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善女のパンに伏線が?あらすじとカムカムエブリバディの考察も!

NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」でるいが「善女のパン」というイギリスの短編小説(オー・ヘンリー作)を読んでいました。

この小説の主人公はミス・マーシャという人物です。

SNSではこの「善女のパン」が伏線ではないかと盛り上がっています。

そこで今回は以下のことについてまとめてみました。

「善女のパン」のあらすじ

「善女のパン」にはどんな伏線が張られているか予想

善女のパンのあらすじ

1月27日放送の「カムカムエヴリバディ」はお芝居風の物語のように演じられていましたね。

このことから何か重大な伏線が張られているのではないかと注目されているわけです。

まずは善女のパンのあらすじから見ていきましょう。

善女のパンの原題は「Witches’ Loaves)」なので「魔女のパン」と一般的には訳されています。

「善女」と訳したのはるいのイメージに合わせたのかもしれませんね。

「善女のパン」のあらすじは以下の通りです。

ミス・マーサ・ミーチャムは、街角の小さなパン屋を営んでいる。階段を三段上がって扉を開けると、ベルがチリンチリンと鳴るそんな店だ。マーサは今四十歳で、通帳には二千ドルの預金があり、差し歯を二つと、いわゆる同情心を持ち合わせていた。結婚運に恵まれない女性でさえ結婚していく中で、彼女はずっと独身でいた。そんな彼女も、このところ店を訪れる或る男性の客に興味を引かれていた。眼鏡をかけた中年の男性で、ヒゲを清潔に整え、あまり金持ちではないようだが、身ぎれいで礼儀正しく見える。不思議なことに、いつもその男性は新しいパンではなく、決まって古いパン2個を買う。ある日彼女は、男性の指に絵の具がついているのを見つけ、彼は貧しい画家なのではないかと確信する。最初はささやかな同情心であったが、彼に対する想像はどんどん膨れ上がり、次第に彼を慕うほのかな愛情に変化していった。マーサは、青い水玉模様の絹のブラウスを着て店に立つようになった。奥の部屋では、マルメロの種とホウ砂を混ぜ合わせたあやしげなものを作っていた。肌つやをよくする、多くの人たちがそれを愛用していたものだった。一方、例の男性は日に日にやせ細って落胆していくように思える。そんな或る日、マーサはささやかな優しい心遣いで、男性が買ったパンにバターを忍ばせる。これで少しは栄養が取れるだろう。彼が帰った後、マーサは自分の心遣いに彼が気づいた時、私の事をどう思ってくれるのだろうと、胸がときめくのであった。

その時、入口のベルが鳴り響いた。そこには男が二人、一人は若い男でパイプをくわえていたが、今まで一度も見たことのない顔だった、もう一人は例の画家。画家の顔は真っ赤で髪は逆立っていた。両手を握りしめると、マーサに向けて激しくふり立てた。若い男が画家を外へ引っ張り出そうとした。画家は怒って店のカウンターをバスドラムのように打鳴らし、「オメエのせいで台無しだ!このお節介ババアが!」。マーサは、ヘナヘナと棚に寄りかかり、片手を青い水玉模様の絹のブラウスにあてた。若い男が連れの襟首を掴み、「行こう、もうじゅうぶんだ」、怒り狂う男を外の舗道まで引きずり出すとまた戻って、「お伝えしておくべきでしょうね。あいつはブランバーガーと言います。建築設計士で同じ事務所の同僚です。この三カ月というもの、ずっと懸賞金付き公募の新シティホールの設計図に取り組んでいました。そして昨日、ようやく墨入れが終わりました。最初は鉛筆で描き、その後ちぎった古いパンで鉛筆の線を消します。彼はここでずっとパンを買っていました。そしたら、あのバターですよ。設計図はまるで使いものにならなくなり、切り刻んで駅売りのサンドイッチの包み紙にでもするしかない」。マーサは店の奥の部屋へ引っ込んだ。青い水玉模様の絹のブラウスを脱ぎ、ずっと着ていた茶色の古い毛織のブラウスに着替えた。それからマルメロの種とホウ砂の混ぜものを窓から外のゴミ缶に流した。

引用:https://www.culturebeanz.com/entry/2019/10/14/102410/

 

簡単に話を簡単に解説するとこうなります。

善女のパンあらすじ

・主人公のミス・マーサ・ミーチャムは同情心の強い40歳の独身女性

・ミス・マーサ・ミーチャムは街角の小さなパン屋を営み、そこそこの資産がある

・店を訪れる男性の客に惹かれている

・その男性は眼鏡をかけた中年で、身ぎれいで礼儀正しそうだが、金持ちではなさそう

・男性はいつも新しいパンではなく、古いパン2個を買う

・男性の指についた絵の具を見つけたマーサは、彼は貧しい画家だと確信

・男性は日に日にやせ細って落胆していくように見える

・マーサは優しさから栄養が取れるように男性が買ったパンにバターを忍ばせる

・しばらくすると男性が怒りをあらわにして「このお節介ババアが!」と怒鳴り込んできた

・男性は設計士で、古いパンは消しゴムがわりに使っていた

・設計図はマーサが塗ったバターで使い物にならなくなってしまった

 

この物語のポイントはここです。

・こんな筈ではなかった

・思い込みで行動して失敗する

・好意を持ってよかれと思ってやったことが正反対の結果を招く

この辺りが伏線として今後の展開に関係していくのではないでしょうか。

善女のパンは何かの伏線?

「善女のパン」は男性との関係でトラブルになってしまう話なので「カムカムエブリバディ」でも男性とのトラブルに対する伏線だと考えられるのではないでしょうか。

るいと関わっている男性は今のとこと2人。

  • 宇宙人(オダギリジョー)
  • 片桐春彦(風間俊介)

このどちらかとトラブルになりそうですね。

片桐春彦とトラブルか?

芝居で男性を演じていたのは風間俊介さん(片桐春彦)です

「善女のパン」が伏線だとするなら、トラブルとなる男性はおそらく片桐春彦とでしょう。

また、マーサは男性の職業を思い込むことから話がこじれていくので、ここにも注目してみます。

現時点でるいが職業がわかっている(と思い込んでいる?)のは片桐春彦です。

これ片桐春彦の弁護士事務所で働いている」との発言から「弁護士の卵」だと思っているということですね。

一方、宇宙人(オダギリジョー)については「どんな人か全くわからない」と言っているので、そもそも「思い込む」ということができません。

よって今後トラブルになる男性は片桐春彦と予想されます。

SNSでの考察は?

次にSNSでの考察を見ていきましょう。

やはり「弁護士の卵」と思っているが実は・・・という展開を予想してる方が多いですね。

また、「善女のパン」を読んでいるからギリギリで踏みとどまるかもという声も。

最終的にくっつくのは宇宙人かというところまで考察している方もいましたよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ここまで「カムカムエヴリバディ」に登場した「善女のパン」には何か伏線が張らているのかについてまとめてきました。

  • 「善女のパン」は今後の展開の伏線
  • 片桐春彦とトラブルか

「善女のパン」のあらすじを頭に入れておくと今後の展開をより楽しむことができるかもしれませんね!

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!