ソフト“不正購入未遂”元留学生を指名手配

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中国人民解放軍の指示で日本製の法人向けウイルス対策ソフトを不正に購入しようとしたとして、警視庁公安部が中国人の元留学生の男の逮捕状をとり、指名手配したことがわかりました。

警視庁公安部によりますと、指名手配されたのは中国人の元留学生・王建彬容疑者で、2016年、実在しない会社名を使って日本製の法人向けウイルス対策ソフトを不正に購入しようとした疑いが持たれています。

JAXA(=宇宙航空研究開発機構)など約200の機関がサイバー攻撃を受けた事件の捜査で発覚したもので、王容疑者は人民解放軍の関係者からSNSなどで指示を受けていたとみられています。ソフトの販売元は不審に思い販売しませんでした。

王容疑者はすでに日本を出国しているため、今後は国際手配される見通しで、警視庁公安部は、人民解放軍がソフトを分析し、サイバー攻撃のための脆弱性を探ろうとしていたとみて調べています。