ペットボトル
PET bottle
ポリエチレンテレフタレート PET(→ポリエステル)製の容器。高分子状エステルの PETは結晶性が高く,軽く加工もしやすいという特性から,飲料や調味料などの容器として使われている。日常的に瓶詰の水を飲むヨーロッパで,ミネラルウォーターの容器として普及した。日本では醤油の容器として開発されたが,清涼飲料の容器としての使用は,ごみの増加につながるという理由で規制されていた。しかしペットボトル入りミネラルウォーターの輸入が増えてきたことから,1982年,食品衛生法が改正されて飲料用としての使用が認められ,以後,急速に普及した。同時に回収とリサイクルの必要性が訴えられるようになり,1995年,「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」(容器包装リサイクル法)が成立,1997年からはペットボトルの再商品化がメーカーに義務づけられた。再利用のおもな例として,繊維に加工し衣類,マット,カーペットなどへの製品化がある。
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ペットボトル
ポリエチレンテレフタレートを溶かしてふくらませてつくったびん。ポリエチレンテレフタレートの略称を用いてPETボトルとも表す。飲料製品の容器として使われる。回収・再生されたペット樹脂はシート製品,繊維製品,成形品などに再生利用されている。収率は90.4%(2012年)。→容器包装リサイクル法
→関連項目フリース
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ペット‐ボトル
〘名〙 (PET bottle) PET(ポリエチレン‐テレフタレート)製の
瓶。軽くて割れにくく、
プラスチックに比べて
ガスを通しにくい。
ジュース、しょう油などの容器として使用。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報