みなさんはスリングショット（パチンコ）で散弾を撃ったことがありますか？
散弾とはいっても小石や砂を適当に詰めて撃ち出すだけなのですが、これがなかなか面白いのです。
私愛用のTRUMARK社製フォールディングスリングショット、fs-1です。
（ゴムと弾受けを交換しています）
このサイズの弾受けだと、１〜5mmの一般的な砂利を50粒ほどまとめて発射できます。砂なら1000粒あたりまでいけるんじゃないでしょうか？
砂利散弾を使って３ｍからの射撃です。 スリングショットを斜めに構えて撃ったので、弾も斜めに散開しています。少々狙いが右にずれましたが、黒丸のにも１発当たっています。
左下の大きな弾痕は１ｍから同じ量の砂利を撃ち込んだもので、１ｍほどの至近距離だと１０cm以内にまとまります。
発射された砂利散弾はソードオフショットガンさながらに広がり、有効射程5ｍ以内なら一粒一粒に18禁エアコキピストル並みのエネルギーがあります。
危険極まりないように思われるかもしれませんが、飛ばすのがそこいらのいびつで軽い砂利ですから、15ｍほどで完全に失速します。ノンホップのコッキングピストルの弾道に近い飛び方、といえばある程度想像つくのではないでしょうか？
近距離ならば、鋼球を飛ばすよりも砂利を飛ばすほうがはるかに安全で迫力ある射撃が楽しめ、スリングショット最大の欠点である精度も散弾の広がりでカバーできるのです。
しかし、この砂利散弾にも欠点があります。
ヨークの付け根に細かい傷やへこみが見えると思いますが、これはすべて発射した砂利散弾でついたものです。
あまりに散開範囲が広すぎてスリングショット本体や手にガンガン当たるのです。グローブ嵌めてないと、左手の親指と人差し指の中間がエグいことになります。ミミズ腫れとか、出血とかです。
砂はより近距離特化の散弾です。有効射程２ｍほどで、威力もありませんが、散弾の密度が尋常じゃありません。射程内ならば１０㎝四方の中に1000発近い威力のある砂粒を撃ち込めるのです。５ｍ越えたあたりから砂埃みたいになるので「人の家に当たったらどうしよう」とかいうことをあまり考える必要もなく、気も楽です。
まあ、あまり考えなしにぽんぽこ撃って近隣に砂埃をまき散らすのもいけませんけど……
実家ではこれでホバリング中のスズメバチとか柿の木についた毛虫とか落としてました。害虫駆除に最適です。
さて、前置きが長くなりましたが、私はこの砂利散弾や、その他多数の弾として利用できそうなものなら何でも発射できるスリングライフルを作ろうと思っております。
レールタイプで木製ストック付き、12ゲージの単発スリングショットガンです。
で、これが新作のラフスケッチ
年内の完成を目標として地道に進めていきます。これでクレー射撃する動画とかとれたらなーと思っています。
