息子のミリタリーブログ

スリングライフルとかの自作飛び道具を作るブログです。数年前に有閑大学生から社畜にジョブチェンジして最近ルアーフィッシングにどハマリしたので性能低下中 ツイッター→https://twitter.com/model22ra1

先込め式8mmスリングライフル Model17 Comet制作記 その1

息子製スリングライフル史上一美しくをコンセプトに、私の住環境に最適化されたライフル、つまり最大射距離15m(実家の庭でとれるいっぱいの距離)までを想定したライフルを作ろうと思います。









私はどうも銃に関しては「全ジャンル集めたい病」みたいなのがありまして、エアガンは使用弾薬ごと、ジャンルごとに集めています。
5.45×39のAk74(アサルトライフル
5.56×45のガリルARM(分隊支援火器)
7.62×51のSA58(バトルライフル)
7.62×54Rのドラグノフ(マークスマンライフル)
.22LRの10/22(プリンキング用ライフル)
.32ACPのスコーピオン(サブマシンガン)みたいな感じで。
そのビョーキがスリングライフルにも出ちゃいまして、12mmとオープン式を持ってるだけでは満足できなくなったのです。
だから威力の12mm、遠射のパチ玉、庭撃ち8mm、その他いろいろオープン式という感じに4丁手元に置いておきたいなと、そうなりました。



そういうわけで、春は12mmのModel12E2と並行して口径8mmのスリングライフルを作っていきますよ!

口径8mmスリングライフル Model17 Comet


・レール式先込め
・全長120cm
・口径8mm(8mmダボ・5g)
・レール長70cm
・加速距離55cm
・フレーム材 一辺13mm、1.3mm厚 鉄角パイプ
・木部 ラワン合板積層
・20mmピカティニーレイル装備 取り付け角0°
・適正輪ゴム使用時の推定初速とエネルギー 55mps 8.15J 16.21J/cm^2
(推定エネルギーはこちら参照 スリングライフルの初速測定 - 息子のミリタリーブログ
名前の由来は8mmダボとグリップの形状からです。
ダボは彗星が尾を引いてるように見えるでしょ? まあ見えないよね。
しかも発射したら回転するんで、尾も糞もないんですよね。
グリップはモーゼルピストルのブルームハンドル(箒の柄)っぽいデザインにしています。
Model12E1で元込めの開発に着手しましたから、レール式先込めスリングライフルの総決算として作っていきますよ!



で、今のところ先台が完成しているので、そいつの製作過程です。

1, 厚さ2.5mmのラワン合板に先台の型を書きうつしまして、こういう感じのものを17枚切り出し、木工ボンドで張り付けます

上部が30cm、右が3cm、左が4cmです。

7枚は切り出すときに上端がしっかり直線になるようにして、あとの10枚は型より小さくならないようにテキトーに切ります。
この7枚の内5枚が下フレームに埋まる中心部分(角パイプの内径分)、2枚が溝の部分になります。
中心と溝を貼り終ったら、残り10枚を左右に振り分けて貼りつけます。

こうなりました。
この時点で下フレームにキッチリはまるか確認です。



2, 1で出来上がったクッソ汚い合板積層ブロックをディスクグラインダー、サンダーなんかを使って任意の形に削ります。

こうなりました。
合板積層特有の縞模様が出て綺麗ですね。
息子史上一美しく、ということでこの縞模様を入れてみましたが、どうでしょうか?
一枚板からの削りだしも素敵ですが、合板積層はこのコントラストがたまらんのですよ。
(厚さ4cmのラワン材とかホームセンターでは売ってないし、結構値段張りますからね)


3,色塗って磨いて終わりです。


今回はウレタンニスのエボニーというのを使ってみました。



合板積層はフレーム埋め込み用の溝が簡単に作れるのでおすすめの手法です。
今まではこの溝をのこぎりで作っていましたからね……
これで溝が簡単に作れるようになったので、38式歩兵銃みたいな下フレーム全埋め込みのスリングライフルも楽に製作できるでしょう!