息子のミリタリーブログ

スリングライフルとかの自作飛び道具を作るブログです。数年前に有閑大学生から社畜にジョブチェンジして最近ルアーフィッシングにどハマリしたので性能低下中 ツイッター→https://twitter.com/model22ra1

水缶貫通個数と弾頭形状についての実験

私が使っている10mm、12mmのダボはピストル弾頭と形状が似ていますが、スリングライフルで撃つときにはどちらを前にしようと発射できます
で、私はスリングライフルの性能を論じるときによく水を入れた空き缶を並べ、それを何個撃ち抜けるかという実験をやります
その実験で、弾頭の形状によって撃ち抜く個数に差は出るのかという疑問が生じました
というわけで、水缶5個並べて12mmダボで撃ってみました
条件は初速測定時と同じ、エアコンで25℃にした室内から撃っています



結果

使っている弾は同じなので、当然運動エネルギーもほぼ同じです ほぼ、というのは初速にばらつきがあるからです
通常装填では水缶3半+ヒビ 逆では水缶3缶+へこみで、どちらも最後の缶でタンブリングを起こしました
逆装填では通常では見られなかった膨張が2缶目に見られ、缶の受けた衝撃が通常装填より高かったと推測されます
弾頭が平らな方がエネルギー伝達の面で有利なのです


というわけで、弾頭形状によって貫通個数に差は出るといってもいいでしょう


追記

通常装填はダボのメスの方を銃口側に装填することで、逆装填はこの逆、オスを銃口側にすることです
メス側は先端が絞ってあり、ホローポイントのような形状をしています(マッシュルーミングはしませんが)
ちょっと説明不足でした

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  • 梃子

    尖ったものが貫通性に優れるであろう
    の当初の予定とは逆の結果にはなっちゃいましたね
    でも水のAKの話を持ち出したのは結果もエネルギーの規模と同じ百数十分の一になる可能性が高く、それを誤差との違いを証明するのは難しくなるだろうな との予測があった為です
    水缶貫通理論は質量や(プラ+金属0,43g)口径(6ミリ)が違う物が同じ結果(水入りの一缶を貫通するエネルギーが4,5J)なので限界はあっても似た様な質量スピードにたいしてある程度まで水が高いスピードに、質量に、たいして比例して硬さを変える現象の様な物が在るのでは無いか
    と言う予測に基づいた物だった訳ですが
    12ミリ辺りの物体の形状変化である回転位で結果が変わるんではあまり宛にはならないですね

  • 隣の息子さん (id:Musuko)

    すいません、ダボの装填方向について説明不足でしたので追記しました

    通常装填(メス、絞りとへこみありが銃口側)だと3半+ヒビ 逆装填(オス、平面が銃口側)だと3缶+へこみなので予想通りですよ
    しかし、何度も実験してデータ取らないと差があると名言するのは難しいですね 今回もタンブリングが起きているわけですし
    水缶貫通テストは空き缶の消費が激しくて何度も実験するのが難しいですね……

  • ゴリラ

    貫通数だけの数値だけでなく、水による抵抗の結果で膨張、破裂が起きて
    貫通量が減った分、破損が大きくなるのが分かる点でテストとしては優秀ですね

    矢速90mps以上出る尖ったクロスボウの矢でもアルミ水缶の破裂はないようですし
    貫通後の面積もJ計算のファクターに含むことである程度正確性が増しそうです

    でも試行回数を増やすと結果的にコスト高になりますねコレ

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