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タイトルの煎物とは薬湯のこと。京都の町衆が祇園祭の囃子の稽古をしているところに、例年通り煎物売りがやって来て喉に良いという煎物を、いつものように売りはじめます。はじめのうちは稽古の妨げになると邪魔者扱いされた煎物売りですが、囃子の拍子に合わせて売るなら構わないということで一件落着。町衆たちの囃子をまねて、面白おかしく煎物を売りはじめるのですが...
煎物売り:茂山千五郎 頭屋:茂山茂 太郎冠者:島田洋海
町内の者:松本薫 井口竜也 増田浩紀 山下守之 茂山逸平
笛:杉信太朗
家を新築中の果報者(お金持ち)が三人の 家来に、山に切り出しておいた柱を三本とってくるように命じます。しかも三本の柱を三人で二本ずつ持ち帰れ、という無茶な条件付き。果報者が出した難題を家来たちはどうクリアするのでしょう?謎が解けた喜びと新築の祝いを賑やかな謡いで囃すおめでたいお話です。
果報者:茂山七五三 太郎冠者:茂山宗彦
次郎冠者:茂山逸平 三郎冠者:井口竜也
川向こうに住んでいる舅のもとを訪ねるために船に乗った聟が、船頭にせがまれて手土産の酒をふるまってしまいます。実はこの聟も酒好きだったことから、たちまち船上で大宴会となり手土産の酒樽はすっからかん。果たして聟はどう言い訳をするのでしょう。妻の実家を聟が初めて訪問する、聟入りという習俗がテーマの祝祭性の高いお話です。
聟:茂山千之丞 船頭:茂山あきら
舅:丸石やすし 太郎冠者:山下守之
釜塚の金右衛門一党の盗賊・雲津の弥平次は、上州と越後境の湯治場で、崖下に倒れていた侍を助ける。記憶を失っていたその若者を介抱した弥平次は、「谷川弥太郎」と名づけ別れる。数年後、弥平次は 江戸で一党の跡目争いに巻き込まれていた。そこで偶然、弥太郎が人を斬る姿を目撃。弥太郎は、仕掛人となっていたのだった。彼の身を案じた弥平次は、助け出そうと決意する。一方、弥太郎は仕掛けた相手から「笹尾平三郎」と呼ばれ、激しく動揺する。盗人仲間から命を狙われながらも弥太郎を守ろうとする弥平次。苦悩しながらも手を血で染め続ける弥太郎。江戸の闇で絡み合う、男たち、女たちの運命は-。
中村梅雀 風吹ジュン 福士誠治 谷村美月 本田博太郎 小林綾子 山口馬木也
加藤武 波乃久里子 石橋蓮司 津川雅彦