【北風と太陽】何物でもないショボイやつが太陽を目指すと詰む

人生のかじ取りを間違えたら待ちぼうけで消耗するだけ。
そんなミスをしないための俺的心得です。

世の中は「北風と太陽の話で言うところの太陽になろう」みたいな
アドバイスで溢れかえっています。

・相手の考えを大切にする
・人が喜ぶことをする
・黙って人の話を聞く
・役に立つ人間になる
・人が嫌がることをしない

「仕事で成功するためには、太陽のような人間になるべき」
「人から好かれるためには、太陽の~」
こんなんウソです。
仕事だろうが個人的な関係だろうが、こんなんウソです。

いや本当なのかもしれませんが、
それは「少なからぬ影響力を既に手にしている人間」
あるいは「少なからぬ業績を既に達成している企業」が取るべき戦略です。
あるいは類稀なる才覚に恵まれた人がそうするか。

才覚もなく、
特に誰から好かれているわけでない人や
特に芳しい実績も持たぬ無名企業、
すなわち「何物でもないショボイやつ」が太陽になろうとしても
そのまま誰からも見向きもされず死を待つのみです。

ショボイやつは、
とにかく北風のようにビュービュー攻めなきゃ、
まず自分の存在を知ってもらうことができません。
誰でもそうだと思いますが、知らん人に対しては「好き」も「嫌い」もないはずです。
ジッと待ってるアホ太陽は誰にも知られず、
誰からも好かれも嫌われもせず、ただ干からびていくのがオチです。

ところで、このようなあからさまなウソアドバイスが席巻しているか?
それは、
「それっぽい」
「そういうアドバイスの方が売れやすい」
「聞いてる方も耳障りが良い」
「聞いてる人間が今すぐ行動を起こす必要がなく、聞いてるだけでデキる気になる」
「正論でいいのなら誰でも思いつく(アドバイス文言が低コストで生産可能)」
「北風になれ!的な表現は社会的な悪という批判を招く ※発信者が有名である場合のみ」
といったところに理由があります。
誰でも簡単に言えて、聞く方は気持ちいい、だから流行るんです。
実用的かどうかは二の次です。
世に溢れるアドバイスなんてそんなもんです。

待ちぼうけで消耗して
あなたの貴重な命が失われるぐらいなら、
多少ならたとえ嫌われたっていいじゃないですか。
一緒にビュービュー吹きまくる北風君になりましょう。
という提案でした。

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