12月の星空(2021年)
星座たちのバトンタッチ
夜空には秋の星座と冬の星座を見ることができます。西の空には秋の星座の目印、秋の四辺形が見えています。秋の四辺形はペガスス座の一部で4つの星を結びます。東の空には冬の星たちが昇ってきました。冬の星空は、1年の中でも1等星が最も多く、夜空を見上げるのも楽しくなりそうです。オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンを結ぶと大きな三角形、冬の大三角ができあがります。シリウスとプロキオン、さらに、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバラン、オリオン座のリゲルを結ぶ大きな六角形は、冬のダイヤモンドと呼ばれています。季節の変化とともに星座たちもバトンタッチをしているようです。少しずつ移り変わる星たちを観察してみましょう。