今回はその栄光と挫折の軌跡を追ってみよう。
ワイルドブルーヨコハマ
1992年、横浜市鶴見区にオープンした、大型温水プール施設。一年中常夏のビーチが楽しめることをアピールしていたが、目標の年間入場者数100万人をクリアできないまま、オープン9年後の2001年に閉鎖された。現在は、やはり「南国リゾート」をイメージした大規模マンションが建てられている。
ららぽーとスキードームザウス
1993年、千葉県船橋市にオープンした、“世界最大”の屋内スキー場。ゲレンデの高低差100m、幅100m、長さ500mという規模で、リフトも設置されていた。年間を通じてパウダースノーが楽しめる、世界でも類を見ない人工スキー場だった。
名称のザウス=SSAWSとは、「Spring Summer Autumn Winter in Snow」の頭文字であり、一年中スキーができることをアピール。このフレーズを乗せた山下達郎のCMソングも、ブームを後押しした。世界最大のスケール感をアピールするため、プロレスラーのジャイアント馬場起用したCMも印象的だった。
だが、一世を風靡したスキーブームの陰りとともに入場者数は減少、膨大な維持費を捻出できず、オープン9年後の2002年に閉鎖された。その後、跡地は大型家具店「IKEA」になったことも、時代の変遷を象徴しており興味深い。