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隠居の日々を、趣味の川釣りと道場通いに費やす清左衛門。ある日、釣りから帰ると、嫁に出した娘の奈津が子連れで訪れていた。久しぶりに孫の顔を見て喜ぶ清左衛門だったが、奈津の様子に些か気掛かりを感じるのだった。そうした折、親友の町奉行・佐伯熊太から、先代藩主の側室だったおうめが、父親知れずの子を身ごもったと聞く。かつて藩の奥を仕切っていた滝野がそのことに立腹しているため、怒りを諫めてほしいと頼まれるが、事情を調べていくうち、かねてより清左衛門を疎ましく思っている朝田家老が関わっていると分かり...。また清左衛門は、奈津が夫のことで憂慮を抱えていると知る。親心からその真偽を確かめようと動き出したが、そこにもまた朝田一派の影がちらついて...。不穏な空気が漂う中、我が子の幼き頃を想い、己を顧みる清左衛門。欅の老木に自らを重ねて思うこととは...。「日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ─」
藤沢周平『三屋清左衛門残日録』(文春文庫)/『静かな木』(新潮文庫『静かな木』所収)
北大路欣也 優香 美村里江 金田明夫 三田佳子 小林稔侍 麻生祐未 伊東四朗