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[36131] 【剣盾ss】ガラル地方・とあるトレーナーたちのジムチャレンジの記録
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1 :
世紀王
ウルガモスサン◆cF73yUix5w
投稿日:2020/02/19 12:40:56 ID:
qjlKV3o.
名前
ID
[注意事項]
・このssは俺と俺の兄貴を剣盾の主人公のポジションに据えたss
・なので手持ちとかトレーナーネームは俺たち兄弟が基準
・一部フィクション
・キャラ設定もオリジナル
・更新気紛れ
・結構なご都合描写
・みんなの「剣盾TN・剣盾でのファッションと脳内設定・手持ち・手持ちのNN・手持ちの個性」を募集中
────────────────────────────────
▼いつかの時代、どこかの場所。
サン「おーい!ホップー!起きろー!朝だぞー!!」
サン「今日はあの日だぞ!!わかっているのかー!!早く起きろー!!」
▼この少女・サンは、ハロンタウンに住む幼馴染みであるホップの家に、早朝から大声で呼びかけていた。
▼今日は彼らにとってとても大切な日。ずっと昔から待ち望んでいた日なのだ。
▼とはいえ、今は朝の5時。この街1番の早起きであるサン以外は、まだぐっすり眠っていても仕方のない時間だった。
サン「おいおいホップ!この大切な日は夜明けと共に出発と相場が決まっているものだろ!」
サン「……仕方ない!私だけマグノリア博士の元に一番乗りだ!さあ行くぞー!!」
ホップ「待てー!サンー!」
サン「ややっ!ホップ!起きているじゃないかやっぱり!」
ホップ「やっぱりじゃないぞ!オマエが大きな声で呼ぶものだから起きてきたんだぞ!」
▼助走をつけてブラッシータウンまで走ろうとしたサンを呼び止めたのは、パジャマ姿のホップだった。
▼サンの馬鹿でかい声で強制的に起こされたホップは、いつものように考えなしで行動しようとするサンを慌てて止めて、息を切らして走ってきた。
サン「それはすまん!!でもいつもの事だろう!!」
ホップ「開き直られると困るぞ!ふあぁ……」
サン「眠そうだなホップ!!寝不足は良くないぞ!!」
ホップ「……」イラァ...
▼ホップは元気で温厚な子として近所には知られているが、気の知れた幼馴染みのサンには他では見せない色んな表情を見せる。今のようにご覧の通りのストレスを剥き出した表情とかだ。
▼ホップも元気の良い子供だが、それ以上にうるさい・やかましい・騒々しいの三拍子揃ったサンに対しては頭が上がらなかった。最早女子とは思えない腕白なサンのストッパーとして随分付き合っているホップは、苦労人としても知られていた。
サン「さあホップ!!起きたからには出発だ!!」
ホップ「何処に……」
サン「マグノリア博士の元へ!!ポケモンを貰いに!!」
ホップ「はあ……サン、オマエちょっと勘違いしているんだぞ」
サン「何がだ!?」
ホップ「今日、俺たちにポケモンをくれるのは俺のアニキだぞ……忘れちゃったのか?」
サン「……」
サン「そうだった!!思い出したぞ!!」
ホップ「忘れてたんだな」
サン「そうと決まればダンデさんを迎えに行こう!!!!」
ホップ「アニキが来るのは昼過ぎだぞ!それに、旅に出るのは明日!今日じゃないぞ!」
サン「なんと!?」
ホップ「はぁ……やっぱりオマエは俺がいないとこうなるのか……」
サン「はは!!すまんな!!」
ホップ「……ところで」
サン「なんだ!!」
ホップ「さっきからなんでクルスを引き摺っているんだ?」
サン「起こして来た!!」
ホップ「どう見ても寝てるぞ!!」
クルス「うーんむにゃむにゃ……」
サン「喋った!!起きてる!!」
ホップ「目を閉じてるから寝てるぞ!!」
▼この町・ハロンタウンに最近引っ越して来た少年・クルスは、サンに首根っこを引き摺られながらも眠っていた。
