ひっさびさの[工作]タグです。Mustangの機関部デザインが終わったので早速制作に取り掛かり、作業開始から4日でここまでです。
トリガー・シアーはブルーイングしてあり、フックはバーナーで焼いています。同じ酸化鉄(2)の色ですが、バーナーで焼くと炎の温度差によって酸化鉄の層が不均一になるためちょっと汚くなるのです。うまいことやればニュートンリングの虹色が出るのですが、パーツが大きいと無理ですし、最悪カスみたいなのが剥がれますしね。染めのほうが簡単なのです。
機関部も本体もなんの変哲もないいつものヤツなので、このペースなら割とすぐ出来上がると思います。
さて、今作のキモは「パチンコ玉仕様のスリングライフル」であることと、「鉄の表面処理にブルーイングを用いる」ことの2点です。
「パチンコ玉仕様のスリングライフル」の何が大事かっていうと、パチンコ玉っていうのはいわばスリングライフル界の標準的な弾体であるわけです。
重量も5.5gと程よい感じで、安く、入手性もよく高精度で、理想的な弾であります。
しかし、私が今までスリングライフルに使っていたのは差し込みダボだのケルダボだののドマイナーな弾でした。今までの作品の中でパチンコ玉が撃てたのはRed Talon・Starling・Appleheadの三機種だけで、Red Talonは10㎜ダボ仕様だったもののレール間クリアランスがガッバガバでたまたま撃てただけなので30mチャレンジでしか使わず、Starlingはサイトのついてないオープン式でなんか気に入らなかったため作っただけで放置、Appleheadは作動不良地獄から抜け出せずに時代に取り残されてしまいました。つまり私はパチンコ玉に関してほとんどデータもなければ研究も進んでないのです。
Appleheadなんて10mすら撃ってませんからね。
なんでこんな歪な事態に陥っているかというと遠距離撃つ場所がないの一転に尽きるわけでして、いくら精度が良いと聞いても撃てなきゃ確かめられないし意味がないのです。
とまあ、これが去年までの私でした。しっかし、私の生命線だった8mmケルダボ100発セットが店頭から消えてしまったため、私も考えを変えざるを得ませんでした。そろそろちゃんとスリングライフル界のメジャーな弾に向き合うべきかなーってね。正直いまだにはむさんの5号機を超えられる気がしないのですが、私なりの遠距離用パチンコ玉仕様自動給弾式を作ろうと思います。
僕はこの間2作目のスリングライフルが完成したところです。
1作目は作品と言ってはいけない完成度でしたが…
やはり息子さんの完成度には程遠いです。。。
是非見て頂けると幸いです。
https://www.youtube.com/watch?v=gCXnH89SBjU
また、今セミオート式のものを考えております。
機関部の構想もできてきたのですが、やはり作ってみなければ動くかどうかも怪しいです…
四連発のものを考えてまして、ハンマーが十字になっていてシアーが落ちて初段が発射されると、回転して次弾のハンマーがシアーに掛かるようにするつもりです。
分かりにくくて申し訳ないのですが、書いてみたのでこちらも是非見て頂けると幸いです。
https://www.fastpic.jp/viewer.php?file=0172324073.jpg
横から突然申し訳ないのですが、この構造だと初弾発射後、トリガーの引き戻しが間に合わず2発目以降も発射されてしまうのでは…?
実銃で言うディスコネクターに当たる部品が必要だと思います。
それかT字部分を延長して左側に曲げ(┓)、次弾のゴム掛けに引っかける仕組みを作るとか。
ご指摘ありがとうございます。言い忘れておりました。
よく見て頂けるとわかるのですが、ハンマー1つ1つの長さが違っており、順に数ミリずつ長さを変えることで次弾のハンマーがシアーに掛かるように設計しています。
おっしゃるようなT字部分の延長なら、トリガープルを変えずにシアーに掛かってくれるように出来るかもしれませんね。
勉強になります。