オミクロン株濃厚接触者、東京に約2300人 宿泊施設入所は600人
2021年12月24日 06時30分 毎日新聞
2021年12月24日 06時30分 毎日新聞
2021年12月23日 20時37分 毎日新聞
国立感染症研究所で分離に成功した新型コロナウイルスのオミクロン株の電子顕微鏡写真=国立感染症研究所提供
東京都は23日、空港検疫で新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」への感染が確認された人や変異株PCR検査で疑い例とされた人の濃厚接触者が22日時点で計約2300人に上ることを明らかにした。20日時点では計約1500人だった。東京、千葉、神奈川、埼玉の4都県知事は23日、保健所に過度な負担が生じないよう対策を求める共同要望を政府に提出した。
国はオミクロン株の濃厚接触者について宿泊療養施設入所を求めているが、約2300人のうち宿泊施設への入所者(予定者含む)は約600人にとどまる。入所勧奨や検査対応などで保健所の負担が増えている点を踏まえ、4都県知事は23日に開催したテレビ会議で、感染拡大時の濃厚接触者の対応方法を明確にすることや、保健所の負担軽減策を求める国への共同要望を取りまとめた。
会議で、千葉県の熊谷俊人知事は、同県内の濃厚接触者が22日時点で約500人に上っていることを明らかにし、「(大阪などで)市中感染が確認されたことを踏まえ、水際対策に全てを振り切った対応から切り替える時期の検討を急いでほしい」と国に求めた。【黒川晋史、竹内麻子】
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