Windows10のスリープ状態を、USB機器で解除できるウェイクアップ機能。これを、無効にする設定の備忘録&紹介記事です。
クリーンインストールしたWindows10で、USBワイヤレスマウス(ロジクール『M590』)を動かすとPCのスリープ状態が解除されてしまう事態に遭遇。
「そう言えば!」と思い出し、デバイスマネージャーのマウス項目でスタンバイ状態を解除する設定を無効化するも、マウスが少しでも反応するとPCがスリープから復帰してしまう!
そして、ネット検索して調べ直すことで「そうだった…」と、正しい設定方法を思い出した次第です。若干「罠」があるので、ちょっと気付いたことも含めて備忘録!
たまにしか設定しないとやっぱり忘れちゃいますね(ノ∀`)アチャー
設定方法
- デバイスマネージャーにアクセス
- 「HID 準拠マウス」と「HID キーボードデバイス」のプロパティにアクセス
- 両プロパティの「電源の管理」タブにアクセス
- 「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」からチェックを外す
マウスの設定なのに「HID準拠マウス」の項目だけでなく、「HIDキーボードデバイス」の項目も一緒にオフにしないとスリープ解除無効の設定が効きません。
「両方オフにする必要がある」ってのがポイントです。片方だけだとなぜか駄目。
デバイスマネージャーにアクセス
まずは「デバイスマネージャー」にアクセスする。
HID準拠マウスとHIDキーボードデバイス
次は、「マウスとそのほかのポインティング デバイス」内にある「HID 準拠マウス」と、「キーボード」内の「HID キーボードデバイス」のプロパティにアクセス(順番はどちらからでもOK)。
「ダブルクリック」or「右クリックメニュー」からプロパティを開く。
電源の管理タブ
「HID 準拠マウス」と「HID キーボードデバイス」のプロパティを開いたら、「電源の管理」タブにアクセス。
【このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする】のチェックを外す。
チェックを外したら「OK」を押して適用!
これで設定完了です、お疲れさまでした!
注意点
設定がリセットされることがある
このUSBウェイクアップ機能は、デフォルトが「有効/ON」となっているらしく、設定がリセットされると、勝手に有効化してしまう事もあるので、ちょっと注意しておきたい。
例えば、接続しているワイヤレスマウスのレシバーを取り外して、別のワイヤレスマウスのレシーバーを取り付けたりすると、ウェイクアップ機能の設定がリセットされることがあるようだった。
別デバイスだから設定も別になっているとするなら、当たり前のような気もするけど。このあたりはPC環境やデバイスに依るのかもしれない。
また、Windows10のバージョンアップデートでも設定が引き継がれない・リセットされるケースがあるのだそう。
USBキーボードにも影響する
「HID キーボードデバイス」側の設定も無効にするので、当然USBキーボードのウェイクアップ機能も無効になる。
本記事の方法では「キーボードではウェイクアップ機能を使いたいが、マウスでは使いたくない」というのは両立できないのが難点。
PC本体の電源ボタンでのスリープ復帰は可能なので、個人的には特に支障ないかなと思っています。でも、PCの使い方次第でしょうね。
まとめ
PCをスリープにした時にいちいちマウス側の電源をオフにするのは面倒くさいので、ウェイクアップ機能はオフで使うことにしています。マウスのセンサーがちょっと反応しただけで復帰するのは煩わしい!
マウスとキーボードの設定が別々にできるようになれば良いのですけど、なぜこんな仕様なんでしょうね。USBデバイス側の問題・相性である可能性もありそうかな?
ともあれ、マウスでのスリープ解除を無効にできないという場合は試してみるといいかもしれません。