です。
学生ビザの条件には、以下のようなものがあります。
また12カ月以上滞在する予定であり、かつ以下のいずれかに該当する場合は健康診断を受ける必要があります。
学生ビザの申請に必要な書類は、以下の通りです。
・有効期限が滞在期間に加え3ヶ月以上あるパスポート
・顔写真2枚
・パスポートの顔写真ページのコピー2部
・パスポートのビザや出入国スタンプのある全てのページのコピー1部
・学歴証明書などの資格証明書類(該当の場合)
・入学許可書
・ニュージーランドへ留学したい意図を述べた計画書
・本人名義の口座の預金残高証明書(36週間未満滞在する場合は約1,250NZD(10万円)/月、36週間以上滞在する場合は約15,000NZD(120万円)/年保持していることが条件です。)
・学費支払い証明書
・往復航空券、または復路航空券の購入に十分な資金(1,000NZD(8万円)程度)
また特定の場合で、追加書類が必要になります。
ケース | 必要になる書類 |
---|---|
8カ月以上の課程を履修し、120単位以上を修得する場合 | 教育機関の休暇期間と修得学科の単位数を証明する書類 |
6ヶ月以上の滞在する場合 | eMedical |
滞在期間が2年を超える場合 | 犯罪歴証明書 |
18歳未満の場合 | 宿泊証明書 |
ニュージーランドに学生として戻る場合 | ・成績証明書 ・ニュージーランドの学校からの手紙 |
Dependent Child Student Visaを申請する場合 | ・親子関係を証明するもの(例:出生証明書) ・我が子を母国から離す法的な根拠を証明する書類 |
18,19歳の子供の、Dependent Child Student Visaを申請する場合 | 領収書など、親が子を支援していることの証明 |
Dependent Child Student Visaを申請し、かつ親がEssential Skills Work Visa あるいは Religious Workers Visa を保持している場合 | 親が、年間37,090.68NZD(2,967,255円)以上の収入があることを示す書類 |
Pathway Student Visaを申請する場合 | ・Pathway Education providersからの書類 ・最初のコース、あるいは1年分の授業料の支払い証明書と、残りの授業料も支払える、と証明するもの |
交換留学の場合 | スキームオーガナイザーからの手紙など、交換留学スキームの許可を得ていることの証明 |
郵送・窓口申請の場合 | ・学生ビザ申請用紙 ・VFSのチェックリスト |
英語以外の言語で書かれた書類を提出する場合、翻訳会社など第三者機関による翻訳証明付きの翻訳版が必要となります。
ワーキングホリデービザは、ニュージーランド国内で就労を希望する場合に必要なビザです。
ワーキングホリデービザを所有していれば最大12カ月ニュージーランドで働け、最大6カ月間就学または訓練も可能です。
また3カ月間園芸またはブドウ栽培関係で働いていた場合、期間終了後には延長ビザ(Working Holiday Extension Work Visa)の申請が可能です。
ワーキングホリデービザの有効期間は最長12カ月です。
ワーキングホリデービザの申請は、2カ月以上前から準備しましょう。健康診断の予約が2,3週先まで埋まることがあるためです。
就労に関して、特に制限はありません。最長12カ月、同じ雇用主のもとで働けます。
ワーキングホリデービザを申請できる条件は、以下の通りです。
申請に必要な書類は、以下の通りです。
・パスポート(有効期限が15カ月以上あること)
・eMedical(指定医師からの胸部レントゲン検査結果。こちらは指定医師から移民局へと送られます。)
・無犯罪証明書(過去の滞在と合わせて、計2年以上ニュージーランドに滞在する場合)
ニュージーランドのビザの申請には、いくつかの条件、方法、支払い方などがあるので、ここでご紹介します。尚、ビザの種類による違いはほとんどないので、どのビザ申請も同じ手順で行われます。
ビザの申請で顔写真の提出が必要な場合があります。そして顔写真には、窓口または郵送申請とオンライン申請の場合で、それぞれ以下の条件があります。
写真の大きさが横3.5cm×縦4.5cmであること