▼今、この場に集った3人の少年少女がガラル地方にその名を轟かすのは、少し後の話である。
2 :
うるさ
らX◆.cULSfQrEU
2020/02/19 20:08:59 ID:
EkTXqOuk
名前
ID
失踪するに20円かける
3 :
世紀王
ウルガモスサン◆cF73yUix5w
2020/02/19 20:34:16 ID:
Un9ggoqs
[1/2]
名前
ID
ダンデ「……で、俺を迎えに来てくれたのは良いが……」
ホップ「アニキー!!!!久しぶりなんだぞー!!!!」
サン「チャンピオーン!!!!私と勝負しろォォォォォ!!!!」
クルス「……ZZZ」
ダンデ「いやはや……個性豊かなルーキーたちだな」
▼リザードンポーズを決めてファンを沸かせ、ブラッシータウン駅から実家に戻ってきた現ガラルチャンピオン・ダンデは、自分を迎える弟とその友達の濃いキャラに驚きを隠せなかった。
ダンデ「久しぶりだな、ホップ!そしてサン!」
ホップ「アニキ、お帰り!!」
サン「チャンピオンダンデェェェェェ!!!!私と!!!!勝負しろォォォォォ!!!!」
ダンデ「ははは!二人とも元気は変わってないみたいだな!!そして……」
クルス「……ZZZ」
ダンデ「そこで寝ている少年!君の名は?」
サン「クルス起きろ!!!!チャンピオンからのご指名だぞ!!!!」ユッサユッサグワングワン
ホップ「サンが5時なんかに連れ回すからだぞ……」
クルス「ん……おはよう、ホップ。サン」
サン「起きたか!!!!」
クルス「少し頭が痛い……」
ダンデ「その瞳の色……成る程、君がクルスくんか」
クルス「貴方は無敗のチャンピオン・ダンデさん……お会いできて本当に嬉しいです」
ダンデ「俺こそ、弟と仲良くしてくれているようだね」ナデナデ
クルス「ん……!」クシャクシャ
サン「私も!!!!」
ダンデ「そうだねサン。君も、そしてホップも。3人が仲良いようで嬉しいぜ!」
サン「わーーーーーい!!!!」
ホップ「なあアニキ!俺、もう待ちきれないぜ!」
サン「くれるんだろ!!!!チャンピオンを倒せるポケモン!!!!」
ダンデ「ああ、勿論だ!俺を倒さんと全力で向かってきてくれるチャレンジャー!そんな君たちに贈るプレゼントが、この3匹!!」
▼ダンデが投げたモンスターボールから現れた3匹のポケモンは、それぞれが自分の主人となるトレーナーたちの胸元に飛び込んだ。
ダンデ「事前に聞いておいて良かったな。これが、君たちのパートナーとなるポケモンたちだ!まず、クルスにはヒバニー!」
ヒバニー「ニバー!」
クルス「……君は元気いっぱいだね。よろしく、ヒバニー」
ダンデ「そして、サンにはサルノリ!」
サルノリ「うきゃー!」
サン「お前が私のパートナーとなるのか!!!!気に入ったぞ!!!!」
ダンデ「最後に、ホップにはメッソン!」
メッソン「しくく……」
ホップ「メッソン!よろしくだぞ!」
ダンデ「さてと……君たちには今渡したポケモンたちとは別に、家族として一緒にいるポケモンもいるんだったね?」
ホップ「おう!そうだぞ!」
クルス「はい、紹介させて頂きます」
サン「出て来るがいい!!!!私たちのポケモンたち!!!!」
▼サンたちの声に反応してホップのウールーに乗って現れたのは、クルスのグレッグルとサンのユキハミだった。
ウールー「ンメェ~」
ユキハミ「あいすす……」
グレッグル「ケッ」
ダンデ「ほう、そのグレッグル……」
クルス「はい、色違いなんです。シンオウ地方からずっと連れ添ってきた家族です」
ダンデ「素晴らしい……よく、鍛えられているようだね」
4 :
世紀王
ウルガモスサン◆cF73yUix5w
2020/02/19 21:48:32 ID:
Un9ggoqs
[2/2]
名前
ID
サン「おいチャンピオン!!!!私のユキハミと勝負だ!!!!」ボオオオオオ
ユキハミ「あすい……」ジュワアッ...
