週末に法事で実家に帰ったのでレッドタロンの簡単な改修をしました。
これでレッドタロンは「Model12A2 Talon3」になります。
デザイン画を書き換えるくらい大きくスタイルが変化する(全長が伸びたり、ストックが変わったり)と、「A」の数字の他に愛称の部分も変化します。
たとえばベンガルをブルパップにしたりすると「Model19RA2 Bengal2」みたいになります。
大きく変わるといっても、レールにスコープをつけたりバイポッドをつけたりしてもアクセサリーの変更なので愛称は変わりません。これがフレームに直接バイポッドを付ける設計にすると愛称も変化します。
技術力不足とか計算ミスとかいろいろあって単発前装式10mmになって、
一周まわってレッドタロンをそのまま強化したような形になりました。
Model12レッドタロンは私のフラッグシップモデルですからね。作って終わりではありません。改良し続けます。
2.機関部内壁をピンで補強
(機関部バラしたくないからベンガルので代用!)
4.ローマウントに変更(後部連結プレートの切断&20mmのピカティニーレイル装着)
詳細説明
1.ベンガルでゴムの断裂が頻発するのでしぶしぶヨークを伸ばしてフレームとの接触を無くしてみたところ、気温同じで初速が5mpsもアップしました。
「こりゃタロンにも仕込まなきゃ!」ということで早速やりました。
ちなみに初速が上がる大きな理由は「ヨーク延長によってゴムの加速距離が大きくなるから」ではなく、「フレームとの摩擦がなくなるから」でしょう。最初はゴムの加速距離の方かと思ったのですが、延長前ヨークだとヨークからフックまでが90cm、ヨークの根本からゴムの中心までが2cmで、計算サイトで斜辺を出してみると90.02cmです。
加速距離は-20cmして70.02cm、伸び率は4.375倍です。
これが延長後ヨーク(5cm)だと90.14cmで、加速距離は70.14cm、伸び率は4.384倍と、無視できるくらいです。力の合成などを考えても、ゴムの角度が急な方が合力も大きいですから、フレームとゴムの摩擦で初速も落ちていたと考えられるわけです。
もしかしたら「加速距離が0.12cm、伸び率が0.09倍も大きくなれば5mps位は上がるんじゃないの?」って疑問もあるかもしれません。が、この後に弾受けを片側1〜2cmづつ切って加速距離72cm、伸び率4.5倍にしてまた5mpsほど初速が上がり、30℃で76mps出ました。
ヨーク延長をしていないタロン2は同じ条件(72㎝加速4.5倍伸ばし)で62mpsですから、やっぱりヨークが短くてフレームとの摩擦で初速が落ちたんだと言えるわけです。よく考えたらレッドタロンからタロン2で加速距離が15㎝も伸びたのに4mpsしか初速が上がらないのはおかしかったですね。ホントは58mps→76mpsで18mpsアップですわ
2.フックが内壁に激突して接着が剥がれるのを防ぐためです。
強力なゴムを使うときにピン入れてないとこういう感じで剥がれます。
3.鐙位置を横から下側に変更して全長を短くするためです。
横側だとフレーム先端と鐙の間に靴のソールを入れるだけのスペースが必要ですが、下側だと地面からフレームが離れる程度のスペースさえあればいいわけです。
4.初速が上がったので、マウントの角度を並行に近づけることができるようになりました。並行に近いってことは、マウントを低くしてもレンズにフレームが掛からないようになるわけです。スリム好きなので即座に切断です。
そのままマウントを低くしたのでは給弾口を隠してしまうので、レイルを短くして対応しました。3倍くらいの小型スコープかT1ドットみたいな小型光学照準器を載せるつもりです。光学照準器の使用前提でアイアンサイトは載せていません。
5.このブリーチブロックは磁力で上フレームに固定されるはずだったのですが、この重さを固定するには磁石が小さ過ぎました。もう機械的に固定してしまいます。