ゴルバチョフ氏は言う。当局への批判、自分の考えを自由に言えて、国民は真実を知る権利がある。

ネットのTBSニュースに、ゴルバチョフ氏とのインタビューが載っている。
なかなか、意味あることが載っているし、読みやすい。
書き手のJNNモスクワ支局長 大野慎二郎氏の日本語がシンプルで読みやすく、インタビュー内容がよく伝わる。

この記事では、”90歳になるゴルバチョフ氏は、新型コロナウイルス感染予防のため、医療施設で隔離生活を送っていて、面会は禁じられています。”と書かれているが、ここが少し気になる。本人が望んでそうしているのだろうか?
ゴルバチョフ氏は、もっと、自由に話して、書いてほしいと思う。



ゴルバチョフ氏は、以下のように言っていると、大野氏は書いている。ニュース記事は青字


インタビューの全文は以下の通りです。

※()内は補足説明。

■ノーベル平和賞ムラトフ氏は「本物のファイター」

ーーソ連崩壊30年となる節目の年に、あなたが支援に携わった「ノーバヤ・ガゼータ」の編集長ムラトフ氏がノーベル平和賞に選ばれたことをどう受け止めていますか。ロシアでは現在、独立系メディアの活動が制限され、野党が自由に選挙に参加できないなど、あなたが進めた「ペレストロイカ(政治体制改革)」や「グラスノスチ(情報公開)」に逆行するかのような動きが目立っています。コロナ禍が強権的な政治に拍車をかけたとも指摘されていますが、これからのロシアに真の民主主義が根付くのでしょうか?

ですから、私はムラトフ氏とともに11月18日、「メモリアル(=ロシアの人権団体でソ連時代のKGBによる人権侵害・抑圧など調査、スパイを意味する「外国の代理人」に指定されている)」を解散させようとする動きに抗議するため、ノーベル平和賞受賞者同士として初の共同声明を発表しました。「メモリアル」は、抑圧の時代に殺害され、負傷した何十万人もの人たちに関する歴史的記憶を掘り起こし、現在や将来に二度と起きないようにすることを目的としています。「メモリアル」の活動を続けることは、社会と国の利益に一致します。
・・・・・・・

■ロシアの未来は1つ、民主主義だ

私を批判する人や、時代の本質を理解していない人は、ソ連崩壊がペレストロイカの最終的な結果だと、今も主張し続けていますが、決してそうではありません。勿論、間違いもありましたが、ペレストロイカは大きな成果を収めました。冷戦の終結、核武装解除に関する前例のない合意、さらに言論の自由、集会、宗教、国を離れる自由、政権選択が可能な選挙、複数政党制など、国民が獲得した権利と自由です。最も重要なことは、改革が後戻りできないところまで進めることができたということです。

・・・・・
近年起きている信頼の崩壊は、致命的で取り返しがつかないものだとは思いません。挫折や失敗、過ちの一種だと考えています。過ちであれば修正できます。過ちを正すには、時間、忍耐、常識、交渉など多くのことが必要になるでしょう。しかし、最も重要なのは、我々は同じ地球に暮らし、将来の世代に対し、この壊れやすい惑星の運命に責任を持っていることを理解すべきです。

引用おわり



民主主義をつらぬくことは難しい。
米国の大統領選を見れば、その難しさがわかる。
大統領その人が、選挙で不正があったと、米国民にメッセージを出す時代だから。
社会の差別が人々の不安をあおり、政治的判断を狂わせる。
経済格差から、米国民は若くして社会キャリアからドロップアウトしてしまう社会らしい。

香港も、政治抗議ができない仕組みが進んでいる。
中国は、中華思想をすごい勢いで拡大させている。
人々は、公に言ってはいけない”言いたい事”を多く抱えていると思う。


日本は、なんでも言える社会ではあるものの、現実には多くの制約下で人々は生きている。
明らかにしないでおいた方が、社会のとってハッピーというのがある。
赤城ファイル訴訟もそうしたものであるのだろう。
犯人探しをしても意味が無いと感じている人が多い。
事件関係者は、誰かから指示されるのではなく、皆それぞれに考えて協力しあう。皆、何も言わない。

こうした状況について、人々の意見は割れると思うが、関係者が置かれている立場が影響するのは当然だ。
自由日本においても、人々には生活やキャリアがかかっているから、なんでも自由にしゃべれるわけではない。
どうするかは、その人の自由意思であることが保障されている。これもまた、民主主義であると思う。



STAP事件も隠された事の多い事件であった。
真実はわからない。
しかし、問題はある。

武田先生は、
以前から「犯人は理研である」
と表現した。
なかなか巧みな問題提起であると思う。
問題提起はすべき、しかし、個人的な犯人探しはしないという武田先生のメッセージであろう。

学者といわれる人がこんなデタラメを吐くのだから、どこの世界にもデタラメ人はいる。ここに書き込む人も同類だ。


>当方は論文は撤回されたので論文に書かれた実験事実とやらはなかったと判断し、またSTAP幹細胞がすべてES細胞由来であったという桂調査委員会報告書を信頼し、STAP細胞なる細胞はなかったと判断しております。

澪標さん、上記は日本語としておかしいですよね。STAP幹細胞がESだと言う話と、STAP実験はやられてないとは関係ないですよね。どうしてこうしたあからさまな印象操作をするサイトに、真実を書くべき!などと、澪標さんは書き込めるのでしょう?科学はわからないと言いますか?
小保方氏がGRASに持ち込んだ時期は、すでに本実験は終了し、小保方氏は、ストックサンプルの一部を持ち込んだであろうの学とみ子の説明にたいする澪標さんのお返事もまだですけど。
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