ホップ「サン!いつもの事ながらユキハミがお前の熱量で溶けているぞ!!」
ウールー「メェ~」ペロペロ
クルス「こら、舐めちゃダメだよウールー」
グレッグル「ケッ……」
ダンデ「ははは!!本当に面白いな、君たちは!!」
サン「チャンピオン!!!!勝負だぞ!!!!」
ダンデ「申し出は嬉しいが、君と戦うにはまだ時が早い!!」
▼マントを翻したダンデが投げ渡した封筒を、その場でサンが破って中身を見る。
サン「これは!!!!ジムチャレンジの推薦状!!!!」
ダンデ「そう!君たちをリーグ委員会に推薦したのさ!これで君たちは今すぐにでもジムチャレンジに挑戦可能だ!!」
ホップ「おお!!今日から俺の伝説が幕を開けるのか!!」
クルス「ジムチャレンジ……遂に、僕もか」
ダンデ「とはいえ、旅立つには今日はもう遅い!明日の朝、俺が駅まで送ろう!その間は、パートナーたちと親愛を深めると良い!」
サン「いよいよ明日!!!!私がチャンピオンを越えるための日々が始まる!!!!」
ホップ「アニキを倒すのは俺だぜ、サン!!!!」
クルス「二人とも、夢があって良いなぁ……」
ダンデ「クルスくん、君にも夢があると思っていたのだが」
クルス「いえ……僕には二人のような大それた目標は無いんです」
ダンデ「……そうか。だが、夢が無くたって、君はあの二人と並び立てるんだよ」
クルス「え……?」
ダンデ「わかるよ。君はあの二人に追いつきたいんだろう?」
クルス「どうして、わかるんですか……?」
ダンデ「長い付き合いの友達に、君と同じ目をした人がいるからね」
クルス「……」
ダンデ「クルス。俺は、君のことだけは知らない。最近シンオウから引っ越してきたばかりなんだろう?」
クルス「……はい」
ダンデ「だが、ホップが君によく懐いていることはわかるんだ。ホップにとって、君はサンと変わらない大切な人なんだなってね」
クルス「ホップが……?」
ダンデ「だから、君も自信を持ってくれ。きっと、君にも素晴らしい冒険が待っているはずだよ」
クルス「……」
5 :
世紀王
ウルガモスサン◆cF73yUix5w
2020/02/21 01:32:19 ID:
Zb1Rkcb2
名前
ID
▼翌朝
サン「ホォォォォォップ!!!!クルゥゥゥゥゥス!!!!ワイルドエリアまで競争だァァァァァ!!!!」
ホップ「ワイルドエリアは電車で行くから競争も何も無いんだぞ!」
サン「なら私は一足先に走る事で先に行ってみせるぞ!!」
クルス「サンちゃんは元気だなあ」
ホップ「いや流石に無理があるぞ!クルスも止めるんだぞ!」
ダンデ「はっはっは!君たち、今日の目標はまだ達成していないぜ!まずはポケモン研究所に行ってポケモン図鑑を貰うんだ」
サン「そうだった!!チャンピオン!!私とバトルだ!!」
クルス「話聞いてた?」
ホップ「サン、クルス、研究所にはアニキと一緒に行くんだぞ!」
ダンデ「おっと!俺もそうしたいところだったんだが……用事が出来てしまった!」
ホップ「え?」
クルス「用事、ですか?」
ダンデ「ああ。悪いが、君たち3人で旅はスタートするんだ!」
ホップ「……わかったぞ!アニキを超える伝説は、俺たち自身の始まりからスタートさせるぞ!」
クルス「ダンデさん!僕……この旅で、夢を見つけて見せます!」
サン「チャンピオン!!!!お前を倒すのはこの私だ!!!!サンの名を胸に刻め!!!!」
ダンデ「……フッ!」
▼風に靡くマントと共に、ダンデが呼び出したモンスターボールの中から飛び出したポケモンは、ダンデの永遠の相棒であるリザードンだ。
リザードン「ッザァァァードンンン……!!」
クルス「おお……!」
ホップ「アニキのリザードンだ!」
サン「凛々しいぞ!!!!」
▼リザードンにダイナミックに飛び乗ったダンデは、サムズアップを見せつけながら飛び始める。
ダンデ「若きルーキーたちよ!俺を超えてこい!!」
ダンデ「ジムチャレンジを勝ち抜いたその時、俺と戦ってくれ!!」
ダンデ「俺は、君たちを待っているッ!!」
ホップ「俺も!!いや……俺たちも!!」
ホップ「アニキを超えるために、全力で頑張るぞ!!」
メッソン「めそ……」
ウールー「ぐめめ!」
サン「覚悟しろチャンピオン!!!!お前を倒すのは私だ!!!!」ゴオオオ
サルノリ「うきゃっ!」
ユキハミ「はみはみ……」ジュッワァ...
