旺文社世界史事典 三訂版「冷たい戦争」の解説
冷たい戦争
つめたいせんそう
cold war
公然たる武力衝突(hot war)の一歩手前の状態に対して用いられる。1947年にトルーマン−ドクトリンとマーシャル−プランが発表されてから,急速に世界は東西両勢力の対立状態へと進んだ。当時,国連原子力委員会のアメリカ代表バルークがこの語を用い,つづいて外交評論家ウォルター=リップマンが評論の題目に用いたことから一般化した。こうした東西冷戦は,1989年末の米・ソ首脳によるマルタ会談で終結を宣言された。
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