安倍晋三「菅おろし」の全内幕…「主人はお芝居がうまいから」と昭恵夫人は笑った

いま永田町の台風の目は、菅でも二階でもない。突然の退陣から一年を待たずして、気力と体力は万全だ。全国民を巻き込んだ、壮大な「死んだふり作戦」—すべては、この秋の決戦のためだったのか。

昭恵夫人の「軽口」

安倍家勃興の地である山口県長門市油谷。丘の上に建つ「安倍家の墓」の前に、約100人の支援者が待つ中、安倍晋三・昭恵夫妻が姿を見せた。昨年11月1日のことだ。

墓前で父・晋太郎や祖父・寛へ辞任報告をする安倍を見て、少なからぬ支援者が違和感を抱いた。

「夏には血を吐いた、介添えがなければ歩けないほど弱った、などと報じられたばかりなのに、やけに足取りが軽い。『元気そうなのはいいけど、なんで辞めたんだろうねえ』と皆、不思議そうでした」(地元後援会関係者)

持病の潰瘍性大腸炎の経過を気づかう声に、「新しい薬が効いているんで、もう大丈夫になりました」と安倍は笑顔で答える。すると、隣の昭恵夫人がこんな軽口を叩いた。

「主人はお芝居がうまいから。アハハ!」

Photo by gettyimages
 

菅政権の支持率が20%台に突入し、危険水域に入った。だがそれを尻目に、安倍は「病み上がり」とは思えないほどに行動を活発化している。昨年の辞任劇は「仮病」だったのではないか—そんな声すら上がり始めた。

安倍の体調不安が相次いで報じられたのは、今からちょうど1年前の'20年8月初旬だった。『週刊現代』の2021年8月7日発売号で、「嘔吐した」との情報をいち早く掲載したが、他誌には「吐血した」「意識を失った」との噂を報じるものもあった。

その後、8月17日に安倍は慶應義塾大学病院で受診。朝の10時半に入ったきり夕方6時まで出ず、「大腸炎ではなく、がんではないか」との憶測まで乱れ飛んだ。そして2週間も経たぬ8月28日、安倍は辞意を表明する。

だが一方で、議員らの間では当時からこんな証言も聞こえていた。

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