クルス「……僕も」
クルス「貴方に、認められたい……!」
ヒバニー「ニバァッ!」
グレッグル「……フン」
6 :
世紀王
ウルガモスサン◆cF73yUix5w
2020/03/02 15:18:05 ID:
t/GNcWso
名前
ID
真面目に書くのはここまでね
▼もうなんか説明面倒になって来たから研究所に着いたってことで
サン「来たぞ!!!!開けろ!!!!」
ソニア「せめて用件くらいは言いなさいよ!」
ホップ「ごめんなソニア、サンを止められなくて……」ゼェゼェ
クルス「軽くマッハくらいのスピードだったね」
ソニア「こうなることはわかってたから良いんだけどさ……サンは女の子なんだからしゃんとしなきゃダメだよ?わかってる?」
サン「強さの前では不要!!!!」ボウッ
ユキハミ「はみみ」ジュワッ
ソニア「まだ強くないでしょあんた」
ソニア「ていうかアンタらが騒いだせいでおばあちゃんがノイローゼになってるからもう図鑑渡すから早く行って欲しいんだけど……」
クルス「騒いだのはサンちゃんだけだよ」
サン「マグノリア博士のお見舞いもしよう!!!!おーい!!!!マグノリア博士ー!!!!」
ソニア「やめて!」
マグノリア「良いのですよ、ソニア……」フラフラ
サン「博士!!!!」キ-ン
ソニア「ちょっとおばあちゃん、大丈夫なの?」
マグノリア「ええ、あなたに用があってですね……」
サン「ソニアに!!!!」
ホップ「ちょっと静かにしてようぜ、サン」
マグノリア「貴方も彼らと共に旅して来なさい」
ソニア「えっ、やだ……(ガチトーン)」
マグノリア「いやちゃんとした理由はありますよ、最後まで聞きなさい」
ソニア「この子たちのお目付役だけは絶対にやだ。他にもいるでしょ!後輩は!」
マグノリア「あなた、最近研究に身が入ってないでしょう。もう私は遠くへ行けないのですから、あなたに代わりに遺跡の調査を頼みたいのですよ」
ソニア「え~~~~~………………」
クルス(不服の気持ちが凄く伝わってくる)
マグノリア「それにねぇ……」
マグノリア「こんな調子じゃダンデくんはいつまでもあなたに振り向きませんよ」
ソニア「……」
ソニア「……行けばいいんでしょ」
マグノリア「頼みましたよ」
クルス「ねえ、なんでマグノリアさんはダンデさんに言及したの?」
ソニア「どうでもいいでしょ、そんなこと」
ホップ「ああ、ソニアはアニキの幼馴染みだからな」
ソニア「ちょっとホップ!余計なこと言わないでよ!」
サン「ほの字なのか!!!!」
ソニア「うっさい!」
マグノリア「それどころか片想いですよ」
ソニア「おばあちゃん!?」
マグノリア「ほら彼との妄想ポエムノートまで」
ソニア「イヤーーーーー!?!?!?」
クルス「うわ。これ妄想にしてもキツイよ」ペラッペラッ
ソニア「ギャーーーーー!?!?!?」
7 :
世紀王
ウルガモスサン◆cF73yUix5w
2020/03/19 02:24:32 ID:
s2rB6oo2
名前
ID
ソニア「もういいからとっとと行きなさいよ!馬鹿!!」プンスコドラ
マグノリア「あなたも行くのですよ」
ソニア「……後でね」
ホップ「マジなるべく早く頼むぞソニア、俺も正直限界……」ゲンナリリ-ラ
ソニア(いつもサンほどじゃないけど元気なホップが既にダウンしてるとか惨状が目に見える様でもうやる気削がれてきた)
マグノリア「ああそうそう、これダイマックスバンド3人分です。説明は別にしなくていいですよね?面倒なイベントはすっ飛ばしましょう」
クルス「メタ発言が過ぎる」
▼そしてなんやかんやでブラッシータウン駅に到着
サン「切符3枚!!!!」
駅員「うん、声もうちょっと静かに出来ない?君」
ホップ「ああ、疲れた……」ゲッソリングマ
ウールー「メェェェ」
クルス「大丈夫?ミックスオレ飲む?」
ホップ「ありがとうクルス……ありがたいんだけどこれ飲んでもいいのか?オマエもこれからの旅で金使うだろ?」
クルス「いいんだよ、ホップはきっとこの旅で一番苦労するだろうから……労わるのは当たり前だよ」
ホップ(そう思うならちょっとはサンを止めて欲しいぞ……)ズズ...
