ゴムや弾をいろいろ弄って、初速がどう変化するかという実験を行います。
目的
ゴムの量と弾の重量をそれぞれ変化させ、銃口初速と運動エネルギーを測定し、ゴムと弾の関係を探る
器具
Model21Applehead、クローニーM1弾速計、デジタルスケール、温度計、バックストップ、#35番平ゴム、6mmクレモナ金剛打、弾各種
条件
気温15℃
コッキングから発射まで20秒
引き伸ばし率5.14倍
弾受けの重量6.1g
実験操作
アップルヘッドのヨークに#35平ゴムを4本かけ、弾の重量を変化させて初速を測定する。その後、平ゴムを2本に減らし、同様に初速を測定する。
弾+弾受けの重量をX軸、銃口初速・運動エネルギーをそれぞれY軸にとり、結果をグラフにプロットする。(ゴムにかかる重量を比較するために弾受けの重量も加える)
予想
弾の重量のみを変化させると初速はゴム自体の伸縮速度を超えることはないと考えられるので、ある点までは水平に近い線で、ある点を超えるとトルクが不足するため弾の重量増加に比例して初速低下が起こる。
また、ゴムの量を増減させてもゴム自体の伸縮速度は変化しないため、最高初速は変化せず、初速低下の直線の傾きが緩やかになると考えられる。
考察
物理苦手なので多くのことは読み取れないのですが、「ゴム自体の伸縮速度」というものがあってそれが弾の最高速度だとすると、この弾受けでは重すぎ、またはゴムが少なすぎってことがわかりました。ゴムを2倍、3倍とするか弾受けを軽量化することによりさらに初速は向上すると思われます。
(独りの創作家さんすみませんでしたm(_ _)m)
今後の展望
・さらなる高初速スリングライフルの開発
平ゴム4本掛けでもまだまだ初速の向上は狙えるようなので、次作は平ゴム4本掛け+PVC弓で使った3mmナイロンロープ製の軽量弾受け+口径6〜7mmの軽量弾の小口径高初速スリングライフルをつくってみようかと思います。コメットやスターリングと似ていますが、当時とはまるっきり条件が違います。めざせレール式で100mps
・追加実験
輪ゴムと平ゴムでの比較、加速距離や引き伸ばし率を変化させた時の初速変化、ゴムを2倍・3倍と増やして「ゴム自体の伸縮速度」の発見 等々、まだまだやることはたくさんあります。こっちはゆっくりと進めていきます。