渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ファルクニーベン ~F1 パイロットサバイバル~

2021年01月07日 | open


このスウェーデンナイフ、海外から取り
寄せてみると、思いのほか良い。


貫通タングだ。見えないグリップの中は
フルタングなのかハーフワイズタングなの
は不明。これをフルタングと外見だけで
断定するのは危険だ。真ん中がストロー位
にコンシールドのように細くなっている
可能性もあるからだ。
ぶち叩き用のナカゴ尻は突き通しでハンド
エンドから出ている。これはヘヴィに使える。


航空兵用のサバイバルナイフで、スウェー
デン軍用の日本製ナイフとのことだ。
正式製作担当は服部刃物との公式発表。
日本国岐阜県関市→中華人民共和国
オランダ→日本、というルートでなぜか
本製品が格安購入できるという謎の流れが
ある。














ただし刃付けは標準のコンベックス
グラインド
ではなく、ミニスカンジ
となっている。よくナイフを知らない
人が、「セカンダリーベベルがぁ」と
言って削り落としてナイフをダメにする
部位。


UFブッシュクラフトナイフと並べると
太って
見えるが、決してそんなことは
ない。
長さ比率でそのように目が錯覚
する。



実際のところ身幅は27ミリで、さほど
太いナイフではない。
鞘に納めてもとてもスリムである。

刃厚4ミリ。刃長95ミリ。重量155グラム。
バランスも良く、非常に良い設計となって
いる。これは良い。



刃側から見たら「松葉張る」だ(笑)。

焚き木作り小割りでも、よく割れる。


全体的に大きさも手頃に小さくて、非常に
使いやすい。
初期刃付けはグラインダー削りながらも
カミソリ系の切れ味。
これは類別するならば「良いナイフ」だ。



ファルクニーベン F1


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