?「あのォ、ヨロイ島に行きたいんですけどォー、どの列車に乗ればいいのォ?」
駅員「ああ、それならこの列車に……」
プシュ-ッ
ヤドン「やー」ノソノソ
駅員「あっ、またか!あのー皆さんちょっと下がってて貰えますか!ポケモンが乗車しちゃってます!」
クルス「ん?」
ホップ「ポケモンが乗車?」
サン「む!!!!あのポケモンは!!!!」
クルス「サンちゃん、知ってるの?」
サン「あれはヤドンだ!!!!間違いない!!!!」
ホップ「ヤドン?聞いたことないぞそんなポケモン」
?「へェ、あのポケモンはヤドンって名前なのォー?きゃわいい~☆」ズイッ
ホップ「うわっ!?」
クルス「……誰ですか?」
サン「なんだこのケバい化粧のオバサン!!!!」
ホップ「ちょっ!?サン!バカオマエ、失礼過ぎるぞ!!」ポカッ
?「アハハ~、いいんだよォ」
クララ「アタシはクララ、よろしくね~☆」
サン「クララ!!!!ドクケイルみたいな髪留めをしているが虫タイプが好きなのか!!!!」
クララ「んー☆アタシはどんなポケモンもきゃわいくて好きだけどォー」
クララ「どっちかっていうとォー、毒タイプ使いって感じかなー?」
サン「毒タイプ使いか!!!!私と勝負しろ!!!!」
ホップ「ちょっとサン、急過ぎるぞ!会ったばかりなのに」
クララ「アハハー☆まあまあそれは今起こってる事件が解決したらやってあげなくもないかな~☆」
駅員「困ったな、トレーナーの方に捕まえて貰えればいいんだけど……」
サン「ほう!!!!解決したらバトルしてくれるんだな!!!!」
クララ「そうしてあげよっかなァ☆」
サン「ならば!!!!私があのヤドンを捕まえてみせる!!!!」
8 :
世紀王
ウルガモスサン◆cF73yUix5w
2020/03/23 00:30:11 ID:
xd/N5VLA
[1/2]
名前
ID
ホップ「え?サンが捕まえるのか?」
サン「勿論!!!!」
ホップ「まあいいけど……クルスはどうだ?」
クルス「サンちゃんが捕まえられなかったら僕が捕まえるよ。サンちゃんがやりたいって言ってるし、やらせてあげたら?」
ホップ「……じゃ、頑張れよサン。俺たちここで見てるから」
サン「応ッ!!!!」
ヤドン「んや?」ボケ-
サン「よし行くぞユキハミ!!!!私たちの力を見せつけてやれ!!!!」ボボボボ-ン
ユキハミ「はみぃ」ジュワッ
クルス「なんだ、サルノリで行かないんだね」
ホップ「サンはユキハミを信頼してるからな。俺、あいつらほどに信頼し合っているポケモンとトレーナーはアニキとリザードンくらいしか知らないし」
ヤドン「やーん?」キリッ
クララ「アハ☆ヤドンも臨戦態勢に入ったみたいだよォ」
サン「まずは小手調べの1発だ、ユキハミ!!!![こなゆき]!!!!」
ユキハミ「はみみー!」ブワッ
▼ユキハミの小さな口から吹き出した[こなゆき]が、ヤドンが降りかかってダメージを与える。
ヤドン「いややん……!」ブシャ-
▼それを耐え切ったヤドンが、お返しとばかりに[ようかいえき]で反撃する。
ホップ「おっと、ヤドンの[ようかいえき]だぜ!」
ユキハミ「は、はみ……!」ベチャ-
クララ「あっ、直撃しちゃったよォ」
サン「大丈夫だ!!!!」
ユキハミ「は、はみみ」ピキピキキ...
