山スキー道具お勧めのアイテム

アイゼン:左;チタンアイゼン(ミゾー) 重さ530gワンペアー

      右;Dynafit レース290   重さ290gワンペアー

左はミゾーのチタンアイゼン、残念ながら今は廃版となっているようだ。実に頑丈で長持ちこれが無ければ今の僕は無かったと言っても過言ではない。

このアイゼンも軽くて有名だったが右のレース290は片方145gと驚異的な軽さである。TLT対応ブーツのみにしか付かないが今やTLTは定番だから問題ない。アイゼンは厳冬期はお守り的なアイテムで使用しない事が多いから軽いにこした事は無い。岩場を間違いなく歩く時は使用は避けてスチール製を持てば良いと思う。

レース290の前と後の連結は紐ではなく金具に変えておいて下さい。紐はぐらついて不安定になります。またアイゼンバンドはしっかり締め付けないと後部がはずれ易くなります。このアイゼンあくまでお守り様山行時の使用として下さい。

手袋:ブラックダイヤモンド ガイド

手袋、これは極めて重要である。厳冬期極寒の山でこの装備の不備は凍傷を負い致命的なダメージに繋がる。これまで手袋だけでどれだけ買った事だろうか。10や20では済まないだろう。今これがベストと言えるのは昨年から紹介しているブラックダイヤモンドのガイド、この社で最強(最低温対応)の手袋と言える。
アウターとインナーが簡単に取り外せてしかもベルクロで固定されるからずれる事は無い,標高の低い場所や日が射して暑い時はインナーを外して薄手の手袋とアウターだけで済ませれば簡単に調節が効くので暑すぎる事も無い,いよいよ標高が上がって気象条件が過酷になる前にインナーを戻せば良い。厳冬期一度手が冷えると温まるのにかなり苦労するので可能な限り素手を外気にさらさない方が良い、僕はこの手袋の他薄手の手袋も常にはき三重としている。細かい操作が必要な時でも素手にはならない,ガイド以上に素晴らしい手袋は多分現状では見当たらない。 今シーズン手袋を求めている人はこれしか無いと思う。サイズはLのゆとりのある方が良い。薄手の手袋をしても余裕がある。もちろん写真撮影の際もシャツターは押せる。

サングラスSWANS オーバーグラス

サングラスも悩ましいアイテムで中々良いものが無い。サングラスと下りのゴーグルの二つ持つのはかさ張るし一つで兼用できるならそれにこした事は無い。SWANSのオーバーグラス(眼鏡可)は大きく空間が広く曇りにくい、おまけに換気もそこそこ良い、顔の上半分が隠れるくらいなので極寒の強風から顔の保護にも適している。これにノーズガードを付ければ凍傷予防には最適となる。

また半ゴーグルタイプで滑りの際にも雪が入りにくいので滑りでもさほど問題なく、登りも下りも快適である。値段も5000円前後と安くて良心的、ただ大きいのでズレを防ぐためゴムバンドを自作して後頭部で絞めた方が良い。これでずれる事無く完璧となる。サングラスも10個以上は購入したが数万円もした高価なものでも山では使えないものも多かった。

またノーズガードは凍傷や日焼け、さらに薮からの鼻の保護など様々な状況で活躍する。実際付けてみると視界の邪魔には全くならない。

ヘッドライト:ブラックダイヤモンド ストーム

山スキー山行ではいつも暗い内から行動する事が多いので高性能のヘッドライトは必須、LEDが開発されライトは著しく進歩した。少しでも明るくて電池が長持ちするにこした事は無い。電池は毎回新品に交換するのが良いので無駄にならない様に充電池を使用している。厳冬期の北海道でガスにまかれGPSの電池が切れて焦った事があった。あまりの寒さで新品の電池でさえ使用できなかった。この時の反省から電池はより性能がアップしたエネループプロを使用している。最近単三に続いて単四も発売されすぐに8本購入した。また極寒の地での山スキーでは万が一に備えて小型のカイロで電池を温める事もある。

山行毎に電池を直前にフル充電する様にしている。ライトはブラックダイヤモンドストームを使用している。単四四本で軽くてかなり明るい、今市販されている最も優れたライトの一つだと思う。GPSとライトはエネループプロを使用している。

ザック ホグロフス マウンテンサーフ

さて今日の紹介は何度もお勧めしている山スキー専用ザック、ホグロフスマウンテンサーフ、値段はオスプレーより少しお高いが作りが素晴らしく値段は高いのは当たり前だと納得してしまう。今シーズン廃版になったようだがネットで探せばまだ販売している所もある。

GPSと時計はザックに取り付けておくのが見やすくて便利ちょっと小細工すればOK、また背面にゴムベルトを付けておけば何かと便利である。

山スキーでは軽量化できるかどうかが,安全な滑りをするための重要なポイントになります。

安物買いに走ることなく値段が高くても良い品を使いましょう。山スキーは命がけです。

葬式代や万が一の捜索費用の方がずーっと高くつきます。お金で少しでも安全性が買えるのであれば

これほど安いものはないと考えます。とくに半永久的に使えるものは高くても良いものを買いま

しょう。くれぐれも命は一つしかありません。

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