先日痛ましい事故が起こりベンガルのストックがへし折れてしまいました。
年甲斐もなくむせび泣いてしまいましたが、私は元気です。
さて、ベンガルに(?)と付いているのは、新しいストックで名前の由来となった虎縞模様がなくなるからです。
新ストック用にデザイン画を描きおろしたので私の命名法則に従い新しい愛称にしなければいけません。普通ならBengal2とするところですが、「Bengal」がBengalである要素を満たさなくなったので新しい愛称をつけたいと思います。
私は今まで、「タロンベンガルは〜」とタロンとベンガルをひとくくりにしていましたが、実はコレ個人的に問題視しておりました。なぜなら、どう考えてもタロン3はベンガルの下位互換でしかないからです。私がタロンに思い入れがなければ淘汰されて消えるか、もしくは聖域化して部屋の調度品となる運命しかありませんでした。タロンの弾にベンガルのマガジンでは詰まってしまう規格はずれの10mmダボをつかったり、プリテンション式をベンガルで試したりしたのも、薄々そういう風にタロンを見ていたからでしょう。ここで高初速モデルのブラッククイーンを作ってしまうと、さらに影が薄くなってしまいます。これはいけません。なぜならタロンには思い入れがあるからです。
そこで私はこう考えました。
「タロンを高初速モデルにして、ベンガルを大口径モデルにすればいいんでないの?」と。
もともとタロンを口径9mmにして初速向上させる案はありました。それがModel12A4です。
それをさらに高初速方面に尖らせ、Model22R Black Queenの開発コンセプトを取り込んでModel12A4 Talon4とすることにします。
すると、ベンガルが対極の位置づけとなるので差別化が図れ、さらにBlack Queenの称号を真っ黒になった新ベンガルに使えるというわけです。新ベンガルがModel22Rよりも黒くて私好みなデザインでネコ科関係の名前でいいものが見つからなかったというのもこの計画を後押ししました。
というわけでベンガルは本日から
「Model19RA2 Black Queen」となります。
Model19RA2 Black Queen
主な変更点
・機関部の軽量化
今作のストックはMDF板をエポキシ系接着剤で積層してのこやすりとかんなを使って成型、それにつや消し黒のシリコンラッカーを厚塗りしてシンセティック風にします。カンプピストル型ペットボトルロケットの本体と同じ質感ですね。構成は中心に5.5mmMDF板3枚、フレームや連結プレートの段差に2.5mmラワン合板2枚ずつ、外に9mmMDF板1枚ずつで厚さ44.5mmです。この方法が私が今まで作った中で一番簡単な早くて簡単なストック作成方法です。パーツの切り出しからここまで2日、このペースなら1週間以内には完成しそうです。