こんにちは、ヘリウムです。
この小説は、友達がラノベ書いてたので便乗して書いたものです。
…それだけです。
エピソード2、お楽しみください。
浮いている。
いや、落ちている。
と言っても、ふんわりと、空気に支えられているかのように。
そして、ふんわりとした地面に触れる。
静かで、でも音はする。
子鳥のさえずりが聞こえる。木の葉が風で揺れている音もする。
…ここは、どこだ?
目を開けると、空が見えた。
水色の、すがすがしい空。真っ白な雲。
起き上がれば、木が見えた。
ほんの少し、葉が揺れていた。
そして、地面には、芝生が生えていた。
ふんわりと体を包み込んでいた、芝生だ。
…
「はぁ!?」
思わず声を出してしまった。
さっきまで、温かい雰囲気だったが、そんなこと思ってる場合じゃない。
今、見た事も無い場所にいるのだ。
「…異世界転生…?」
思わず出した言葉が、今の状況にすっぽりはまってしまった。
「…まさか…白井と話してた…異世界転生…?」
フィクションでしかなかったものが、現実に、今、起きてしまっている。
「……俺、死んだんだよな…?」
崖から落ちた時の記憶を思い出す。
その時の恐怖、焦りが、今も伝わってくる。
見た感じでは、体はは前のまま高校二年生だ。服は私服。しかし何も持っていない。
「…俺、これからどうすればいいんだ…?」
自分も、ライトノベルで異世界転生の小説は読んだことがある。だけど、いざこんな風になっても、何をしていいかわからない。
「…」
途方に暮れて呆然と立つ俺に、何かが近づいてきた。
…スライムだ。
本当に、ドラ●ンクエストに出てきそうな、スライムだ。
このスライムを見て、確信した。
ここは異世界だ。
俺は異世界転生して、少なくともスライムがいる異世界に来てしまったのだ。
これは認めざるを得ないことだった。
とりあえず、このスライムと戦おうかと考えた。しかし、まだ恐らくレベルは低いし、このスライムのステータスもわからない。
しかし、そんなことを考えている間に、スライムがこっちへ突撃してきた。
「うわっ!?」
脳内にBGMが流れる。戦闘が始まってしまったようだ。
どうしていいか分からないが、とりあえず戦闘らしいので、思いっきりスライムを殴ってみた。
46!
数字が見えた。恐らくスライムへのダメージだろう。
スライムのHPはゲージだが、HPはほとんどなかった。恐らくスライムの元HPは50ほどだろう。
「なんだ、楽勝じゃ──」
一瞬、何が起こったか分からなかった。
気づけば俺は、最初に異世界に来た時の芝生の上にいた。
「…俺、スライムに倒された…?」
この出来事が、この異世界の原理の発端だとは、俺はまだ気づいていなかったのである。
はい。ヘリウムです。
エピソードは1000文字ぐらいが1エピソードどなっています。
理由は…まぁ適当です。
…それだけです。
ありがとうございました。
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