これを言ってくるエンジニア、老害です。すぐに縁を切りましょう。
今回は皆さんの周りに潜んでいる「老害エンジニア」の話です。
エンジニアの場合、日進月歩で技術が発展していくので、年齢を重ねなくても、少しキャリアがあって、あまり勉強しないタイプの方がすぐに老害化してしまいます。
今回は、「これを言われたら老害を疑え!」という古臭いアドバイスをいくつかご紹介したいと思います。
数学を勉強しろ!と言ってくる
まずプログラミング学習に必要な数学知識は中2レベルで十分です。
なのに数学を滅茶苦茶勉強してきた人にとってはそれがムカつくのでしょう。
さらには、コンピュータの成り立ちとかから勉強しろみたいなことを言ってくる人がいます。
車が動く仕組みがわからなくても車を運転することはできます。「愛」を説明できなくても、人を愛することはできますし、人の愛を感じることはできます。
今の開発環境はこの20年で目まぐるしく変わりました。
プログラマーのエントリーの敷居はどんどん下がってきています。
昔のエンジニアの苦労なんかどうでもいい話です。
昔の栄光を語る&サーバーを0から構築したがる
技術革新の中にあって何の意味もない話はたくさんあります。
一度進んだ技術は2度と元に戻らないので、そのころの水準でアドバイスしてくるのは老害でしかりません。
2000年代にITで起業した人はほとんど、自分でサーバーを立てて、データセンターにあずけて、夏でもダウンを来て、モニターとキーボード持参で徹夜したなんていう経験をしています。
そんな自慢話は、AWS以降の若手エンジニアには「また始まったよ」と飽き飽きしているはずです。
口癖が「〜〜すれば良いのでは?」な人
この言い方って自信のなさの裏返しなんですよね。
「これはこれこれ、こうだと思うので、これをやってください」
というのが正しい依頼の仕方です。
責任の所在を自分にせず、「こうやればいいじゃない?」という言い方をする人は、必ずどこかでドロンします。
ということで、老害エンジニアの話でした。
IT業界に関わらず、デジタルネイティブがどんどん参入してくる時代がもうきています。
現役エンジニアの方も、これからプログラミングスキルを勉強する方も、勉強してキャッチアップし続けるという姿勢を忘れると、すぐに老害エンジニアになっちゃいますよ!
ということで、今回はエンジニアは成長を止めたらアウト!という話でした。
追記)
数年前に成長を止めてしまったエンジニアたちは、気づいていないかも知れませんが、
「プログラミング」は、彼らの想像以上に、民主化・コモディティ化され、特別な知識なく活用でき、分業も進んでおります。
ライブラリやフレームワークを作る人と、使う人(プログラマー)に分かれていくのは、先人たちが望んだ姿でもあります。
数学を知っている方がいいに越したことはないけど、それに時間をかけるべきかは本人の選択に委ねるべきで、「みんな知るべきこと」って思ってる人こそ、若手から老害認定を受けるのでしょう。
さらに言えば、プログラミングスキルと相関関係があるのは「数学力」ではなく「国語力」と「認知力」だという学術論文もあります。これは、「数学なんていらないんじゃね?」と理系エンジニアたちが言っていたことが証明されたことになります。(文系の人が数学苦手だからというエクスキューズに対して理系エンジニアがレトリックとして使っていた過去がありました。)
今回の騒動は、「国語力」と「認知力」のない「老害」たちが、科学的根拠なく、騒ぎ立てたのかもれません。
私たちは「創業理念」に掲げている「エンジニア職の独占スキルだったプログラミングをコモディティ化し万人がITを活用できる社会」を実現すべく、老害エンジニアのトラップに悩んでいる若者・非エンジニアたちを鼓舞しつづけて参りたいと思います。