Model21R Applehead 完成です! 嘘です! あと一週間ほどの作業が必要です。完成まではリアサイトが郵送されるのを待ち、安全装置を作り終え、ロングマガジンとショートマガジンを計2個づつ作る必要があります。
現在長期休暇中ですが、卒業研究開始前の研究データ&機器の操作法の引き継ぎというやんごとない理由により下宿先に残っているのです。
先週末は個人的に3連休だったので帰省して作業、今週末は実家帰った時に軽い気持ちで歯医者いったら神経抜かれたので、2連休ですが帰ってマガジン製作&歯をパテで埋めてきます。
ストックは2.5mmのラワン合板を16枚積層しウレタンニスのマホガニーでの仕上げです。今回のストック製作に電動工具は一切使用しておりません。出来の悪いミルフィーユのような塊からのこやすりとカンナで削り出し、サンドペーパーの番目を60から240番まで使って下地を作りました。そうして薄め液で薄めたニスを塗り、乾燥したら240番のサンドペーパーで磨き、その上から下が溶けないうちに薄めたニスを塗り重ねるという工程を朝夜2回、一週間続けました。オイル仕上げと違ってニスはある一定のとこまで塗ってしまうとそれ以上は美しくなりません。なので1週間で作業を打ち切り、2000番のペーパーを掛けて仕上げました。
トリガーガードはいつものようにフラットバーを叩いたりバイスで挟んで曲げたりして作りました。
フロントサイトはこれまたいつも通りのM5ボルトを削り込んだピン、リアサイトはレールにピカティニー規格のアイアンサイトか小型の光学照準器を取り付けるようになっています。リアサイトは手作りより既成品を買った方が良いのです。なんたって調整の信頼性が違います。
レールの俯角は2°で光学照準器使用時、初速65mpsで30mにゼロインする角度です。
アイアンサイトではフロントサイトのネジを回したり、リアサイトのエレベーションノブを回して角度を調整します。
レール基部の後端が上フレームからはみ出ているのは、そこに安全装置が入るからです。
飛び出ている金属棒が変な形してるのは、接着がナナメになってしまったからです。普通はまっすぐでいいのです。
1cm後ろに引くとシアとフックを固定します。ホントなら2.5cmの可動域があったのですが、上フレーム内に仕込む磁石のことをすっかり失念していたので可動域を縮めました。
で、デザイン画ではタロン3のようなボルトアクション風安全装置でしたが、こいつは実物を見てみるとボルトハンドルが思ったより上にあってカッコよくないので、こうします。
横ではなく後部に取り付け。まだ取り付けてないので、金属用パテで埋め込みます。
全貌&試射の披露はマガジン以外の作業終了を待って行うとしましょう。