2022年1月3日(月曜日)
お正月といえば「しめ飾り」。
しめ飾りとは、新年の幸せをもたらす年神様を迎える準備が出来ていることを示す飾りのことです。
しめ縄に縁起物の装飾を加えたもので、様々な形が存在します。
関西では、しめ縄にみかん(ダイダイ)を付けたのを玄関の戸開きの上に飾っていたのですが、今はどうなのでしょうね。
2022年1月3日(月曜日)
初夢をご覧になりましたか?
昔はね、大晦日は寝ずに夜を越し、眠らずに新年を迎えるものとされていました。
そのために新年になってから寝るものだから、“正月1日の夜見る夢”を初夢と呼ぶようになったのです。
昨日の朝目覚めた時、夢を覚えていたとしたら、それが初夢です。
初夢で昔から縁起がよいと言われているのが「一富士 二鷹 三茄子」です。
「一富士」の富士は、勿論富士山。
富士山は古来日本のシンボルです。
「二鷹」の鷹は、高い高いものを掴み取る。
「三茄子」の茄子は、“事を成す”にちなんだもの。
良き初夢を見るために、枕の下にその絵を入れる風習もあったようです。
そう言えば「年始回り」なんてしているのかなぁ~。
昔、農村部では、親族一同が総本家に集まり、歳神様を祀って新年を祝っていたといいます。
江戸時代になると、商人が奉公人に贈り物を持たせて、お得意先へ年始回りをしたといいますが、今は見かけませんね。
でも、この年賀の挨拶の代わりになったのが年賀状です。
そもそも年賀状とは、年始回りを簡略化したものなのです。
新年最初のご挨拶が年賀状。
お世話になったことを感謝し、相手の幸福を願い、心を込めて書く年賀状は、ご自分の気持ちもスッキリさせますね。
今では、年賀状が年始回りの略式だったことを知る人も少なくなった気がします。
でもね、新年は「明けましておめでとうございます」。
この言葉の清々しくて気持ちのいいこと。
あなた様も、心のこもった新年の挨拶をなさってください。