クララ「おー、背中の氷が早くも再生し始めてる。凄いねェ」
サン「私とユキハミは深い絆で繋がっている!!!!一度は溶けても!!!!その氷は何度でも復活するのだ!!!!」
▼ユキハミの氷は溶けやすい。故に何度でも氷結し直せるが、信頼するトレーナーに育てられたユキハミは特にその氷が早く、そして硬く形成されるという。
サンのユキハミは何度も溶かされ、その度に再生していたことで特にカッチカチの氷を生み出している。
ホップ「流石だぞ、サンは自分のポケモンの強みをばっちり理解してるみたいだ」
クララ「並大抵の努力で出来ることじゃないよねェ、アタシあんなに鍛えられたユキハミは見たことないよォ」
クルス「普段から溶かしていたのって意味あったんだね」
サン「一気にケリをつける!!!![むしのていこう]!!!!」
ユキハミ「はみはみ!!」バシッ
▼ユキハミから溢れ出す無数の虫型エネルギーがヤドンに噛り付き、ヤドンに大きなダメージを与える。
ヤドン「や、やど……」ボロッ
サン「いよし!!!!」キ-ン
ホップ「今だぞ!ボールを投げろ、サン!」
サン「わかっている!!!!」
サン「とありゃぁぁぁ!!!!」ポポポポ-ン
▼サンが全力で投げ飛ばしたボールは、一つたりともヤドンの身体を掠めることすら無く虚空に消えた。
クララ「……あれェ?」
ホップ「あっ……」
クルス「うわ」
サン「またこのパターンか!!!!」
クララ「ええ、何今の?」
ホップ「あ~……サンはバトルは強いけどゲットはからきしなんだよな」
サン「また失敗だ!!!!」
9 :
世紀王
ウルガモスサン◆cF73yUix5w
2020/03/23 22:39:19 ID:
xd/N5VLA
[2/2]
名前
ID
クララ(じゃあなんであんなに自信満々に啖呵切ってたんだろう)
ホップ「ピクリとも動いてないヤドンにすらボールを当てられないって、サンはこの先大丈夫なのか……」
クルス「これ以上は時間の無駄だね。やめなよサンちゃん」
サン「ならクルスがボールの1発であのヤドンを捕まえて見せたら大人しく引き下がるぞ!!!!」
クルス「……はぁ、わかったよ」
クルス「……ていっ」ポイ-ン
ヤドン「やや」バシュッ
グルン
グルン...
グルン......
カチッ
▼嫌々ながらクルスが投げたボールは、見事にヤドンを捕獲して動きを止める。
▼やったー!!ヤドン を つかまえたぞ!!
