不仲すぎてCG合成共演、番組キャンセルも⁈最強に犬猿の仲だった海外ドラマ共演者7組

『ゲーム・オブ・スローンズ』

レナ・ヘディ&ジェローム・フリン

『ゲーム・オブ・スローンズ』で、サーセイとブロンが一緒のシーンはほとんどないのに気づいたでしょうか？

ブロンは、サーセイの弟のボディーガードなので、ちょっと不自然ですよね。

実はこの2人、同じシーンどころか、撮影中は同じ空間にもいないのだとか。

その理由は、サーセイを演じるレナ・ヘディと、ブロンを演じるジェローム・フリンが共演NGだからなんです。

実はこの2人は過去に付き合っていたのですが、あまり良くない別れ方をしたため、今では口も聞かない間柄なんだそうです。

『グッド・ワイフ』

ジュリアナ・マルグリーズ＆アーチー・パンジャビ

NEW YORK - AUGUST 27: "FIXED"--As her husband's legal team continues to mount the case for his appeal, Alicia (Julianna Margulies, right) and Kalinda (Archie Panjabi, left) discover evidence of possible jury tampering on the firm's class action lawsuit against a major pharmaceutical company, on THE GOOD WIFE, Tuesday, Oct. 13 (10:00-11:00 PM, ET/PT) on the CBS Television Network. (Photo by John Paul Filo/CBS via Getty Images)

『グッド・ワイフ』は女性スキャンダルのために失墜した元州知事の夫の代わりに、家計を支えるため13年ぶりに弁護士に復帰した主人公アリシア（ジュリアナ・マルグリーズ）が難事件に向かい合う法廷ドラマで、不倫スキャンダルで辞任したクリントン元大統領とその妻ヒラリー・クリントンをモデルに作られました。

アーチー・パンジャビ演じるカリンダは同法律事務所の調査員で、アリシアが頼りにする良きサポート役。
ジュリアナとアーチーはそれぞれ、エミー賞の主演女優賞（2度！）と助演女優賞を受賞するほど仲良しコンビ…だったのですが、シーズン4あたりから、電話越しに話すシーンなどが増え、ふたりが同じ場所に居合わせる共演シーンが明らさまに減ってしまいました。

シーズン6で降板することになったアーチー。アリシアとカリンダの別れのシーンで、実に約50エピソードぶりにふたりが揃ってスクリーンに登場!

しかし、このシーンはCGによる合成でした(^^;)

背景の継ぎ接ぎもはっきり見え、その上、お互いの顔のアップの切り替えのシーンの連続で、明らかにカメラワークが不自然…。

最後の最後まで顔をあわせたくないほど、関係が悪化していたのでしょうか。

この件に関してジュリアナは不仲説を完全否定。CGでの撮影も、当日別のドラマの撮影のためにアーチーのスケジュールが合わなかったために監督に提案された方法だったと大人なコメントをしています。

ところが！！アーチーは、『その日にはThe fall（新ドラマ）はまだ製作すらされていなかったし、（グッド・ワイフの）最終シーズン撮影に備えてニューヨークにいたわよ！』とわざわざツイッターでジュリアナの大人な嘘を否定…不仲説は確定のようです。

アーチー降板の表向きな理由は、彼女に新ドラマのオファーがあったためとされていますが、仲がいい設定のふたりのキャラをこれ以上共演なしで脚本を書き続けることが困難だと判断されたため、とにらんでいます。

『キャッスル ～ミステリー作家は事件がお好き』

ネイサン・フィリオン＆スタナ・カティック

CASTLE - 'The Time of Our Lives' -- A murder investigation launches Castle into what seems to be an alternate universe where he's never met Kate Beckett. Castle has to convince Beckett, Esposito and Ryan -- now complete strangers -- to let him participate in their investigation so he can find his way back to his own world. This inspires Castle & Beckett to finally take a trip to the altar, on 'Castle,' MONDAY, NOVEMBER 10 (10:01-11:00 p.m., ET) on the ABC Television Network. (Photo by Richard Cartwright/ABC via Getty Images)

人気ミステリー作家リチャード・キャッスルと美人ニューヨーク市警殺人課の刑事ケイト・ベケット のコンビが難事件を解く、アメリカABCの人気クライムサスペンスドラマの『キャッスル』。
事件はもちろんですが、キャッスルとケベットの恋愛関係の発展も見どころのひとつでした。

