スリングライフルの新技術がポンポン出てくるのとアイデアがポンポン出てくるのとが重なって、デザイン画がどんどん出来上がってます。アイデアだけならまだまだあるのですが、デザイン画が完成した3つを紹介します。
Matoryosika
5発の8mm球を一度に発射するカート式スリングショットガンです。
詳細は過去の記事を参照してください。
Mustang
全長 100cm
口径 たぶん11mm
加速距離 45cm
初速 目標65〜80mps
装弾数 10発
引き伸ばし率5.3倍
ゴム 21mm幅平ゴム(折径調整可)
テーパー 弾受け側10mm
プリテンション 0%
コッキングレバー装備
Model22の、L字アングルを組み合わせて作るレールを使います。
愛称の由来は、「カービンサイズのライフルを作ろう!」→「騎兵」→「軍用じゃないから野生だな」→「野生馬(Mustang)」
です。同じ名前の自動車と軍用機がありますが、どっちも好きです。
しかし、レール・球形弾の自動給弾機構のどちらも研究不足で、それにコッキングレバーまで付けようというのだからかなり無茶です。
デザインは3つの中で一番好きです。
Leopard
全長 100mm
口径 8mm(8mmダボ)
加速距離 45〜50cm
初速 目標75〜90mps
装弾数 5発
引き伸ばし率5.3倍
ゴム 21mm幅平ゴム(折径調整可)
テーパー 弾受け側10mm
プリテンション 0〜10%
コッキングレバー装備
愛称は「小型のベンガルみたいな感じ」→「ベンガル(虎)より小さい」→「豹だな」ってことで。安直です。
最初は、タロン4を切り詰めるついでに改良型ベンガル給弾機構を組み込んだものをタロン5、通称Combat Talonとして作ろうと思っていたのですが
・弾が限定されてしまう
・タロン5から6に更新するとき弾倉があると設計の柔軟性が失われる
・木製部品を大きく削るので取り返しがつかなくなる
と、デメリットが多かったので「ベンガルを小口径にして発展させた感じのライフル作りゃいいんじゃね?」ってことで新規設計しました。
※これがTalon5のデザイン画(ボツ)
案1のフレームまわりのデザインはベンガルを踏襲し、ストックはマスタング、マガジン周りはマトリョーシカからです。
案2は重いコッキングレバーを引くときにはピストルグリップの方が幾分かやり易いだろうということで描いたものです。デザインは上、機能性なら下でしょう。
コッキング機構の搭載を考えていますが、うまくいくかわからんのでデザイン画には鐙もついてます。
改良型ベンガル給弾機構ってのは、ベンガル給弾機構のマガジンのフタを「弾が飛び出して来なけりゃちょっとくらい開いてていいだろ!」という理屈で改良したものです。
ベンガル式給弾機構は機関部上をコ型の閉鎖機がスライドするもので、これにはいくつか欠点があります。
・フレームと閉鎖機の径が同じため、上フレームのボルトを締めすぎると閉鎖機が動かなくなる
・特別仕様の機関部を作らなければいけない
・作動時に摩擦抵抗が大きい
・マガジンスプリングを強くできない
ボルトを締めすぎず大容量のマガジンを使わなければ作動不良を起こさない、私が作ったにしては比較的優秀なシステムでした。
しかし、1年もすれば改良方法ってのはいくらでも湧いてくるもので、今回のは普通の機関部でもつかえる普遍的で簡単なシステムです。(円柱形弾のみ)
普通の機関部
厚さ17mm フックと機関部上部に段差がある
特殊な機関部
厚さ16mm フックと機関部上部がツライチ
縦幅が抑えられているため、軽いトリガーを作ろうとすると横幅が広くなる
特殊な機関部を使わねばならないのは閉鎖機がフックを避けるよう二股の構造になっているからで、二股だと当然付け根の部分が必要になります。付け根にスプリングを搭載しているので、上フレームと下フレームの間にスペースが必要になるのです。
でもこの閉鎖機、二股にしなくてもちゃんと作動しそうですよね?
つまりこんな感じにすると。
(ベンって何書こうとしたんだ……?)
3作全て作りたいのですが、1作分の時間しか取れなさそうです。 しかし、一番時間が掛かるのはストックですから、Model22やModel21みたいに金属部品だけ実家で作れば3作全部作れるんじゃないか? と思ってます。
無理かな?
もし一作しか作れないようならLeopardを作ります。一番研究と設計が進んでいるので作りやすいのです。