渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

渋谷のとんかつ屋

2021年12月30日 | open


今は東急渋谷駅のキャッツアイ
だけが虚しく残る渋谷の国道246
青山通りのガード。駅舎は無い。
かつて、このガードのこの画像で
左側のガード下には1960年代から
営業していた古いとんかつ屋があ
った。
私は職場の後から入ったけど上司
になった同僚に連れて行ってもらっ
た。年は一回り上。
元早稲田大学のブント叛旗派で
青学に亡命政権で行ってた人。
早稲田という大学はナチス革マル
の暗黒支配により、カクマル以外
のセクトには拉致リンチが強行され
るので、ある時期以降は、各セク
の活動家はよその大学に亡命して、
そこで活動するしかなかった。
私の先輩である同志も拉致されて
椅子に縛りつけられ、千枚通しで
カクマルにぶすぶすに刺された。
彼とは第五インターナショナルの
建設を画策していた。オランダを
足掛かりに計画を具体的に進めて
いたが頓挫した。
青学は中大と並ぶ共産同=社学同
叛旗派の拠点でもあったので受け
入れ先として機能していた。落語家
の今の円楽などは青学の叛旗派の
お偉いさんだった。
こうした現象はどこの大学でもあ
り、明学大からは中核派を旧ブント
マル戦前衛派が深夜の火花散る
鉄パイプ同士でのゲバルトにより
叩き出し、明学大の中核派は横浜
国大に全員亡命した。
だが、その報復で中核派の拠点大学
の法政大からはマル戦前衛派は中核
からゲバルトで叩き出されて、明学
亡命し駐屯していた。
こうした現象は各大学にみられた。

その渋谷ガード下のとんかつ屋、
殊の外うまかった。
初めて行った時、ソースに気づいた。
これリンゴと玉ねぎ擦って煮込んで
るでしょ?と店主に訊いたら、それ
を言い当てた客ぁ初めてだ、と言っ
ていた。
カツは薄かったが、とにかく美味し
い店だった。
きったない古いカウンターだけの
狭い店。
でも、味は最高だった。
今は無い。
渋谷駅大開発で廃業したようだ。
残念。

その初めて行った時の連れて行って
くれた当時の職場の同僚は私と共に
映画「釣りバカ日誌 5」に映って
いる。


その映画の紹介記事はこちら。


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