最近の更新ラッシュはネタがあるのでもうちょっとだけ続きます。
さて、私がスリングライフルを作り始めてからの目標だった連発式自動給弾スリングライフルは完成してしまいました。最近ではヨークを延長して「ほんとに同じ機種かよ!?」ってぐらい初速アップもしました。気温30℃で70代後半なら、気温35℃では80mpsも達成できるでしょう。 昔言われていた80mps限界論と、オリジナルの自動給弾機構の開発……
私のなかで、1つのラインを越えたというか、何かが終わったというか……ブログやめるならここかな?という感覚でありました。「BAR型の連発式自動給弾スリングライフル」という何年も前から頭の中にあったもやもやとしたものが、すっぽりと摘出されて確かな実在でもって部屋の壁に立ててある。不思議な孤独感と喪失感があります。
はむさんのサイトの旧RSS掲示板を見ていた方々やレッドタロン製作前から私のブログを見てくださっていた方々は、私のレッドタロンの原案がBARとG3を混ぜたようなデザインの自動給弾連発式だったことをご存知かとおもいます。ベンガルが当時の失敗と未練を引きずってBARベースにデザインされたことも、お察しの通りです。BARのデザインをスリングライフルに落とし込むのは成功したと言ってもいいでしょう。
(旧掲示板とかユニークエースさんとこの掲示板の過去ログ漁ってたら懐かしくて涙でそうになりました。あと言葉づかいとか文体とか、読み返すとこっ恥ずかしくてまた涙でそうになりました)
前置きが長くなってしまいましたが、こうやって新作発表するわけですからこれで私のスリングライフル作りが終わるわけではありません。
ベンガルを作り上げたことで、「着脱マガジンの開発」「球形弾用自動給弾機構の開発」という新たな目標が生まれました。
さらにもう一つ、レール式スリングライフルからM字レールを撤廃することができるかもしれないひらめきがありました。
ベンガルで作った「マガジンから上昇してきた弾を保持するガイド(以下ガイド)」は、木製フレーム時代の「上レール」の代用部品です。マガジン上に上レールがあればこのパーツは必要ありません。
そこで私におおきな発想の転換が起こりました。
「M字レールの代わりにこのガイド長くして使えばいいじゃん!」
着脱式マガジンを作るときにレールが存在することによる段差はトンデモなく邪魔なものです。それを無くせるという事は、とっても簡単に着脱式マガジンが作れるという事です!
でも、ベンガルの弾倉閉鎖機はフレーム内にレールや機関部が突き出していること前提の造りですから、改良が必要です。
L字アングルは完全に接着してしまいますから、削れ難い鉄かステンレスの物を探さなきゃです。
さらにレール式製造の面倒臭い箇所「レール固定用のボルト穴あけ」がなくなります! ちゃんと中心を出すのってとっても面倒ですし、神経使う箇所ですからね。 新たにアングルを接着する手間は生まれますが、私は穴あけって工程が大嫌いなんですよ! だからなくす。
レールがなくなった分、機関部を縦幅約17mmで作らねばなりません。さすがにそれは無理なので、メタルフレーム最初期の10mmライフルや8mmスリングピストル(2010〜11年くらいのヤツです。覚えている人いるかな?)のように下フレームの下側を削って機関部を埋め込みます。機関部がフレームの下に出るという事は、ついに先台と銃床が一体型のライフルを作れるという事です。つまり、次はアレです。M1ガーランドとかSVT-40とかそこらへんの私が一番好きな時期の歩兵銃のデザインでやります。カッコいいんだこれが。
手間はかかるでしょうが合板から一体型ストックを作る練習はKJホークアイでやったので大丈夫でしょう。
Model21R 愛称未定
口径11mm
使用弾 パチンコ玉
全長およそ110cm
加速距離 55cm
ゴム 16番輪ゴム80〜100本
ヨーク アイプレート
装弾数 10発
これが完成すれば次はこのスタイルのまま10mmダボの着脱式マガジン化でしょうか。
「BARとM1合わせてM14や!」ってやってすぐに闇に葬られるかもしれませんがw
さらに問題が一つ。こういうわくわくするような思いつきはいっつも下宿に戻ってすぐ思いつくってことです。
正月まであと3か月もある!
※追記2014/9/25
どうもL字アングルでレールを作るのは接着時の精度確保が困難なようです。
パチンコ玉仕様で精度出せないと本末転倒なので、これまでのM字レールを使って着脱マガジン化する方法を模索します。