黒い、黒いです。黒の上に金と銀が映えます。
いや、ホントはゴムのオレンジと未塗装金属の白ですが、そんなことはどうでもいいのです。
愛称変わりましたが、「その○○」ってのは継続で。
そういえば、プリテンションになっているライフルの全貌を見せたのは初めてですね。
フレームのほぼ真ん中に弾受け止め兼支柱が配置されているのが分かると思います。分解するのは面倒ですが、強度は上がります。
塗装には今回はスプレーではなくペンキみたいなヤツを使いました。
つや消し黒買ったつもりがただの黒でした。くそう
厚塗りするにはこちらのほうが楽かと思ったのですが、塗るときにどうしても表面が波打ってしまうので乾燥後に研磨せねばならず、ラッカースプレーを何回も塗り重ねたほうが楽でした。乾燥時間もスプレーのほうが短いです。しかしスプレーに比べたら塗料の量は多いのでうまく塗れればこちらのほうがお得ですし、有機溶剤で頭痛くなることも少ないかと思います。どちらにしろ換気はいりますが。
このストックはMDFをエポキシで積層して作りましたがエポキシは1年ほどで軟化するらしいので、それまでに新しいストックを作る予定です。現在のストックはかなり気に入っているので、デザインそのままで強度やマガジンへの装填方法の改良などで性能向上させます。
……新しいストック作ってすぐに次の新しいストックの話をするってのも変な感じですね。
あとは特筆することもないですかね。見たまんまです。カッチョエエです。
それにしても不幸なのはアップルヘッドです。地位が暴落してしまいました。
プリテンションにできず速射性はブラッククイーンに完敗。操作性は数cmの差では対して変わらず。ゴムを#35にして入手性を良くする試みも失敗。精度が良くても遠距離撃てなきゃ意味はなし。射撃の爽快感はパチンコ玉とケルダボでは比べるまでもなし。豚に真珠、兎に祭文、庭撃ち勢に高精度ライフルです。高精度かどうかのテストすら出来ていないというのがますますダメです。
こういう不幸な作品を作らないようにするには、自分の用途と好みのどちらにもあった物を作らねばならないのでしょう。
好きで好きでたまらん物と「とりあえず作ってみようか」で作った物では思い入れが違います。しかし、好きな物でも使えなければ意味がなく、部屋の壁で調度品となり「ああ、あれはカッコいいなぁ」と言われるだけの運命です。これが完成したのが半年前で競技だとか狩猟だとかで成果を上げていたり、10m以上を気軽に撃てる環境だったり、マガジンがもう少し扱いやすいものだったり、ゆっくりコッキングしてもマルファンクションを起こさないものだったり、スリングライフルを作り始めたときからずっと「パチンコ玉の自動給弾作りてぇ」と思い続けていたりしていれば扱いも変わったのでしょうが、いろいろ時期というか、運が悪いですね。アップルヘッドがM14のように価値を見直される日は来るのでしょうか。(こう言っとけばフラグが立つかもしれない)