ニュージーランドビザの申請方法は、以下の3つあります。
(1)窓口申請:ニュージーランドビザ申請センターの窓口で申請
(2)郵送申請:ニュージーランドビザ申請センターに書類を郵送して申請
(3)オンライン申請:ニュージーランド移民局のホームページから申請
観光ビザとほとんどの学生ビザは、(1)、(2)、(3)のどの方法でも申請できます。しかしワーキングホリデービザはオンラインでしか申請できません。また、Dependent Child Student Visaは窓口または郵送でのみ申請できます。
東京のニュージーランドビザ申請センターにて、ビザを申請できます。必要な書類を持って、ビザ申請センターへお越しください。
受付時間は祝祭日と休館日以外の、平日午前8時から午後2時まで。代理人が申請する場合は、申請用委任状、写真つきの公的身分証明書のコピーが必要です。
郵送申請の大まかな流れは以下の通りです。
(1)必要な書類を用意
(2)郵送代金をビザ申請センターの口座に振り込む
(3)必要書類と返信用封筒、そして振込明細書をビザ申請センターへ郵送
振込明細書に関しては、スキャンしてビザ申請センターのメールアドレス(info.nzjp@vfshelpline.com)へ、メールで送付することも可能です。
ニュージーランドビザ申請センターの住所は以下の通りです。
ニュージーランドビザ申請センター
〒105-0014
東京都港区芝1-4-3
SANKI 芝金杉橋ビル4F
オンライン申請は、ニュージーランド移民局のホームページにて行えます。大まかな流れは以下の通りです。
(1)ニュージーランド移民局が提供するサービス「RealMe」のアカウントを作成。
(2)「RealMe」マイページより、申請したいビザの種類を選んで質問に回答、必要な書類をアップロード。
(3)ワーキングホリデービザの場合は移民局の指示に従い、指定の病院で診察を受ける。
日本人はニュージーランドビザの申請を無料でできます。しかし窓口申請と郵送申請の場合には、申請取り扱い手数料などが発生するので注意してください。
申請方法 | 申請にかかる料金 | 支払い方法 |
---|---|---|
窓口申請 | 5,400円(申請取扱手数料) | 窓口にて現金支払い |
郵送申請 | 6,200円(申請取扱手数料+郵送返却料金) | 指定の銀行口座へ振込 |
オンライン申請 | 無料 | オンライン決済 |
ビザの発給までにかかる日数も、申請方法によって異ります。ビザの種類による違いは特にありません。
窓口・郵送申請 | オンライン申請 |
---|---|
25営業日(約5週間) | 20営業日(約4週間) |
「営業日」とある通り、これは日本・ニュージーランドの休日、祝祭日を除いた数字です。また書類に不備があれば、発給までにさらに時間を要する可能性もあります。
ニュージーランドで留学する場合に必要なビザをご紹介しました。不明な点があれば、日本のニュージーランドビザ申請センター、ニュージーランドの移民局、または留学先の学校に問い合わせてみましょう。
またビザの手続き方法や条件は、ニュージーランド政府によって変更される可能性がございます。最新情報を確認したい場合は、ニュージーランド移民局のホームページをチェックしましょう。
ニュージランドでスローライフを送ろう
ニュージーランドは自然豊かでアクティビティも豊富。街もコンパクトで過ごしやすいので、のんびりした環境で人の温かさを感じたい留学生におすすめの渡航先です。
ニュージーランド留学について見るニュージーランド留学ガイド | |
---|---|
お申込みの徹底留学サポート!
お申込みから実際に留学に行くまでの手続きを専門の留学カウンセラーが徹底サポートいたします!
手数料無料で留学!
School Withならお申込み、お見積りの際の留学サポート手数料や代理店手数料が全て無料です!
英語力アップ応援プレゼント
オンライン英会話業界最大手レアジョブの初月1円クーポンをプレゼント
クレジットカードで決済可能
School Withなら留学費用をクレジットカードでお支払い頂けます。
安心の学校倒産保証(フィリピンのみ)
学校が万が一倒産した場合も、残りの留学期間を代替校で継続して授業が受けられるよう保証いたします。