Koichi Kawakami, 川上浩一@koichi_kawakami·Dec 25>厚労省担当者「抗原検査の陽性判明はPCRの91・4%」 この数字はルミパルスの取説↓ https://info.pmda.go.jp/tgo/pack/30200EZX00035000_A_01_10/… の一致率、22/24(91.6%)、27/30(90%)に近い数字。 けれども、この数字には意味がないことをスレッドで説明します。 #空港検疫を感度のわるい抗原検査から感度のよいPCR検査に戻して下さいQuote Tweet毎日新聞@mainichi · Dec 22「空港検疫、PCR検査に」野党から要求次々 https://mainichi.jp/articles/20211222/k00/00m/010/183000c… 政府は抗原検査が「最適」(岸田文雄首相)として継続する方針です。5425441
Koichi Kawakami, 川上浩一@koichi_kawakami·Dec 25(承前) ここでの問題点は、 ①たった20~30の検体しか調べていないこと ②それぞれの検体のCt値を考慮していないこと ③検出限界を真摯に検討していないこと です。 さて一致率の実態とはどういうものでしょう?↓ #空港検疫を感度のわるい抗原検査から感度のよいPCR検査に戻して下さい1160195
Koichi Kawakami, 川上浩一@koichi_kawakami↓ 例えば5人の感染者がいて、その人たちからの検体のCt値が 20、22、23、26、29だったとします。PCRでも抗原定量でも検出できます。なので一致率は100%になります。 20、22、23、26、35だとしたら、PCRでは全部検出できるけど、抗原定量ではそのうち4つ、20、22、23、26しか検出できません。↓3:16 PM · Dec 25, 2021·Twitter Web App171 Retweets5 Quote Tweets218 Likes
Koichi Kawakami, 川上浩一@koichi_kawakami·Dec 25Replying to @koichi_kawakami↓ その場合、一致率は80%になります。 さらに、その5検体のCt値が20、22、23、36、35だとしたら抗原定量では、35、36を検出できない。なので一致率は60%になります。 このように、Ct値を無視した一致率は無意味なのです。 したがって、Ct値を考慮した解析、グラフが必要になります。↓1144188
Koichi Kawakami, 川上浩一@koichi_kawakami·Dec 25↓ このデータはさまざまなCt値の検体について、PCR(RT-qPCR)と抗原定量法で解析したものです。横軸がCt値です。 丸がそれぞれの検体です。このグラフを読むと、Ct値30以上の検体は抗原定量法では検出できないことが示されています。↓Quote TweetKoichi Kawakami, 川上浩一@koichi_kawakami · Dec 11神戸市健康科学研究所COVID-19検査チームが、富士レビオ ルミパルス抗原定量検査法とPCR法(RT-qPCR法)の感度比較をした結果が感染症研のページに掲載されています↓ https://niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2502-idsc/iasr-in/10464-496d03.html… 緑の帯の"グレーゾーン"以下が陰性(偽陰性)として見逃されてしまいます。 #空港検疫をPCRに戻して下さい1173185
Koichi Kawakami, 川上浩一@koichi_kawakami·Dec 25↓ こちらの図は基本的に前の図と同じものです。 唾液では55検体中21検体(38%)が偽陰性(赤丸部分)、即ち抗原定量で見逃されます。鼻咽頭ぬぐい液では40検体中8検体が偽陰性(20%)になっています。PCRとの一致率は62%、80%です。先ほどの~90%とだいぶ違いますよね。↓Quote TweetKoichi Kawakami, 川上浩一@koichi_kawakami · Dec 11富士レビオルミパルス 抗原定量検査法とPCR法の感度比較(神戸市健康科学研究所COVID-19検査チームによる)↓ 唾液では55検体中21検体が偽陰性(38%)、鼻咽頭ぬぐい液では40検体中8検体が偽陰性(20%)(赤丸部分)。即ちこのデータでは、10人の感染者のうち2-4人すりぬけます。 #空港検疫をPCRに戻して下さい1140150
Koichi Kawakami, 川上浩一@koichi_kawakami·Dec 25↓ どういうCt値のばらつきを持った検体(群)かで一致率など容易に変わります。~90%の一致率は、たまたまそうなっただけ。それよりも検出限界がCt値30程度であることが重要で問題なのです。感染者を多く見逃してしまいます。// #空港検疫を感度のわるい抗原検査から感度のよいPCR検査に戻して下さい178216