クルス「……ほら。これで満足でしょ」
サン「くそ!!!!また負けた!!!!」
ホップ「ほら、やっぱりこうなった」
クララ「へぇ、クルスくんはゲット上手いんだねェ」
クルス「……ポケモン図鑑完成を頼まれているんで」
クララ「ふぅ~ン」
クララ(この子、中々出来るって感じ。お師匠サマならこの才能を……)
駅員「いやぁ、助かったよ。手持ちの空いてるトレーナーがいてくれて良かった!」
クルス「いや、別に……」
サン「倒したのは私だぞ!!!!」
クララ「ねェ、クルスくん?」
クルス「はい?」
クララ「もし君が良いなら、私たちとヨロイ島で……」
?「おや、クララくんは何をやっているのかな」
クルス「ん?」
ホップ「え?」
サン「誰だ!!!!」
クララ「あっ、セイボリーくんじゃなァい☆」
セイボリー「……本当に何をやっているんだね?」
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・このssは俺と俺の兄貴を剣盾の主人公のポジションに据えたss
・なので手持ちとかトレーナーネームは俺たち兄弟が基準
・一部フィクション
・キャラ設定もオリジナル
・更新気紛れ
・結構なご都合描写
・みんなの「剣盾TN・剣盾でのファッションと脳内設定・手持ち・手持ちのNN・手持ちの個性」を募集中
────────────────────────────────
▼いつかの時代、どこかの場所。
サン「おーい!ホップー!起きろー!朝だぞー!!」
サン「今日はあの日だぞ!!わかっているのかー!!早く起きろー!!」
▼この少女・サンは、ハロンタウンに住む幼馴染みであるホップの家に、早朝から大声で呼びかけていた。
▼今日は彼らにとってとても大切な日。ずっと昔から待ち望んでいた日なのだ。
▼とはいえ、今は朝の5時。この街1番の早起きであるサン以外は、まだぐっすり眠っていても仕方のない時間だった。
サン「おいおいホップ!この大切な日は夜明けと共に出発と相場が決まっているものだろ!」
サン「……仕方ない!私だけマグノリア博士の元に一番乗りだ!さあ行くぞー!!」
ホップ「待てー!サンー!」
サン「ややっ!ホップ!起きているじゃないかやっぱり!」
ホップ「やっぱりじゃないぞ!オマエが大きな声で呼ぶものだから起きてきたんだぞ!」
▼助走をつけてブラッシータウンまで走ろうとしたサンを呼び止めたのは、パジャマ姿のホップだった。
▼サンの馬鹿でかい声で強制的に起こされたホップは、いつものように考えなしで行動しようとするサンを慌てて止めて、息を切らして走ってきた。
サン「それはすまん!!でもいつもの事だろう!!」
ホップ「開き直られると困るぞ!ふあぁ……」
サン「眠そうだなホップ!!寝不足は良くないぞ!!」
ホップ「……」イラァ...
▼ホップは元気で温厚な子として近所には知られているが、気の知れた幼馴染みのサンには他では見せない色んな表情を見せる。今のようにご覧の通りのストレスを剥き出した表情とかだ。
▼ホップも元気の良い子供だが、それ以上にうるさい・やかましい・騒々しいの三拍子揃ったサンに対しては頭が上がらなかった。最早女子とは思えない腕白なサンのストッパーとして随分付き合っているホップは、苦労人としても知られていた。
サン「さあホップ!!起きたからには出発だ!!」
ホップ「何処に……」
サン「マグノリア博士の元へ!!ポケモンを貰いに!!」
ホップ「はあ……サン、オマエちょっと勘違いしているんだぞ」
サン「何がだ!?」
ホップ「今日、俺たちにポケモンをくれるのは俺のアニキだぞ……忘れちゃったのか?」
サン「……」
サン「そうだった!!思い出したぞ!!」
ホップ「忘れてたんだな」
サン「そうと決まればダンデさんを迎えに行こう!!!!」
ホップ「アニキが来るのは昼過ぎだぞ!それに、旅に出るのは明日!今日じゃないぞ!」
サン「なんと!?」
ホップ「はぁ……やっぱりオマエは俺がいないとこうなるのか……」
サン「はは!!すまんな!!」
ホップ「……ところで」
サン「なんだ!!」
ホップ「さっきからなんでクルスを引き摺っているんだ?」
サン「起こして来た!!」
ホップ「どう見ても寝てるぞ!!」
クルス「うーんむにゃむにゃ……」
サン「喋った!!起きてる!!」
ホップ「目を閉じてるから寝てるぞ!!」
▼この町・ハロンタウンに最近引っ越して来た少年・クルスは、サンに首根っこを引き摺られながらも眠っていた。
▼今、この場に集った3人の少年少女がガラル地方にその名を轟かすのは、少し後の話である。