昨日のぞろ目
>無題Nameとしあき 21/12/30(木)01:30:01No.16886787+
>ラスレスならエクレールの衣装がミニスカナースになる

こんばんわ部長

東西館解放時なぜか拍手が沸き起こったそうで
まるでベルリンの壁の崩壊だ

　（ｽﾞﾊﾞｧﾝ!....ｽﾞﾀﾞｧﾝ!....）
会場内に響く打撃音
どの音もとても重たく鋭い、それは観客席にも届く程だった
相手の繰り出される攻撃、それを巧みにブロックする
既に何度も繰り返されておりお互い一向にに決定打は当たらない
　《リング中央！両者一歩も引きません！
　　ミウラ選手の一撃もリンネ選手の一撃も未だヒットならず！
　　どちらも完璧に相手の攻撃を読み合っています！》
実況の言葉はまさに現状を正しく表していると言えるだろう
だがそんな現状に僅かな変化が表れた
リンネが渾身の一撃を放とうと腕を大きく振り上げたのだ
　（この大振り…拾う！）
ミウラの目はしっかりとリンネの拳を捉え、その一撃をかわすと同時に

エリオとリンネと才能と＜ミウラの力＞

　「はぁ！（ﾄﾞｺﾞｫ!）」
カウンターを仕掛けた、リンネの顔面に突き刺さるミウラの拳
だがそれだけで終わらない
　「はぁ！（ﾄﾞｶﾞｧ!）」
左右の拳から放たれるカウンター
それがリンネの顎を捉えているのである
脳を揺さぶる攻撃を食らえば常人はひとたまりもないだろう
　《ダ、ダウーン！リンネ選手公式戦では二度目のダウンです！》
リングの上にうつ伏せで倒れ込むのも当然の流れだった
ミウラは構えを解きセコンドのいるコーナーへと移動
ダウンしたリンネの様子を注意深く見ていると
　「（ｸﾞｸﾞｯ...）……まだ……やれます」
立ち上がり腕を上げて続行の姿勢を見せるリンネ
これにはミウラの驚いていたがすぐさま構え直す
　（あの顎への連打を受けて立ち上がる…これは…）

顎への強打を二連撃入れた手ごたえは確かにあった
だがそれでもリンネは立ち上がっている
その事に疑問を感じるミウラだがそれ以上の思考は不可能だった
　「はぁ！（ｶﾞｧﾝ!...ｶﾞｯ!...ｶﾞｯ!）」
試合再開直後にリンネがラッシュを仕掛けてきたからである
まるで自分にはダメージなんてないと誇示するかの様に
さすがに大振りからのカウンターを食らった直後だからか
今度は威力が少ないが手数の多さで攻めてきている
リンネの連打はミウラにしっかりブロックされ逆に
　「ふんっ！（ﾄﾞｺﾞｫ!）」
一瞬の隙を突いてミウラのボディブローが炸裂
そこから今度はミウラのラッシュが繰り出されていく
その攻撃をブロックするものリンネはロープ際に追い込まれていった
　「はぁ！（ﾄﾞｺﾞｫﾝ!）やぁぁぁぁ！（ｽﾞｶﾞｧﾝ!）」
　《リンネ選手ボディから頭部への蹴りが直撃ー！？これは大ダメージだ！》

リンネが二度目のダウンとなった
だがナカジマジム側は怪訝そうな顔をしている
　「……おかしい」
　「……あぁ」
セコンドとして立つミカヤとノーヴェは特にそうだった
何が不思議なのか、何がおかしいのか
まだ答えは出ない、だがそうしている内にもリンネは立ち上がったのだ
　《この大会はスリーダウン制！
　　このラウンドでもう一度ダウンしたらその時点でミウラ選手の勝利です！》
　（威力が足りないなら…もっと強く打てばいい！
　　行くよ！スターセイバー！）
決意のもとにミウラは溜め込んだ魔力を解き放つ
　「抜剣！」
一気に解放された魔力がミウラの両腕両足を強化する
光と共にその力を解放したミウラが動いた

　「空牙！（ﾄﾞｶﾞｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ!）」
両足に込められた魔力はミウラのスピードも上げている
一瞬で距離を詰め必殺の空牙がリンネに向かって蹴り上げられた
　（ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｰ!）
その威力は今までのミウラの攻撃の比ではない
蹴りの速さも威力も上がったその一撃だが
　「くっ……」
リンネは辛うじて防御していた
リング中央にいたがその威力が高かった為ロープ際まで下げられてしまう
その攻防を見たヴィヴィオは何かを察した様子を見せる
　「私が戦った時はここまで打たれ強い選手じゃなかった…
　　まさか…リンネ選手が鍛えてきたのはパワーや攻撃力じゃなくて…」
　「そうか…リンネ選手はタフネスとスタミナを重点的に鍛えたのか
　　なら抜剣の一撃を防ぎ切ったのも納得がいく」
ミウラと戦った事があるミカヤはすぐにその状況を理解した

　（高町選手は気が付いたかしらね？）
一方のフロンティアジム側のセコンドでジルが内心ほくそ笑んでいた
　（鍛えてきたのはディフェンスとタフネス
　　打撃に使う筋肉の鎧は防御においても威力を発揮する…
　　そして打たれても耐え続けられるタフネス
　　その組み合わせがリンネの攻撃能力を更なる高みへと持ち上げる）
リンネは相手を一撃でKOする程の実力を持った選手
そのリンネが防御能力を徹底的に鍛えたとすれば
どれだけ相手の攻撃を受けても耐え続け必ず相手を打ち倒す選手となる
ジルはその理念を持ってリンネを鍛え続けてきた
それが今結果として表れている
ミウラの攻撃を受けても怯まず攻め続けるリンネ
次第にミウラがリンネの攻撃を防ぐ防戦一方の試合に変わっていた
　（ミウラ選手は10年に1人の逸材だったわ…多分私と同じくらい
　　だけど残念、リンネは100年に1人の天才なんです）

　「（ﾄﾞｶﾞｧ!）ぐっ！？」
またも重たい一撃をボディに食らってしまったミウラ
その表情が歪んでいるのを見るに相当な苦痛なのだろう
　（約束したんだ…ボクの最後のウインターカップ…
　　ヴィヴィオさんと戦って…フーカさんやアインハルトさんとも戦って…
　　できれば優勝してジムの皆にも家族にもお世話になってる色んな人達にも
　　『ありがとう』って伝えて…そして…
　　そして兄さんの待つU19に行って…兄さんに勝つんだ！）
ミウラの持つ最後の力を振り絞り右足に全て集中させた一撃を打ち放つ
その気迫はリンネにも伝わり一瞬その気迫に怯みかける程だった
　「抜剣！飛燕！！！」
ミウラの抜剣が迫るもリンネはそのまま突っ込む
鋭い右足の蹴りが迫る中リンネは左手でミウラのバリアジャケットの肩を掴み
　「はぁ！（ﾄﾞｺﾞｫ!...ﾐｼｨ!...）」
ミウラのボディに渾身の一撃が直撃したのである

リンネの一撃が放たれる直前でノーヴェがタオルを投げ入れる
セコンド側から示すギブアップの宣言、だが既にリンネの攻撃が放たれていた
ゴングが鳴り響きリンネのKO勝ちの宣告がされたのだ
盛大に湧く会場の一方でミウラのもとに救護班が担架を持って駆け付ける
　「…私が病院に付き添うよ、後でイクスちゃんにも来てもらうから」
　「ごめん…お願い」
救護班と共にミカヤがミウラに付き添う形で会場を後にする
残されたナカジマジムメンバーは複雑な心境だった
　「……ちょっとアツェレイに連絡入れてくる」
　「あ、はい…」
アツェレイは現在ジムでトレーナーとしての仕事中である
そんなアツェレイに妹弟子の試合結果を伝えようとノーヴェは思ったのだ
それが例えどんな結果だったとしても

NEXT：『その涙は』

ぞろ目だったらユーノとエリオとトーマをトリプルギロチンコ！

ゾロ目ならアツェレイをノーパンミニスカメイドの衣装で拘束してレンカの前に放置する

ぞろ目なら明日のエリオのおっぱい枕は英雄王アデルっぱい

ぞろ目ならエリオの姫初め争奪戦争開幕

ラスレスならクー様の衣装が境界線上のホライゾンの向井・鈴のコスプレになる

エリオの人来てたのか…
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