息子のミリタリーブログ

スリングライフルとかの自作飛び道具を作るブログです。数年前に有閑大学生から社畜にジョブチェンジして最近ルアーフィッシングにどハマリしたので性能低下中 ツイッター→https://twitter.com/model22ra1

Model12レッドタロンの整備&30mチャレンジ

徹底的にチューンされたエアソフトガンで屋内の30m先の的を撃つと大体90〜150mmのグルーピングとなります。
そして驚くべきことに、精度のいい自作スリングライフルだとグルーピングは130mm以内になるようです。
つまりスリングライフルはエアガンの限界レベルの集弾性能を持っていることになりますが、そうなると気になるのは自分のライフルの性能です。






このまますぐに測定〜
と行きたいところですが、VSR用マウントレイル買ってきてスコープを取り付けることにしました。
アイアンサイトじゃあ的も弾道もよく見えないですからね。

このマウントレイルは外形14mmの角パイプにぴったりフィットしますが、レッドタロンのフレーム角パイプは16mmです。
なので、今までリアサイトを乗っけていたパーツを小改造してマウントを取り付けました。パーツが弱過ぎてグラグラします。


VSRに乗せてたS2S製3-9倍を強奪して取り付け

マウント角度は安定の4°
こんな風に上フレに直付けしたいですが、遠距離の弾の落下に対応できないんですよねぇ


で、さらに本体の分解整備です。
実はこいつ昨年の12月に完成してから一度も掃除してないんですよねぇ……
やったといえばレールのガタ取りくらい……?
自分のスリングの良さは複雑な機構がなくて砂漠に3年埋まってても錆を落としてゴムを替えれば動くところだと思っておりますが、さすがに30mチャレンジに汚れたレールで挑むのはねぇ…
もったいない精神で地面に落ちた弾を普通につかってますから、けっこうヒドイことになってると思われます。


てことで分解です
分解法は単純明快で、まず後部連結プレートのボルトを一か所外します。
で、上フレをぱかっと持ち上げて前に倒す。
下フレの銃口下にあるナットを緩めてレールを前に抜き取って、出てきた木ねじ2本を外すとフォアエンドが下に外れます。
フォアエンドはキツキツになっているので外すのに力を込めないといけませんが、これを留めているネジの頭でレールも留めているので、ゆるゆるに作っちゃうとマズイことになります。

これで通常分解おわりー

下フレのネジ2本外すと機関部を取り外すことができます

機関部はトリガーとシアは鉄の棒を差し込んでいるだけ、フックはボルト+緩み防止ナットで取り付けています。
作ってから一回も掃除してなかったので、穴あけた時の削りカスなんかが出てきました。
これで動く俺のライフルって……




ここまで分解法を書きましたがこれって意味あるのかな……
この銃持ってるの俺だけだし… まあ自作する人がいれば参考にでもしてください。





バラして気が付いったんですが、アルミレールに結構傷がついてるんですよね

もともと銃口側ですが、デカい傷があるので組みなおすときは薬室側にしました。

なんちゃってライフル弾とか、10mmダボとかの角ばった弾撃ってたら傷もつきますわな
パチンコ玉主体にしていけばこんなに傷はつかないと思いますが、そうなると数少ないアイデンティティが……
悩みどころです。



まあ問題はアイデンティティ喪失の危機ではなくてこのまま30mに挑むかどうかってことなんですが、
とりあえず傷あり、傷無しレール&上フレコンパウンド仕上げ両方を試してみようかと思います。
どう考えても傷無しコンパウンドの方が当たると思いますが、いつもそんな最高の状態に保って置けませんし、普段の性能も知っておいたほうがいいんじゃないかという考えです。
自転車で2mのレール買いに行くのめんどくさいし……
こっちはホームセンター遠いし……


弾も10mmダボじゃなくてパチンコ玉を使います。
30m先に一発50円もする弾を撃ち込みたくないですからね。
ライフリングなんてハイカラなモノついてないから絶対散らばる。


とりあえず今回は座射30m、ぐらぐらマウント+傷ありレール+S2S歳3-9倍可変スコープ+パチンコ玉の記録です。

無倍率30m 白いのが的です。 遠い……

周囲に民家と公道と人の影が無いことは確認済みです。





結果

10発グルーピング不明(8発目外れ)
的に当たった残り9発は136mmです。


考察
意外と当たるもんだなぁ(驚愕)
200mmくらいにまとまれば合格点だと思っとりましたから、かなりビビりました。
ココには「当たらなくて当然なの!デグチャレフPTRDとM99の射程の差みたいなもんなの!」みたいな文を書こうと思ってたのに…
まあ8発目で左にそれて的外に行っちゃったんですがね。


で、なんで弾が外れたのか考えてみたのですが、弾受けの中心がフックから外れていて、左右の伸縮速度に差が出たせいではないかと思うのです。
つまり、右のゴムはギリギリまで伸びていて左はそこまで伸びていないとなると、左右の速度に差が出ます。それが弾受けを動かし、弾に横回転として伝わったのではないか、ということです。

スコープが邪魔でゴムが均一に伸びているかわかりにくかったですしね。
的にも、左側に2発離れた弾痕があります。これも外れた1発と同じく、伸びが不均一な状態で撃ったものではないでしょうか。
これさえ無ければ105mmです。
この不均一な伸びさえなくせばグルーピングはもっと向上しそうです。

次は伸びの改善、マウントの固定、レール交換、上フレコンパウンド、砂袋かバイポッド用意でやってみます。どこまでよくなるのか楽しみです。



おまけ
今さらながら機関部の動画も載せときます。