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貸し切り列車で京急線品川駅から直接車両工場に乗り入れる「京急久里浜工場見学ツアー」が25日、横須賀市舟倉の同工場で行われた。鉄道ファンら62人が、列車時刻表の基になる図表「ダイヤグラム」の作成や電車の機器操作など、普段は味わえない体験をした。
ダイヤグラムは紙の縦軸に駅名、横軸に時間が刻まれており、「スジ屋」と呼ばれる運転計画担当者が紙に筋を引いて作る。実際は5秒単位だが、この日は1分単位の紙を使用。参加者は、快特が緑、エアポート急行は青、普通は黒と鉛筆を使い分け、定規をあてて駅間に斜線を引いた。
担当者(50)は「条件が複雑に絡みあったダイヤはコンピューターではできず、今後も紙に筋を引く作業が続く」と説明。身近な京急が大好きという横浜市金沢区の会社員君島春香さん(25)は「ダイヤがどのように作られるのか興味があった。貴重な体験となった」と喜んでいた。
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