シーズン7ではファンの念願がついに叶って結婚までするこの仲良しコンビも、実はお互いセリフ以外は口も聞かず、ふたりでカウンセルを受けさせられるほど不仲でした。

ゴシップ誌の情報によると、ネイサンはスタナにかなりきつく当たっていたようで、スタナは楽屋に駆け込んで泣いていることもよくあったのだとか。（ちなみに、ネイサンは他のスタッフにも感じが悪かったそうです…。）

原因は、スタナの人気への嫉妬ではないかと噂されています。シーズン6の終了後から彼の嫉妬がさらにエスカレートし、“The name of the show is Castle not Beckett, now fix it!” （「番組の名前はキャッスルでベケットじゃないんだ、どうにかしろ！」）とプロデューサーたちにつめ寄ったそうです。


ふたりの関係はかなり険悪になり、スタナのシーズン8への出演も危ぶまれていたところ、土壇場で続行することになりファンがホッとしたのもつかの間、『経費削減のため』スタナがシーズン8限りで契約を打ち切られることが発表されました。
それを受けたネイサンのツイッター上でのコメントが、ファンの間で炎上するという事態に…

（訳）”『キャッスル』は僕の俳優人生の中でもっとも楽しい仕事ひとつで、この先何年も番組が続くことを願っています。スタナはずっと僕のパートナー役を演じてきました。もっとも素晴らしいテレビ上の警察官としてみんなの記憶に生き続けるケベットというキャラクターを作り出してくれたことに感謝します。彼女の健闘を祈ります。彼女がこれから挑戦するすべてにおいて成功を収めると信じています。”

一見無難なメッセージに見えますが…
スタナが解雇されたという事態については完全にスルーしてドラマが長く続くことを願ったり、スタナの健闘を祈るという点が、長年の不仲説を知っているファンたちから不評を買ったようです。


シーズン9も代わりの俳優で続行することが決定していましたが、スタナ解雇の発表後ドラマの視聴率がガタ落ちになり、新シーズンはキャンセルとなるという後味の悪いフィナーレを迎えてしまいました。

もし、主演のふたりの仲が悪くなかったら『キャッスル』は今でも続いていたのかも…と思うと、同ドラマファンとしては残念でなりません。

『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』

マーク・ハーモン＆ポーリー・ペレット

Mark Harmon and Pauley Perrette during CBS Paramount Network Television presents 'For Your Consideration' screening of NCIS at Leonard H. Goldenson Theatre in North Hollywood, California, United States. ***Exclusive*** (Photo by Mathew Imaging/FilmMagic)

今月からシーズン16に突入する全米ナンバーワンドラマ 『NCIS』。初回からのレギュラーキャストであるギズス（マーク・ハーモン）とアビー（ポーリー・ペレット）は、まるで父親と娘のような仲良しコンビでした。

ポーリーはシーズン15で番組を降板することをツイッター上で発表し、当初は自分の活動や犬たちと時間を大切にしたいという理由を語っており、円満降板のように見えたのですが…
アビーが登場する最終エピソードが放送された後になって、実は撮影現場でのいじめがあったことを連想させるコメントがツイッター上に投稿され事態は急変しました。

マークの飼い犬をめぐってマークとアビーとの間に亀裂が生じていたことや、1年ほど前からふたりの共演シーンが激減していたことから、ポーリーが示唆するいじめの犯人はマークであるという説が濃厚ですが、今のところどちかからもはっきりしたコメントは出ていません。

ポーリーのツイッターには、『 Multiple Physical Assaults（度重なる暴力）』や『Crime（犯罪）』という言葉も含まれており、これが本当なら穏やかではないのですが、告発文にしてはかなり曖昧な書き方をしているため、実際にポーリーが暴力を受けたのか、過去の話をしているのか、それとも一般的な話をしているのか、ちょっと微妙なところです。

LOS ANGELES - SEPTEMBER 23: "Broken Arrow" -- The team is stunned when Gibbs (Mark Harmon, right, with Pauley Perrette, left), enlists the help of DiNozzo's father to solve a case on "NCIS," Tuesday, November 9 (8:00-9:00 PM, ET/PT) on the CBS Television Network. (Photo by Michael Yarish/CBS via Getty Images)

