息子のミリタリーブログ

スリングライフルとかの自作飛び道具を作るブログです。数年前に有閑大学生から社畜にジョブチェンジして最近ルアーフィッシングにどハマリしたので性能低下中 ツイッター→https://twitter.com/model22ra1

スリングショットガン制作記 その2

今年の8月に自動給弾式スリングライフル「Model19 Bengal」と並行して、狩猟用のスリングショットガン(スリングショット散弾銃)「Model20 Curare」を作ることにしました。
愛称の由来は、南米で猟に使われていた矢毒の名称で「鳥を殺すもの」という意味だそうです。
毒物クラーレは薬理作用によって神経伝達を遮断しますが、このクラーレは細かな鉛の粒によって物理的に神経を断裂させます。
……ちょっとブラックジョークが過ぎましたかね。 
「狩猟用」と銘打ったものを作っても実際に狩猟をするかどうかは別の話で、私はもっぱら庭でアルミ缶を破壊するために作っています。



2年前、散弾が撃てるスリングライフルの計画が立ち上がってすぐ頓挫したのですが、これはその焼き直し版です
http://d.hatena.ne.jp/Musuko/20120612/1339516353
↑二年前のやつ




これがラフスケッチと想定しているスペックです

Model20M Curare(クラーレ)
前装式単発 
全長120cm
レール長70〜80cm
加速距離55〜65cm 120mm平ゴム4本掛け
最大弾頭重量 9g
最大初速58mps
口径14mm
セットトリガー装備



散弾は6mmのロープに外径16mmチューブ(多分シリコーン製になる)を通して散弾用の弾受けとします。(口径はチューブの内径ですね。ホントは口径18.5mmか15.8mmにしたいのですが、材料の関係で無理そうです)
この内径より小さい任意の弾を詰め、ティッシュでフタをします。
発射の際にチューブはマズル付近で停止しますが、散弾とフタは慣性にしたがって飛んでいき、フタもすぐに空気抵抗で失速します。発射後弾受けはマズルにあるわけですから、槊杖を使わずに散弾とフタを詰めなおすことができます。
つまり、これまでの前装式スリングライフルがコッキング→弾込めであったのに対し、今作は弾込め→コッキングとなります。
コッキング後のスリングライフルを空に向けたり、レール内に槊杖を突っ込んだりということをしなくて済むため、確実な安全、安心です。



必要な材料全てがホームセンターで入手できることを確認しましたので、時期が来れば製作を開始します。
まだ愛称が決まってないので、8月までは機関部に使うセットトリガーの構造を考えます。
セットトリガーは作ろうと思えばすぐ作れることが分かったのですが、ハンマーでシアを叩くという構造ゆえに、下手なレイアウトにすると実弾発射能力があると認定されそうです……
(下手なレイアウト――ハンマーがレールの軸上にあり、フックとシアを取り外されてレールに鉄パイプとファイアリングピン突っ込まれたら激発できそうなレイアウト)
リボルバーみたいにハンマーを親指で起こせるようなものを考えていたのですが、やめた方がよさそうです……

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  • dosan

    弾込め→コッキングは、弾受けを変えたりすれば一発づつでも発射できそうですね…僕もやってみたいと思います!

  • 隣の息子さん (id:Musuko)

    このチューブ弾受けで一発弾だと、弾とレールの接触接触がないので、はむさんのスリングライフルのような無回転発射に
    なると思います
    その時はフタのティッシュが精度向上の妨げになるので、弾受けの底に磁石でも付ければいいかと
    フタか磁石で弾を弾受けにくっつけておかないとコッキングのときに転がり落ちちゃいますからね

  • ゆやっち

    ちょっと聞きたいけど、ストックとかグリップは何で削ってますか?

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