Model22R Leopald制作記 その4


じゃーん
終わりが見えてきました。自画自賛になっちゃいますが、世界でも五本の指に入るほど美しいスリングライフルになると思います。



マガジンの機構は今までで一番の傑作です。

この美しさ!

前回の記事からの変更点が分かるでしょうか?

ビフォー


アフター
実はフォロアーやバネの位置が全て変更されています。


以前はマガジンボトムにフォロアー基部を設けていましたが、これだとボトムを開く際の回転運動によってフォロアーの支点がマガジン側にずれます。そのためこんな形のフォロアーを使わねばなりませんでした。

こんな形にしないとマガジン内壁に引っかかって詰まるのです。
しかし、これだと押し上げ部分が細すぎて最終弾を上手く押し上げられないのです。

・ボトムを開くのと同時にフォロアーを抜く
・フォロアーの機構は前回のまま(弾の下にフォロアーとバネを配置しない)
・シンプルな機構
・マガジン(後部連結プレート)の形状を変えない
この条件を満たす答えが、フォロアーとボトムを分離し、押しバネ兼引きバネで繋ぐことでした。
フォロアーの支点はマガジン上部に配置しなければ押し上げ部分が前回のように細くなり、ボトムと一体にすればどんな位置でも開閉時に支点が動いて前回の二の舞を踏むことになります。


これを見事に解決する素晴らしい案だと思います。
いつもはこんなに自画自賛しないのですが今回はさせてください。動きと機構が一切無駄なく美しくてかなり舞い上がってます。
開閉するマガジンボトムにトリガーガードを取り付けたことにより、トリガーガード後端をキッチリ閉じることができるようになったのも良いですね。普通なら機関部を後ろに引き抜くためにトリガーガードに不恰好な隙間を設けるのですが、今回は心置きなく閉じることができます




で、こっから悪いこと。
コッキングハンドル(前回までコッキングレバーと書いてたやつ)が使えるようになったのでゴム掛けて引いてみました。

結果は惨敗。
テーパー掛けてない平ゴム2本で「これぐらいなら楽にいけるだろ」と先台握って引いたのですが、引ききれません。
ストックを腹にあてて引けばいけましたが、私が思っていた「ガッチャン バン」っていうテンポより大幅に遅かったです。「ぐい〜〜〜〜〜〜 スチャ バン」みたいな。
……こんなので平ゴム4本なんて引けるはずありません。早々に鐙を取り付け、ハンドルを外しました。
こいつのような単純にスライドするタイプの牽引装置で重いゴムを引くのは筋肉ダルマじゃないと無理ですね。パンピーは素直に鐙を使いましょう。それかテコの原理を使ってだんだんコッキングが軽くなる装置ですかね(次作案)


しかし、軽いゴムの設定(テーパー平ゴム2本 引き伸ばし4倍程度)なら体勢をあまり変えずに撃てる装置として使えそうです。パワー無くても全く問題ない、近距離で標的用紙や缶を撃つだけのライフルには使えるでしょうね。つまりレオパルドよりもModel17コメットに合った装置ってことです。
ん〜このパワー重視の考え方を捨てないとアサルトライフルのような革新的な物は作れそうにないですね……
しかしレオパルドはあくまで狩猟用として作っているので、どうしてもパワーが必要なのです。(実際に狩猟するとは言ってない)
「どんな体勢でも引けるようにコッキング装置を作る」みたいなこと言いってましたが、レオパルドはフレームが短いので座射でも十分楽にゴム引くことが出来ました。それならコッキング装置いらないんじゃないかな? 伏射? しなきゃいい。
座射で引けるってことは依託射撃するとき椅子に座ったままで引けるってことです。伏射よりレストに依託しての射撃のほうが精度いいしいろいろ楽ですから、あえて伏射するメリットはないでしょう。
戦場じゃないんだから頭上げてたら撃たれるなんてことありませんしね。



あと、装弾数5+1発の予定だったんですけど、4+1発になりました。無理すりゃ5発入りますけど色々痛めそうです。
やっぱ一袋=1マガジン=4発って考え方でいきましょ。




★進捗状況

機関部 完成
フレーム 完成
ヨーク 完成
前部連結プレート 完成
後部連結プレート 完成
マガジン 完成
コッキングレバー 完成のちオミット
給弾機構 完成
ストック 表面加工のみ
サイト リアサイト基部着工
弾受け止め まだ

  • a

    マガジンの機構すげえええ!!!

  • a

    マガジンの機構すげえええ!!!

  • a

    マガジンの機構すげえええ!!!

コメントを書く

Model22R Leopald制作記 その4

プロフィール
注目記事