昨日のぞろ目
>無題Nameとしあき 21/12/23(木)01:28:20No.16877822+
>ゾロ目ならアツェレイをショタ化＋ノーパンミニスカメイドの衣装で拘束してディエチの前に放置する
ラスレス
>無題Nameとしあき 21/12/23(木)01:29:59No.16877831+
>ラスレスならダルキアン卿の衣装がミニスカポリスになる

ナカジマジムに所属する選手達は今日もいつも通り練習に励んでいる
しかしその中にフーカの姿はない
　（....ｶｰﾝ!）
　「はい、いったん休憩～」
アルバイトの1人でありマネージャーを兼任しているユミナの号令で皆が手を止める
そんな中ヴィヴィオがふと声をもらしたのだ
　「フーカさんの予選終わった頃かなぁ？」
　「時間的にはそろそろだよね？」
今日はフーカのウインターカップ予選が行われる日だった
格闘家としてのデビュー戦でもあり皆色々と心配していたのである
　「大丈夫、フーカさんいっぱい練習したんだもの」
だがこの中にいるメンバーでフーカが負けると思っている者は誰もいない
皆がフーカの努力を分かっていたからだ

エリオとフーカと組み合わせ＜戦う相手＞

　「皆さん、お疲れ様です」
　「みんなただいまー」
そんな事を話していると当の本人が帰ってきたのである
隣にはナカジマジムの技術顧問になったミカヤも一緒だ
丁度練習の手を止めていた皆がフーカのもとに集まってくる
　「フーカさん予選どうでした？」
　「勝ちましたよね？」
負けると思ってはいないものの本人の口から聞くまでは不安なのか
全員静かにフーカの報告を待っていると…
　「おかげさまで1位通過となりました」
　「「「やったー！」」」
まるで自分の事の様に喜ぶヴィヴィオ達
そんな中師匠であるアインハルトも嬉しそうにしている
弟子の門出が最良のものとなった事は師匠としても喜ばしい
そして次に確認すべき事がありノーヴェとアツェレイが選手ジムの方に現れた

　00「よし、じゃあみんな集合だ
　　　フーカの予選突破も終わってミーティングするぞ」
　　「「「「「押忍！」」」」」
アツェレイは集まった皆の前に手際よくディスプレイを表示させる
そこには予選を突破し本選に参加するメンバーの一覧が表示されていた
　　「これって…」
　00「あぁ、トーナメントの組み合わせ結果だ
　　　予選が終わって丁度こっちに送られてきたんだが」
　　「出場選手は40名、トーナメントはA～Dまでの4ブロックに分けられる」
ディスプレイに表示された参加者一覧が次にトーナメントの表記に変わる
そこには4つのブロックごとに分かれており各選手に焦点が当たると
　　「ヴィヴィオ、Aブロック第1試合
　　　アインハルト、Dブロックラスト、1回戦のファイナルである第4試合
　　　フーカはBブロック第2試合
　　　そしてミウラは…」

　　「Aブロックプライムマッチ、ABブロックのラストに行われる
　　　その対戦相手は……リンネ・ベルリネッタだ」
ミウラの相手が表示された瞬間数名の顔つきが変わった
全40人の参加選手の中でいきなりリンネと対戦する
それはくじ運が良いのか、それとも悪いのか
　00「ヴィヴィオが勝ち進む事を前提とした場合
　　　ミウラとリンネの勝者が次にヴィヴィオと戦う事になる
　　　フーカがBブロックを勝ち抜けばその3人の誰かと対戦
　　　アインハルトが勝ち抜けばその誰かと対戦する事になるな」
ナカジマジムの殆どはABブロックに固まっている
アインハルトは決勝戦までナカジマジムの誰ともぶつからないが
　　「どうやらワシはこの大会でリンネと戦う機会はなさそうですね
　　　きっとミウさんが倒してしまうでしょうし」
フーカが格闘技を始めたきっかけ、それはリンネという存在だった
フーカが格闘技の公式の場でリンネと戦い、そして勝つ事を目標にしてきたのだ

だがフーカがリンネと戦うにはミウラとヴィヴィオ
この2人を相手にリンネが勝ち抜かねばならない
リンネの強さはフーカも知っている
しかしミウラとヴィヴィオがどれくらい強いのかも嫌と言う程知っていた
だからこそなのだろう
　　「ではこうしたらどうですか？」
　　「え？」
　　「リンネ選手と戦って…ボクが勝てたら
　　　リンネ選手とフーカさんの試合をウインターカップの後に組んでもらう
　　　いいですよね！会長！」
ジムに所属する選手が他ジムの選手と交流試合の形で試合をするのは珍しくない
それでも相手はワールドランク1位のリンネだ
そして専属コーチのジルもこの提案に承諾するかは不確定でもある
　00「いいんじゃないか？」
　　「兄さん？」

　00「以前リンネ…というかジルは俺に挑戦してきた事があるんだ
　　　なら今度はこっちからリンネに挑戦するくらいいいだろ
　　　そうジル相手にナカジマ会長は交渉してみて下さい」
　　「確かにな…アツェレイ直々のご指名ならジルも断りにくくなるだろう
　　　それにしてもお前交渉術がえげつないぞ」
　00「別に？今あるものを最大限利用するのは当然の事ですよ」
シレッと言い放つアツェレイを見てヴィヴィオ達も困惑気味だ
だがこれでフーカとリンネの試合も現実味を帯びてきたのも事実
　00「これからは本選に向けて準備していくぞ
　　　特にフーカは気合入れてけ」
　　「押忍！」
言われるまでもなくフーカは気合が漲っている
リンネと試合出来る可能性が出てきた事もありその気合はいつも以上だった

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