おはようございます
昨日は聴こえない友達とおしゃべり
（これを見て、お店が分かった方は通に違いない・・・！）
キッシュのお店。
なんと自分で好きなお皿を選べるんですって
カラフルなニャンコのお皿
いやはやたくさん喋ったー
実は、興味深い言葉を見つけました。
ディナーテーブル症候群
聞いたことありますか？
アメリカ人ろう者の
デビット・ミークさんが
研究したものだそうです。
聴者の家族の中に
ろう者が一人だけいる時、
会話の内容が分からなかったり、
会話に参加したいのに参加できず、
疎外感を感じたりする様子があります。
それを実際に体験したろう者たちを対象に
インタビューをして分析した
研究論文が発表されました。
(上記サイトより抜粋)
読んでいて、
もう首がもげるほど
うなずきました。
そして、これは今もあります。
私の家族は全員聴者。
全員、手話はできません。
きょうだいの1人が
指文字と簡単な手話が
できるぐらいかな…？
私は読唇術も合わせて、
口話でコミュニケーションを取ります。
一対一の会話なら理解はほぼ理解できても、
多数となると中々難しい。
難しい
その一言だけではなくて、
孤独感がすごいです。
それは家族の中にいても。
むしろ、
家族の中にいる時の方が
孤独感が強いかもしれない。
これまでは正直、
「孤独感」という言葉は
滅多に使わなかったです。
相手に気を遣わせてしまうだろうし、
これは聴者の世界に関わる以上
一生ついて回るものだと諦めたり、
そもそも理解してもらうことが
難しいと思うし、
理解してもらおうと思っていなかったり。
もちろん、家族は大切な人たちです。
家族も私のことを大切に想ってくれている。
育ててくれた感謝もある。
でも・・・
繋がっている、
その感覚が薄いというか・・・
親戚たちの集まりとなると
苦痛でしかなかった。
年齢とともにそれは強くなって。
お正月にきょうだいとその家族が
集まることも苦痛・・・
未だに泣きたくなります。
私抜きで、
どんどん話しが進んでいて、
特に子供がいるとね。
最初は家族が気付いて教えてくれても、
会話のスピードが速くなったり、
内容が複雑化してきたり、
だんだんと話しに夢中になってきたり、
そうなると十分に話しの内容を
理解できなくなります。
聞けばいいじゃない、って？
聞いてばかりということにも
疲れてしまうの。
みんなが楽しそうにしているから
頑張って愛想笑いしていく自分。
同じ空間にいるのに、
ただただ
みんなの動いている口を眺めているだけ。
私はだんだんと無口になり、
その席を立つ。
別の部屋で新聞読んだり、
スマホいじったり
テレビ見たり。
その方が気持ちが保てるから。
家族みんなでご飯に行こう
そう誘われても
何かと理由を付けて断るようにしています。
苦痛で、あの空間が。
一人二人ならまだ大丈夫。
誰が話しているのか把握しやすいから。
でも三人以上になると、
誰が話しているのか、
誰が誰に向かって話しているのか
把握するのに追いついていかなくなる。
どれだけ補聴器などで補聴しても
言語（口話）訓練を頑張っても
どうしようもできないところ。
ただ、家族が手話をやってくれるだけで
（覚えてくれるだけで）
ほぼ解消することだと思うんだけれど。
口話を取得したが故に
手話を覚えようとしてくれない。
口話を取得して、
すごい努力したんだね！
頑張ったんだね！
すごいね！！！
そう言われるけど、
その努力の裏に
孤独感がある、
それは
中々理解しにくいところ、
かもなぁ・・・
しゅーん・・・・
難聴の友達の中では
そんな孤独感がないので、
それに救われてきているのはあるかな。
それで精神のバランスを取るというか。
でもこんな孤独感は
少しでも減らしたい。
こんな孤独感を味わうのではなくて、
ちゃんと繋がってる感覚を
大事にできるように。
私に何ができるかなぁ。