マーク・ハーモンの愛犬をめぐるポーリー・ペレットとのいざこざ疑惑をまとめると…

『NCIS』の撮影現場はドッグフレンドリーな現場で、スタッフや俳優が愛犬を連れてくることはよくあったそうなのです。マークも当時3歳の保護犬、デイヴ（ピットブルの雑種）をよく現場に連れてきていました。
ところが、2016年10月にデイヴが一緒に遊んでいたスタッフの腕に噛みつき16針縫う大怪我をさせるという事件が発生。
マークはびっくりしてデイヴを訓練士の元で再トレーニング、その後は撮影現場に彼を連れてくることはなくなりました。しかし、それからしばらくしたある日、20時間以上の長時間ロケの日にドッグシッターが見つからず、やむをえずデイヴを再び撮影に同伴しました。デイヴはリードにつながれて終始トレーラーの中にいたので、ほとんどのスタッフが気にしていなかったとのことです。

その一方で、スタッフの中には以前噛み付いて人に怪我を負わせた犬が現場にいることをよく思っていない人もいたという話もあり、そのことを大物マークを相手に言えずにいたため、正義感が人一倍強いポーリーが代表してマークに意見したのだとか。
それ以来ふたりの間に確執が生まれ、撮影はスケジュールをずらして別々に、時にはCGで合成共演シーンで対応するようになったそうです。

この件を根に持ったマークが、ポーリーに嫌がらせをしていたのでは？という説が有力ですが、

1）みんな気にしていなかったのにアビーがいきなりマークに向かって『そもそもピットブルなんて保護するからいけないのよ！』、『You're dead to me!（絶交よ！）』と怒鳴り始めた。
2）マークは度々仲直りをしようと試みたが、アビーが全く受け入れなかった。（それがマークの癇に障った。）

という関係者からの証言があり、これが正しければアビーが一方的にいじめられたと告発するのは、うーん…という感じです。
ただ、ツイッターに書かれているように『度重なる暴力』があったとすると、また話は変わってきますよね。真相は闇の中です。

シーズン15でのアビーのお別れエピソードでもついにこのふたりの共演シーンはありませんでした。これには、親子のように信頼し合っていたギブスとアビーの最後のシーンに期待していたので、がっかりしたファンも多かったのではないでしょうか？

ファンの期待を裏切ってまで一緒に撮影するのがNGなほど、不仲が深刻だったものと想像されます…。

『ビバリーヒルズ高校白書』

シャナン・ドハーティー＆ジェニー・ガース

1990年から10年間、『ビバリーヒルズ高校白書』『ビバリーヒルズ青春白書』と10シーズンに渡り放送された人気ドラマシリーズですが…ミネソタからやってきた双子の主人公のひとりブレンダ（シャナン・ドーハティー）は、主役にもかかわらずシーズン4で降板するという異例の事態に。

その原因は、シャナンの横柄な態度や、他の出演者との折り合いが悪かったことだと言われています。特にケリー役のジェニー・ガースとは犬猿の仲だったというのは自他共に認める事実。
しかし、『新ビバリーヒルズ』で久々の再共演を果たしたり、ジェニーが離婚した際にはシャナンがジェニーを思いやるコメントをしたりと、ふたりとも大人になって関係は修復されたのかもしれません。

ちなみにシャナンは双子の兄、ブランドンを演じたジェイソン・プリーストリーとも仲が悪かったそうです。

ついでにシャナン＆ジェニー以外でも人間関係は複雑で、ドラマ内では不仲なケリー（ジェニー・ガース）とバレリー（ティファニー・アンバー・テッセン）は、はじめのうちは打ち解けなかったものの、ティファニーがジェニーの出産に立ち会うほどの仲良しに。ティファニーとトリ・スペリング（ドナ役）は、ジェニーの結婚式でブライズメイドをつとめています。
ところが、トリのドタバタ離婚・再婚劇をきっかけに、ティファニーとは絶縁状態になったそうです。

実生活でも『ビバヒル』を地でいくようなガールズ相関図…。

元お騒がせ女優シャナンですが、2015年に乳がんを告知されてから闘病の様子を自身ののSNS等で公開してきました。チャリティーにも積極に参加し、病気とポジティブに向き合う姿勢が多くの人々に勇気を与えています。

ビバヒル世代としては、ビバヒル出身俳優たちの活躍から目が離せません！

『ふたりは友達? ウィル&グレイス』

デブラ・メッシング&ミーガン・ムラリー

WILL & GRACE -- "The Grief Panda" Episode 305 -- Pictured: (l-r) Debra Messing as Grace Adler, Megan Mullally as Karen Walker -- (Photo by: Chris Haston/NBC/NBCU Photo Bank via Getty Images)

ニューヨークでアパートをシェアするインテリアデザイナーのグレイスとゲイの弁護士ウィルを中心のスタイリシュなコメディドラマ『ふたりは友達？ウィル＆グレイス』。

1998年から8シーズンで終了した後、2017年に待望のリブート！シーズン11まで続きましたが、ラストはなんだかバタバタでしたよね…。


実は、ファンの間では、『ふたりは友達？ウィル＆グレイス』の打ち切りは、デブラ・メッシング（グレイス役）とミーガン・ムラリー（カレン役）の不仲が原因ではないかと噂になりました。

その理由は…

1)ファイナルシーズンであるシーズン11に、ミーガンが出演していないエピソードが目立つ。
2)インスタグラムでお互いのフォローが外れているのに、ファンが気づいた。
3)ミーガンが（現在は削除済みの）自身のインスタグラムに投稿した意味深な内容；

"I've been bullied — I'm 60 and I'm being bullied right now, so you know it's a very insidious and dangerous thing and I never want to lose that happy and innocent part of myself but it's almost like you have to kill that,"

（訳）私、いじめられてるの。そう、私は60歳なのに、今まさに、いじめにあっている。
だから、これがとても陰湿で危険なことだってわかるでしょ。
自分の中にある幸せや、無邪気な部分を決して失いたくないけど、それを押し殺さなければならないみたい。

さらにミーガンは、これが職場で起こっていることと明記していました。

これがドラマ打ち切りの原因かどうかは分かりませんが、どうやら2人の間に確執があったことは確かなようですね。

『セックス・アンド・ザ・シティ』

サラ・ジェシカ・パーカー＆キム・キャトラル

Sarah Jessica Parker and Kim Cattral during Filming "Sex and the City" on March 15, 2001 at Streets of New York in New York City, New York, United States. (Photo by Tom Kingston/WireImage)

ニューヨークに住む独身女性4人のリアルな恋愛事情や友情などを描いた大人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』。キャリアと恋愛に揺れる女性のバイブル的な作品。

劇場版3の話が立ち消えて悲しんでいるところへ、HBOで続編の制作が決定！

続編『Just Like That...』では、新型コロナウイルスもストーリーに組み込まれるのだとか。

しかし…

続編は、サマンサ（キム・キャトラル）不在となるようです。

以前から、キャリー役のサラ・ジェシカ・パーカーと、サマンサ役のキム・キャトラルのメインキャスト2人の確執が噂されてきました。

2人の間にできた溝の原因はなんだったのでしょうか？

ドラマのヒットを受けてサラ・ジェシカがエグゼクティブ・プロデューサーに昇格し、ギャラが大幅にアップしたことを機に、自らのギャラアップ（1話35万ドルから100万ドル）を要求したことが、不仲の始まりと言われています。

以来、サラ・ジェシカを含めた3人のメインキャストと、キムの間に溝ができたのだとか。

NEW YORK - DECEMBER 14: Actors Kim Cattrall and Sarah Jessica Parker attend the premiere of 'Did You Hear About the Morgans?' after party at The Oak Room on December 14, 2009 in New York City. (Photo by Bryan Bedder/Getty Images)

ふたりの不仲説や、劇場版3の制作がキャンセルになったのはキムとの交渉が長引いたため、とゴシップ誌で噂されるのに対しサラ・ジェシカは、

『私とキムを不仲にしたい人がいるのは知っているけど、私は本当に彼女のことが好きなの。彼女なしでは映画を作ることはできない』

と、不仲説を否定。ギャラ問題についても問題提起をしてくれたキムに感謝しているとコメント。
キムも、不仲説はくだらないゴシップに過ぎないとバッサリ切り捨てました。

ところが…！2018年に、弟を亡くしたキムにサラ・ジェシカがインスタグラム上でお悔やみの言葉を送ったところ、キムが驚きの返答をしたのです。

（訳）
”この辛いときにあなたの愛もサポートもいらないわ。”

”母が今日私に聞いたの。『このサラ・ジェシカ・パーカーっていう偽善者は、いつになったらあなたをそっとしておいてくれるの？』って。

あなたがいつまでも私に連絡してくると思い出すのよ。あなたが今も昔もどんなに酷い人かってことを。（もしまだわかっていないのなら）はっきりさせておくわ。あなたは私の家族じゃない。私の友達でもない。

だから最後にもう一度だけ言うけど、あなたがいい子キャラを取り戻すために私たちの不幸な出来事を利用するのはやめて。”


ついに爆発。これで、サラ・ジェシカとキムの不仲決定です。

なににせよ、SATCファンとしては、続編がサマンサ抜きになるのは寂しいですね。